「深いことは考えず、どストレートに演じています!」 『女神のカフェテラス』鶴河秋水(つるが あみ)役・鈴代紗弓 インタビュー

By, 2023年5月21日



瀬尾公治が原作、『週刊少年マガジン』で好評連載中の人気作品『女神のカフェテラス』がアニメ化!
3年ぶりに祖母・粕壁幸子(かすかべ さちこ)(故人)が経営する喫茶店「Familia」に戻ってきた主人公・粕壁 隼(かすかべ はやと)。彼を待ち受けていたのは大学生の小野白菊(おの しらぎく)と月島流星(つきしま りほ)、高校生の鶴河秋水(つるが あみ)、フリーターの鳳凰寺紅葉(ほうおうじ あかね)、そして専門学校生の幕澤桜花(まくざわ おうか)の5人だった。「祖母の家族」と語る彼女たちとのハーレム生活が始まる、と思いきや、彼らにさまざまな困難が立ちはだかる……。
今回はマイペースでトラブルメーカー(?)空手部所属の女子高生・鶴河秋水を演じる鈴代紗弓さんに話をうかがった。

―原作を読んでみての感想をお願いします。

鈴代紗弓さん(以下、鈴代):とんでもない始まり方をする作品だな、と思いました。とにかく「肌色成分」が多くて「これは絶対読んでみたくなるな」と(笑)
カフェの従業員は独特な人たちばかりですが(笑)、等身大の女の子っぽさがあるな、というのも感じましたね。

―オーディション時の思い出をお聞かせください。

鈴代:私は秋水ちゃんのほかに(山根 綺さん演じる)流星ちゃんも受けさせていただきました。2人とも演じていて違う楽しさがありまして。流星ちゃんは(水中雅章さん演じる)隼さんに小悪魔的に絡んでいく一方、実は余裕がないところに「人間らしさ」があっていいな、と思いながら演じました。
秋水ちゃんに関しては深いことを考えず、どストレートに演じさせていただいたのを覚えています。

―秋水の第一印象、演じてみての感想をお願いします。

鈴代:とにかくフレッシュで、エネルギーにあふれている子だと思いました。いざ自分が演じてみると、疲労を感じるくらいずっしり来る達成感がありました。
彼女にとって、パワフルな日々は普通のことなんだな、すごい体力だなと、演じてみてわかりました。

―アフレコ現場で印象的だったことがあればお聞かせください。

鈴代:隼さん+ヒロイン5人で録ることはできなかったのですが、隼さんと(青木瑠璃子さん演じる)桜花とはよく掛け合いすることができたと思います。
アフレコは、とにかく自由にやらせていただきました。それゆえ「本番前のテストで出し切れなかったら『ここまでなんだな』と思われてしまうのでは?」、と考えてしまいまして……。「間違っていてもいいから、全力を出そう」という想いで演じたのを覚えています。

―秋水はギャグシーンを担当することが多い気がします。

鈴代:秋水ちゃん自身はギャグだと思っていなさそうなんですよね……(笑)
悪気はないけどやってしまう、という「猪突猛進」なところがあるのは感じています。

―秋水に見習いたい部分はありますか?

鈴代:「Familia」で働いている子たちは、将来を考えるくらいの年齢になっていると思うのですが、いつまでも変わらない「子ども心」のようなものが秋水ちゃんのなかにはあるんじゃないかと。その「純粋さ」は見習いたいと思いますね。「取り敢えず、思ったことはすべて演技に出そう」というがむしゃらさを出していく気持ちは忘れてはいけないなと思いました。

―主人公の隼についての所感をお願いします。

鈴代:意外とキャラが濃いと思いました。原作を読む限り「世話焼きなお父さん」的なポジションだと思っていましたが「結構パワフルだなあ」と(笑)
先導してくれる人がこれくらい強いと、みんな安心してついていけるんですよね。おまけに東大生ということで、欠点が見当たらないと言いますか……珍しいタイプの主人公だな、と思います。ただ(和氣あず未さん演じる)白菊に、なすがままにされているのはどうかと思いますが(笑)

―「Familia」は海辺にありますが、「海派」「山派」どちらですか? 理由もお聞かせください。

鈴代:「海派」です。自分は「水属性」なんじゃないかと思うことがありまして。頭のなかを整理するときも湯船に浸かりながら……ということが多いですし、それこそ定期的に海に行きたくなりますし。
そう言えば私が神奈川県に住んでいたころ、三浦海岸に別荘を持っていた友人がいたので、泊まらせてもらったこともありましたね。

―鈴代さんはアルバイト経験はありますか? あればそのときのエピソードを教えてください。

鈴代:アパレルも経験したことはあるのですが、イタリア料理屋や居酒屋などの店舗に加え、ホテルで給仕をしたりと、接客関連のアルバイトを主にたくさんやってきました。どのバイトも違うやりがいがあって楽しかったです!

―では、やってみたいバイトは?

鈴代:カフェです。飲食店であれだけバイトをしてきたのに、カフェだけは未経験なんですよね……。バリスタにあこがれがありましたし、ラテアートを描いてみたいという願望もあったので。いつか体験できるときがくれば……と思っています!

―秋水はスポーツ少女で腕っぷしも強いですが、鈴代さんが経験したことのある「体育会系」エピソードはありますか?

鈴代:小学生のときは騎馬戦で相手の帽子を奪いまくっていましたし(笑)、運動系の部活もやっていたので、いわゆる「日焼け少女」でした。秋水のパワフルさを演じるにあたり恵まれた(?)環境だったかもしれません。

―最後に、メッセージをお願いします。

鈴代:ぜひ驚きの登場シーンから楽しみにしていただきたいです!
それぞれの人物にスポットが当たるなか、秋水ちゃんには「変わらないよさ」のようなものも見えると思いますので、そこに注目していただきつつ、楽しんでください!

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【アニメ概要】

『女神のカフェテラス』
【放送情報】
毎週金曜 深夜1時25分~MBS/TBS系 全国28局ネット “スーパーアニメイズム”枠にて放送中

BS日テレ 2023年4月10日(月)から 毎週月曜 夜11:30~
AT-X   4月12日(水)から 毎週水曜 夜9:30~
(リピート放送 毎週金曜 午前9:30~、毎週火曜 午後3:30~)

【配信情報】
DMM TV、ABEMAにて毎週金曜日26:55~最速配信
dアニメストアほか各配信サイトにて毎週月曜26:55~順次配信開始

【イントロダクション】
――どこかの海辺にある、古びた喫茶店。そこには…女神様がいるらしい――

ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」。
「赤字だらけの店、さっさと畳んで駐車場に建て替えよう」と主人公、粕壁 隼が3年ぶりに帰省をするとそこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人のカワイイ女の子が!!

いきなり下着? 全裸!? ちょっとまて、誰が空き巣だ! ここはオレの家だ! 絶対に追い出してやる!

最悪の出会いから、恋と家族の物語が始まるっ!
5人全員「正ヒロイン」の、夢のハーレム共同生活!
ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ!!

【スタッフ】
原作:瀬尾公治(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:桑原 智
シリーズ構成:大知慶一郎
キャラクターデザイン:野口征恒
音楽:兼松 衆、櫻井美希
アニメーション制作:手塚プロダクション

【キャスト】
粕壁 隼:水中雅章
小野白菊:和氣あず未
月島流星:山根 綺
鶴河秋水:鈴代紗弓
鳳凰寺紅葉:瀬戸麻沙美
幕澤桜花:青木瑠璃子
粕壁幸子:伊倉一恵

【音楽】
オープニングテーマ:音莉飴「運命共同体!」
エンディングテーマ:佐藤ミキ「ドラマチック」

●公式サイト
https://goddess-cafe.com/
●公式Twitter
https://twitter.com/goddess_cafe_PR

(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS