TVアニメ『TIGER & BUNNY』の最終回上映イベント“TIGER & BUNNY ~ありがとう! そして、ありがとう!!~”イベントレポート

By, 2011年9月30日



大人気を博したTVアニメ『TIGER & BUNNY』の、最終回が9月17日に放映となり、その上映オールナイトイベント“TIGER & BUNNY ~ありがとう! そして、ありがとう!!~”が東京・新宿バルト9ほか、全国44館85スクリーンにてライブビューイングが行われた。
地域によっては台風に見舞われた悪天候のところもあったとのことだが、全国合わせて2万3千人を越えるファンが集まった。
最終回第25話の上映時にはスクリーンの大画面で鮮明な映像を堪能、そしてTwitter同時表示でつぶやきも開放され、全国のファンが最終回を迎えた作品への思いを分かち合った一夜となった。


イベント開始前には平田広明さん演じるワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹と遊佐浩二さん演じるユーリ・ペトロフによって前説が行われ、司会の尾崎雅之エグゼクティブプロデューサーが登場、そしてワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)役の平田広明さん、ルナティック(ユーリ・ペトロフ)役の遊佐浩二さんが登壇。


Blu-ray第2巻 発売記念イベントと同様にピンクのウサギのぬいぐるみを抱えて登場した平田さんは「『TIGER & BUNNY』のまつ毛が短い方、虎徹です!」と、24話に関連する挨拶。遊佐さんは「前半より後半の方が出番が少なかった、ユーリ・ペトロフ役の遊佐浩二です」とそれぞれ挨拶し、イベント一言目から大いに全国のファンを沸かせた。
最終回を迎える作品への思いや、これまでの話数の中から印象に残っているエピソードなどを語り合った後は、バーナビー・ブルックス Jr.役の森田成一さんからのビデオメッセージが上映された。この後に控えるBS11の放送(#24「Nothing ventured, nothing gained.(虎穴に入らずんば虎子を得ず)」)に合わせ、巻きで進行する登壇者に対し、ビデオメッセージということでフリーダムに時間を使う森田さんのビデオメッセージは6分弱に及び、登壇者からは「長ぇよ!」と当然のツッコミが入り、会場からは大きな笑いが起きていた。

ビデオメッセージを贈ってくれた森田さんへ「“ありがとう! そして、ありがとう!!”ですね」とコメントした尾崎プロデューサーに、ここで「そのセリフ、私が言いたかったのに!」と抗議し、セリフの本来の持ち主であるスカイハイ役の井上剛さんがサプライズ登場!
前回のイベントと同じくオイシイところを持っていく特別出演の井上さんは「後半にいくにつれてやらかしちゃった、スカイハイ役の井上剛です!」と会場を笑わせ、平田さんからは「またこの登場か!」と悔しげな声が上がっていたが、会場からは大歓声があがった。

印象に残っている話数を尋ねられた井上さんは、自身の演じるキャラクターがメインとなった#15「The sky’s the limit…(限界は空高くに…)」を挙げ、さらに#5「Go for broke!(当たって砕けろ!)」についても、そこから自身のキャラクターのアドリブが始まったということで、お気に入りに挙げていた。


そのほかにも、作品にちなんでヒーローにまつわるエピソードなどが語られ、いよいよBS11の#24放送時間が迫り、最後に3人からメッセージが贈られた。

井上さん:キャスト全員が思い入れをもってやらせていただいた作品です。自分たちが観ていてもすごく面白いと思っているものを、たくさんの方が同じように面白く思っていただいて、盛り上げていただいていることに感謝しています。今日は最終回ですが、最後まで楽しんでいって下さい。

遊佐さん:オリジナル作品ということで先の展開を僕らも知らないまま演じさせていただいて、作り手の熱意を感じながら、僕らも負けないように頑張って演じさせていただきました。それが伝わったからこそ、こんな遅い時間にたくさんの方々がいらっしゃるんだと思います。これからも色んなことで応援して下さればと思いますので、これからも作品に関わっていきたいです!

平田さん:本当にあっという間で、駆け抜けてきた感じがします。最初にお話をいただいて監督とお会いした時、すごく熱意があって「この作品はいくだろう」と感じていたんですが、ここまでのものになるとは正直思っていませんでした。全国44か所、2万3千人の皆さんと一緒に最終回を楽しめるということに、とても興奮しています。本当に皆さんに背中を押してもらってここまできました。最後まで盛り上がっていきましょう!

#24の上映後、ライブビューイング会場では平田さんと遊佐さんによるスペシャルVTRが上映され、続いては作品を支えたスタッフによるトークが展開された。
さとうけいいち監督、シリーズ構成・脚本の西田征史氏、キャラクター原案・ヒーローデザインの桂正和氏、サンライズから尾崎雅之エグゼクティブプロデューサーと田村一彦プロデューサー、バンダイビジュアルの松井千夏プロデューサーが登壇し、作品が生まれた経緯が語られたほか、事前にTwitterにて募集されたスタッフ陣への質問への回答などが行われた。

全国揃ってのカウントダウンの後、いよいよ最終話、#25「Eternal immortality.(永久不滅)」の上映が開始されると、スクリーン右側にはTwitterの「#tigerbunny」タグのタイムラインが表示され、MBSやUSTREAMで視聴中のファンも含め、多くのコメントが書きこまれた。
最終回上映が終わり、感慨に浸る会場に、「NEXT PROJECT」が発表された。プロジェクトの第1弾として、「『TIGER & BUNNY』 HERO AWARDS 2011」と銘打ったイベントが2011年11月13日、神奈川県民ホールにて行われるとの情報に、会場からは大歓声が上がった。

その後は#3「Many a true word spoken in jest.(嘘から出た真実)」、#5「Go for broke!(当たって砕けろ!)」、#15「The sky’s the limit…(限界は空高くに…)」、#21「Heaven helps those who help themselves.(天は自ら助くる者を助く)」、#25「Eternal immortality.(永久不滅)」)のセレクション上映が行われ、集まったファンは眠気を吹き飛ばす作品の人気話数と、Twitterのタイムラインなしでの最終話のスクリーン上映を堪能した。
上映の最後には、平田さんと森田さんから、朝までイベントを乗り越えたファンへ向けてメッセージが贈られ、最終回上映イベントは幕を閉じた。

なお、番組は再放送が決定しており、TOKYO MXは10月4日より毎週火曜日23:00~23:30にて、BS11では10月7日より毎週金曜日18:30~19:00に放映されるとのことなので、見逃してしまっていた人、そしてもう一度作品を堪能したいファンは、是非チェックしてほしい。

 

<Text/内田 希>

<インフォメーション>
☆イベント情報
「TIGER & BUNNY」 HERO AWARDS 2011

開催日時
2011年11月13日(日)
「TIGER & BUNNY」 HERO AWARDS 2011(DAY)
開場13:30/開演14:00/終演予定16:30

「TIGER & BUNNY」 HERO AWARDS 2011(NIGHT)
開場18:00/開演18:30/終演予定21:00

会場:神奈川県民ホール

出演キャスト(予定):
平田広明(ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹役)
森田成一(バーナビー・ブルックスJr.)
寿美菜子(ブルーローズ/カリーナ・ライル)
楠大典(ロックバイソン/アントニオ・ロペス)
伊瀬茉莉也(ドラゴンキッド/ホァン・パオリン)
井上剛(スカイハイ/キース・グッドマン)
岡本信彦(折紙サイクロン/イワン・カレリン)
遊佐浩二(ルナティック/ユーリ・ペトロフ)

出演アーティスト(予定):
UNISON SQUARE GARDEN
藍坊主
NOVELS
珠妃

チケット一般発売 10月8日(土)10:00〜
※チケットの購入はこちらから!(イープラス)
http://eplus.jp/tigerandbunny1113/

(C) SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS

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