By, 2023年4月6日
川村 拓が原作、月刊「ガンガンJOKER」で連載中の人気コミック『事情を知らない転校生がグイグイくる。』のテレビアニメが2023年4月より放送開始される。
クラスメイトから「死神」と呼ばれ、いつもからかわれている小学生の女の子・西村 茜の前に現れた転校生・高田太陽。クラスの事情を知らない彼は、西村さんのことを知りたくてあの手この手でアプローチをかけるのだった……。
今回は西村 茜役の小原好美さん、高田太陽役の石上静香さんに本作の見どころについてお聞きした。
―原作を読んだ感想をお願いします。
小原好美さん(以下、小原):絵のタッチが柔らかい作品で「どんな世界観なんだろう?」とワクワクしながら読み進めていきました。
描かれている内容が私の学生時代とリンクするんですよね。西村さんのような純粋な気持ちを持つ子に感情移入して読み進めることも、高田くんのような明るい子の立場で読むこともできると思いました。
石上静香さん(以下、石上):私は以前から原作者・川村 拓先生のツイッターで連載を読ませていただいていたので、アニメ化の発表があったときに「アニメになるんだ!」とうれしくなったのを覚えています。私はラブコメ作品が好きでよく読むのですが、本作ではラブコメ要素のほかにも西村さんのクラスの環境や家庭環境が細かく描かれているところに魅力を感じました。
―お2人は以前、別作品でも主人公・ヒロインを演じたことがありますよね?
小原:そうなんです! あのときから「また石上さんと共演したい」とずっと思っていました。私たち2人のことをセットで推してくださっているファンの方もおりまして。そういう方には「アニメ化」と「キャスティング」、ダブルでよろこんでいただけたのではないかと思います。
前回共演したときは、私はまだ駆け出しのころで、石上さんにはおんぶに抱っこ状態でしたので、少しは役者っぽくなれたかな、と……。
石上:好美ちゃんと一緒に遊ぶたび「共演できたらいいね」と言っていたので「夢はかなうんだな」と感じました。前の作品はどちらかと言うと、好美ちゃんが演じるキャラクターが私(のキャラクター)に対してグイグイきていたので、今回は真逆になっているのが面白いですね(笑)
―演じる上で気をつけたことは?
小原:実は私、オーディションでは西村さんを受けていなかったんです。彼女を演じたのは初回のアフレコが初めてだったので、監督や音響監督にじっくりご指導いただきながら収録しました。
私の声質なのかわかりませんが、普通にしゃべっていると自然と暗くなってしまいまして……。西村さんは周りに人がいないだけで、感情は豊かなんですね。「見た目の暗さは意識しないように」というディレクションのもと、演じました。
また、高田くんがグイグイくる場面で彼女の内面の一部が垣間見えるので、そこをうまく演じられればと思いながらアフレコしました。
石上:高田くんは「太陽」という名前どおり天真爛漫な男の子で、性格的には演じづらいことはないのですが「声質」を調節するのが難しかったです。あまり男の子っぽさが出てしまうと西村さんを怖がらせてしまうし、かといって高くしてしまうと女の子みたいに聞こえてしまうので……。
また、ずっとハイテンションだと単調になってしまうので、どこを盛り上がりのピークに持っていくか、逆に別のシーンではどこまでテンションを下げるか、そのバランスをとるのが難しかったです。
―アフレコでは2人で掛け合いはできたのでしょうか?
小原:はい! 全員とまではいかないまでも、クラスメイト数人で録ることができました。西村さんと高田くんは一緒にいることが多いので、意図してセッティングしていただいたと思うのですが、ほかのクラスメイトとの空気感も大事にしたかったので、みんなでアフレコできてよかったです。
石上:西村さんは物語の序盤では高田くんとしかしゃべらないのですが、高田くんとクラスメイトの絡みは結構あるので、西村さん以外とも掛け合いできたのは大きかったですね。
―物語序盤の見どころを教えてください。
小原:高田くんが転校してきたことで、西村さんが心のカギを開けて周りと打ち解けていく過程が見どころだと思います。でも高田くんとしては「西村さん、心を開いてよ」と思っているわけではないんですね。子どもならではの心情の変化などを楽しんでいただけるのではないかと。
あとは個人的に西村さんのお父さんに注目していただきたいです。彼女にとって、そして高田くんにも大きな影響を与えるような存在で、個人的に大好きです(笑)
石上:「高田くんが西村さんとどう仲良くなっていくか?」ですね。高田くんが転校してきてからの、西村さんに対するクラスメイトの対応の変化にも注目していただきたいですし、なによりアニメを観た次の日に「自分も高田くんみたいに学校や会社でスキンシップをとってみよう」と思ってしまうはずです!
―お2人は小さいころ、何かニックネームをつけられたことはありますか?
小原:ニックネームではないのですが、「よく声が通る子」と言われていました。
放送委員だったこともありますが、運動会で実況をしたり、先生に促されて、騒がしい教室に「静かにしてください!」と叫んだりもしていました(笑)
ニックネームと言えば、学校のとある行事で先生が用意してくれたカステラに真っ先に手をのばした結果、「文●堂」(某有名カステラ店)というニックネーム……というより「あだ名」をつけられたことがあります(笑)
石上:実は私、苗字が似ていることもあり「死神」と呼ばれていたことがあるんです。そんなクラスメイトは、逆に「『いしがみ』も読めないのかよ~!」と返り討ちにしていました(笑)
―最後に、メッセージをお願いします。
小原:本作をご覧いただければ当時を懐かしい気持ちで振り返ることができるのではないでしょうか。小学生が持つ繊細な気持ちに触れてもらうことにより、日々生活するなかで抱いているモヤモヤが霧散してくれるきっかけになると思います。一緒に楽しみましょう!
石上:とってもハートフルな作品なので、観た日はいい夢が観られると思います。ぜひ一緒に「あのころ」を思い出しながらご覧いただきたいですね。
<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【放送情報】
2023年4月9日(日)22:00よりTOKYO MX、読売テレビ、テレビ愛知、BSフジ、アニマックスにて放送開始!
TOKYO MX 4月9日(日)から 毎週日曜22:00~
読売テレビ 4月10日(月)から 毎週月曜25:59~
テレビ愛知 4月10日(月)から 毎週月曜26:05~
BSフジ 4月11日(火)から 毎週火曜24:00~
アニマックス 4月15日(土)から 毎週土曜23:00~
【配信情報】
ABEMAにて2023年4月2日(日)より毎週日曜 22:00~先行配信決定
ほか、順次配信予定
【イントロダクション】
Twitterで話題となり、月刊「ガンガンJOKER」で連載開始。これまでの累計PV数は2億以上。
転校生の高田くんは知らない。
クラスメイトの西村さんが、何故かクラスの皆から「死神」と呼ばれていることを。
「死神」だなんて……なんてかっこいいあだななんだ!
からかわれてる女の子。クスクス笑うクラスメイト。
転校生の高田くんは、そんなクラスの事情は知らない。
無知で、素直は、最強だ。
だからまっすぐ、彼女に届く。
そんな小学校の教室から始まる物語は、誰もがあの頃を思い出し、心にまっすぐ届いてくる。
【スタッフ】
原作:川村 拓(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
監督:影山楙倫
助監督:川西泰二
シリーズ構成:ヤスカワショウゴ、ほしかわたかふみ
キャラクターデザイン:嘉手苅睦
音楽:増田俊郎
美術監督:呂 佳芳
色彩設計:柳井皓太
撮影監督:川田哲矢
編集:柳 圭介
音響監督:原口 昇
アニメーション制作:スタジオサインポスト
【キャスト】
西村 茜:小原好美
高田太陽:石上静香
日野大地:河西健吾
安達海美:近藤玲奈
笠原すみれ:丸岡和佳奈
北川虎太郎:天﨑滉平
高田雪子:種﨑敦美
茜の父:福山 潤
【音楽】
オープニングテーマ:近藤玲奈「アルコルとポラリス
エンディングテーマ:Kitri「ココロネ」
【公式サイト】https://guiguikuru.com
【公式Twitter】https://twitter.com/guiguikuru_pr
(C)川村 拓/SQUARE ENIX・事情を知らない製作委員会がグイグイくる。
【プレゼント】
2人の寄せ書きサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のツイートをリツイートしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2023年4月21日(金)23:59まで