【プレゼントあり】「素晴らしいクリエイター陣に曲を作っていただけて幸せです!」デビューシングル「サプライズ」をリリースする中島 怜 インタビュー

By, 2023年7月19日



2022年に開催された、アニメーション音楽の制作を行なうフライングドッグが主催するオーディション「犬コン!」。声優・歌手・シンガーソングライター部門で見事グランプリを受賞した中島 怜(なかしまれい)のデビューシングルが7月19日(水)リリース! タイトルチューンの「サプライズ」は現在放送中のテレビアニメ『シュガーアップル・フェアリーテイル』第2クールのオープニングテーマに起用されている。また、カップリングナンバーの「はじまる」も、自身が作詞を担当した注目曲となっている。
華々しいデビューを飾った中島怜さんに自己紹介と収録楽曲の紹介、さらに曲作りについてもお伺いした。

―まずは、怜さんの「音楽との出会い」についてお話いただけますか?

中島 怜さん(以下、中島):小学校1年生~6年生までピアノを習っていたのですが、弾いていて、どうもピンとこなかったんです……。両親は「音楽に対する感覚を養うため」という意図でピアノ教室に通わせてくれたらしいのですが、家ではほとんど練習していませんでした(笑)

―英才教育……とはちょっと違ったみたいですね。

中島:そうですね(笑)
ちなみに両親が共働きだったので、アニメを観る時間はたくさんあったんです。それが音楽との出会いだった気がします。母もアニメ好きで、私が『カードキャプターさくら』が好きになった理由は、母がCLAMP先生のファンだったことが大きいと思います。
『カードキャプターさくら』ととももに、「音楽をはじめてみたい」、と思ったきっかけとなった作品は『けいおん!』です。アニメを観て、ギターを弾いたり、曲を作ってみたいと思うようになりました。

―そこから歌手を目指すようになったんですね。

中島:はい! 私は、たまたま音楽に力を入れている中学校に通っておりまして、聖歌隊もあったんです。周りから「厳しい」と言われている音楽の先生から、歌をほめてもらえたのがうれしくて。
その後、高校2年生になってからボイトレの先生に師事するようになり、本格的に音楽の道を目指すようになりました。

―「犬コン!」まで、あまり時間がなかったのでは?

中島:実はボイトレを始めてから1年足らずで受けることになりまして……。記念受験に近い感覚で受けました(笑)
まさかグランプリを受賞できるとは思っていなかったので、本当にびっくりしています。
オーディションでは映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌「愛・おぼえていますか」を歌ったのですが、レコーディングブースで初めて大きなヘッドホンを付けたんです。ヘッドホンがすごくフィットして、まるで空を飛んでいるような気持ちになりまして。そしたら、Bメロの歌詞を思いっきり間違えてしまい、思わず笑ってしまって……。私、何かあるとすぐに笑ってしまうタチなんです。その後はなんとかリカバリーできたと思うのですが「これはもう落ちたな」と思いました。

―それ以外に、面接もあったそうですね。

中島:そうなんです。歌唱審査の後で面接部屋に入ったら、フライングドッグのスタッフの方々がズラっと並んでいて。「プレッシャーで泣いてしまったら、そこで終わりだ」と必死でした。
無我夢中で話し、気づいたら私がいかに『カードキャプターさくら』を好きなのかを熱弁していたんです(笑)
それが奏功したのかはわかりませんが、後日「合格しました」というメールをいただけて、本当にうれしかったですね。

―デビュー曲「サプライズ」を最初に聴いたときの感想をお願いします。

中島:ちょうど家族で出かけているときに音源が届いたので、車の中でBluetoothをつないでこの曲を歌えて幸せだなと思いながら聴いたのを覚えています。岩里祐穂さんが書かれた歌詞はただ明るいだけでなく、とても繊細なんです。岩里さんが作詞されている曲はこれまでたくさん聴いてきましたが、いつも感動していました。まさか私の曲に詞をつけてくださるとは思ってもみなかったので、すごく光栄でした!

―『シュガーアップル・フェアリーテイル』はご覧になっていますか?

中島:はい! 「サプライズ」の歌詞は主人公のアンの心情にとても重なると思いました。楽しみな気持ちにも不安な気持ちにもとれる、絶妙な歌詞なんです。「私が歌うことで、物語を彩ることができるんだ」とうれしくなりました。私の曲とともに展開する今後の物語がすごく楽しみです。

―レコーディングしてみていかがでしたか?

中島:先ほど私が感じたとおり、岩里さんから「楽しいこと以外に、不安も切なさもこもった歌詞だよ」とメッセージをいただいたのですが、どうしても「悲しさ」のほうに引っ張られてしまって……。感情の出し方が難しかったですね。
また、慣れないレコーディングですごく緊張していたのを覚えています。……あ、「『緊張してます』という言葉はなるべく使わないように、と福田(正夫)プロデューサーに言われてしまって(苦笑)
ちなみに、緊張の代わりに「難しい」という言葉を多用するようになったら「それも控えようか?」と優しく言われました(笑)
どうしてもうまく歌えずに困っていたところ、福田さんが「(レコーディングブースを)一度カラオケルームみたいにしてみよう」と提案してくださり、椅子に座りながら歌うことになったんです。そしたら気持ちが楽になって、声が出るようになりました! アレンジを担当してくださったh-wonderさんも現場で盛り上げてくださって、すごくうれしかったです。作曲担当の前口ワタルさんとはまだお会いできていないのですが、いつか直接「素晴らしい曲を作っていただき、ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えたいですね。

―MusicVideoの撮影時のエピソードを教えてください。

中島:家のなかから玄関を出るところまで、いわゆる「ワンシーンワンカット」という撮影法をしているんです。編集で映像をつなぐことができず、1度でもミスをしたら頭からやり直しになるので、大変でした……。
でも、監督さんが「自然体でやってくれたらいいよ」とおっしゃってくださったので、なんとか撮り終えることができました。

―見どころも教えていただけますか?

中島:亀が登場するシーンです。昔、学校で亀を飼っていたのですが、そのころから大好きで。撮影前の打ち合わせでそのことを話していたら、映像監督さんがアイデアを取り入れてくださいました! 最後に撮ったシーンということもあり、すごく印象に残っています。
ほかにも、私が大好きな「羽根」や、未来感あふれるイラストが映像に乗っていて、すごく賑やかなんですよね。言葉では伝わり切らないと思うので、ぜひご覧いただきたいです!

―カップリング曲の「はじまる」はご自身で作詞されていますね。

中島:私は曲を作る際は、作詞と作曲、どちらも自分で手掛けてきたんです。
今回は先に曲をいただいたうえで歌詞を書く、ということで、初めての体験だったんですが……。新たにスタートを切る歌詞は今しか書けないなと思って挑戦しました。

―作詞・作曲活動はいつごろから始められたのでしょう?

中島:高校2年生の誕生日、「私自身へのバースデープレゼントとして作ろう」と思い立ったのが最初ですね。
私の場合、メロディと歌詞が合わさったような状態で曲が浮かんでくるんです。フルコーラスで作った後、最後にコード(同時に演奏された2つ以上の音のハーモニー)を付ける……という流れで作っているのですが、「珍しいね」とよく言われます(笑)

―歌ってみていかがでした?

中島:私は元々、ミドルテンポの曲しか歌ったことがなかったので、これだけ速いテンポの曲は初めてだったんです。でもすごく好きなメロディラインだったので、必死で練習しました。
編曲を担当された北川勝利さんには「こういう風に歌えばいいんだよ」というのを曲のアレンジで教えられた気がします。

―「初回限定盤」のみに収録されている「ごあいさつ」も気になります。

中島:私がギターの弾き語りで自己紹介をしている音源です。福田プロデューサーいわく「こういうのは練習なしの一発録りのほうがいいんだから」とのことで、最初のテイクがそのまま採用されてしまいました……。ちょっと恥ずかしいですが(苦笑)、聴いてみてください。
プロフィールでは「趣味・特技:ギター」となっていますが、「特技」ではなく、まだ「趣味」の域を出ていないと思っていますので、そこは大目に見てあげてください。
ちなみに、メイキング映像でも披露していますが、特技は「指を自在に動かすこと」です(笑)

―ジャケット写真は、怜さんの笑顔が光ります。

中島:先ほども話したのですが、私、プレッシャーがかかるとどうしても笑ってしまうんです……。「緊張しすぎて笑顔が作れない」というのはよく聞くと思うのですが、私の場合は「笑いすぎだから少し抑えて!」と指摘されてしまって(苦笑)
写真だとわかりづらいかもしれませんが、私がクルクル回っているところを連写していただき、よかったショットを選んでいるんです。おかげで目が回ってしまいましたが(笑)、素晴らしい写真が撮れてよかったです!
ちなみに私がつけている大きなリボンは「サプライズプレゼント(の箱)」をイメージしています。そして、背中には私の大好きな“羽根”のようにも見えています!
『シュガーアップル・フェアリーテイル』と『カードキャプターさくら』、どちらの作品にも羽根が登場するので、世界観にも寄り添うことができていて、お気に入りです! いつか羽根を使ったグッズ、作りたいな……(笑)

―CDのブックレットには、ご自身の想いを込めたメッセージが書かれているそうですね。

中島:みなさんに「はじめまして」のごあいさつをしようと思ったら、思いのほか長い文章になってしまいました……(苦笑)
「初回限定盤」と「通常盤」、どちらにも入っていますので、これからアーティストとしての道を歩んでいく私の想いを受け取ってください!

―東京と名古屋でのリリースイベントが決まっています。

中島:アニメイト池袋さんは、東山奈央さんの展示会でお邪魔させていただいた想い出の場所です。地元・愛知県でよく通っていたタワーレコード名古屋パルコ店さんのイベントも決まりましたし、いまから楽しみです!

―今後に向けての意気込みをお願いします。

中島:私、すごく不器用で。1つのことを言われると別のことを忘れてしまうんです……(苦笑)
例えば、あるパートを「ウィスパーボイスで歌って」と言われたあと「元気な感じで」と言われたら、ウィスパーボイスのことがスポーンと抜けてしまって……。ディレクションにしっかりと応えられるよう、頑張ります! これから応援、よろしくお願いします!

<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【CD概要】
「サプライズ」
2023年7月19日(水)発売


【初回限定盤】(CD+Blu-ray)
2,420円(税込み)

<トラックリスト>
1.サプライズ
作詞:岩里祐穂 / 作曲:前口ワタル / 編曲:h-wonder
2.はじまる
作詞:中島 怜 / 作曲:レスポール田中 / 編曲:北川勝利 / ストリングス編曲&ホーン編曲:Tansa
3.ごあいさつ(※初回限定盤のみ収録)
ギター演奏・語り:中島 怜
4.サプライズ -Instrumental-
5.はじまる -Instrumental-

☆初回限定盤:「サプライズ」Music Video&メイキングを収録したBlu-ray


【初回限定盤】(CD+Blu-ray)
1,320円(税込み)

<トラックリスト>
1.サプライズ
2.はじまる
3.サプライズ -Instrumental-
4.はじまる -Instrumental-

【イベント概要】
「デビューシングル『サプライズ』発売記念イベント」
2023年7月22日(土)14:00~【東京】アニメイト池袋本店
8月6日(日)14:00~【大阪】タワーレコード名古屋パルコ店

☆詳細は公式サイトをチェック!

●アーティスト公式サイト
https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Profile/A028307.html
●中島 怜 公式ツイッター
@nakashimarei04

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