劇場版『特別上映版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』初日舞台挨拶ライブビューイング オフィシャルレポート が到着!!

By, 2020年9月7日



月刊少年シリウス(講談社)にて連載中の『はたらく細胞』は、人間の体内を舞台に、擬人化した細胞たちがはたらく姿を物語に した清水茜の漫画作品だ。2018年にTVアニメ化され大きな話題となり、2021年1月にはTVアニメ第2期の放送も決定している。そして今回の『特別上映版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』は、そのTVアニメ第2期のオンエア に先駆けた、先行上映版となっている。

公開初日となる9月5日、ライブビューイングによる舞台挨拶が行われた。
登壇したのは、監督の小倉宏文さん、赤血球役の花澤香菜さん、白血球(好中球)役の前野智昭さん、キラーT細胞(メモリーT細胞)役の小野大輔さん。 赤血球役の花澤香菜さんは真っ赤なドレス、白血球役の前野智昭さんは真っ白なスーツと、それぞれ演じているキャラクターを意識した衣装を着て登場した二人。それを見て「紅白でめでたい! 司会者みたい」と感想を漏らした小野さんも、キラーT細胞に合わせて黒い衣装でビシッと決めている。

司会を務めたアニプレックス・高橋祐馬さんに、キラーT細胞役と紹介されると、すかさず「キラ……? メモリーTと呼べ ー!!」と本編さながらの大きな叫び声を響かせた小野さんも、気合い十分だ。

まず小倉監督が、無事に公開初日を迎えられたことについて、「待っていらしたみなさんにとにかく満足してほしいと、それだけを考えてやっていました。映画館に流すものなので、TVシリーズと同じものをそのまま出すことはできないと思ったし、久々に帰ってくるのだから騒がしくしたいと思い、スタッフに迷惑をかけて、見栄えを! 見栄えを!と最後まで叫ばせてもらいました」と語っていたが、特別上映用に新規カットを追加、さらに劇場作品ならではの編集がなされていたこともあって、クライマックスではかなり迫力のあるシーンが続く、特別上映版ならではの仕上がりになっていた。

そんな本編映像を見たキャスト陣もかなり熱いものを感じたよう。

「赤血球は活躍をする場面がそんなにあったわけではないのですが、体の中を巡り、血小板ちゃんを手助けする役割だったので、 しっかりしたお姉さんな赤血球が演じられてうれしかったです。赤血球以外にも今まで出てきたキャラクターの新しい一面が見ら れる作品でした」と花澤さん。

「相変わらずがん細胞はやばいなとハラハラドキドキしましたけど、乳酸菌のかわいさに癒やされて、乳酸菌って、こんなにも人 体に良い影響をもたらすんだと勉強にもなりました。見てからすぐ、乳酸菌の食べ物や飲料を買いに走りましたから(笑)」と前 野さん。

「来年からTVシリーズとして放送予定なんですが、本当に映画だな!と思いました。乳酸菌のお話とがん細胞との戦いの2本の話 が同時進行しながら、複雑に絡まり、ちゃんとそこに意味があるように描かれていて、1本のまとまった物語に仕上がっていたこ とが素晴らしいなと思いました。前野さんが言った通り、僕も乳酸菌を摂ろうと思ったので、皆さんの健康にも貢献できる、それ が『はたらく細胞!!』です!」と小野さんが力説していた。

そして、本作の印象的なシーンについても語っていく。

「冒頭の(ウイルス感染細胞から)逃げ回っているシーンは、劇場用のもの、日常感のあるもの、ホラー系のものと、いろいろな バリエーションを録りました。赤血球を表すとき、逃げ回っているところが浮かぶので、これが赤血球なんだなと思って、全力で やらせてもらいました。あとは血小板ちゃんとのシーンは、守りながら行動しているところがお姉さんな感じがして、良かったで す」と、頼りになる赤血球が見られて嬉しそうな花澤さん。

「一般細胞(CV.小林裕介)と体中を旅するシーンが多いので、その会話が印象的でした。出会いは一般細胞の家のドア越しなんで すけど、そこで怖めな息をアドリブで入れて、やっぱり免疫系は怖い奴らなのかな?と思ってもらうミスリードを狙ったんです。 そこからラストにかけて、免疫系も一生懸命体を守っているんだという親近感を育んでいければという思いもあったので、小林裕 介くんとの掛け合いは印象に残っています」と、前野さんが収録を思い出しながらしみじみと語る。

最後は小野さんが「がん細胞との戦いですね。一言でいうと怖かったです。(第1期で倒した)彼が復活したこと自体が怖いです し、本当に勝てるかな?と思いました。石田さんのお芝居が、より狂気と憂いと寂しさをはらんでいて、この細胞を本当に倒して いいのかとすら思いました。葛藤も含めて身につまされる戦いで全部出しきった感覚です」と、ラストのバトルがどれほど激しい ものだったのかを伝えてくれた。

このラストのバトルシーンについては、原作からさらに膨らませて表現していったそうで「アニメーションは音が付いてキャラ クターが動いてなんぼなので、キャストのみなさんに、あれだけのお芝居を要求したのだから映像の見応えは意識していました。 僕個人としては、この作品はバトルが魅力的な部分もあると思っているので、大きなスクリーンでどれくらい盛り上がれるのかは 強く意識しながら作っています。みなさんが満足していただければ何よりです」と、監督もクライマックスへの思い入れの強さを 語る。

そんなバトルシーンとは対象的に、乳酸菌のかわいさが際立っていたことに関しては……。 「特別上映版を見ると、より積極的に乳酸菌を摂らなきゃと思います」と重ねて前野さんが話すと、「プリン体まで食べてくれる んですよね! そこがいいですよね?」と花澤さんが力説、さらにそこに小野さんが「前野くんはハイボール派だけど、僕はビー ルと魚卵が好きだから、乳酸菌を前野くんより摂らなければいけないと思った(笑)」と加わり、和気あいあいとしたトークを繰 り広げる。また、乳酸菌のガヤについて、「男性陣も、大きくなった乳酸菌のガヤを入れることができたので、すごくうれしかっ たです!」と小野さんが笑顔で話していた。

そして本作のエンディングには、TVアニメ第2期の主題歌でもある「GO!GO!細胞フェスタ」が流れた。

「また名曲が誕生したなと思いました。昨日、この曲を歌い切るまでに油汚れを落とす挑戦をしている夢を見たんです。だから、 夢に出てくるほど影響力のある歌だと思いました(笑)」と花澤さんが楽しそうに話すと、耳に残る曲だし、ついつい口ずさみた くなる曲だと、前野さんや小野さんも共感していた。

舞台挨拶の最後はライブビューイングで観ている全国のファンメッセージが贈られる。

「まだまだ上映は続きますので、良かったなと思っていただけた方は友達を誘ってまた観に来てください。この輪が広がっていく ことが幸せなことだと思います。TVアニメ第2期は、今までのような1話完結の楽しい話になっています。すべて新作エピソード で、こちらについても自信を持ってお届けできると思いますので、ご覧いただければと思います」(小倉宏文監督)

「TVアニメ第2期も、ご期待に添える素敵な作品に仕上がると自負しておりますので、そちらも期待して待っていてください! 最後に1曲歌ってもいいですか。“俺たち無敵のはたらく細胞! ぜってぇおもしれーから見ろよな!”(キラーT細胞で熱唱)」 (小野大輔さん)

「乳酸菌の偉大さ、がん細胞の恐ろしさをご理解いただけたと思います。特別上映版では出番がそれほど多くなかったキャラクタ ーたちも、TVアニメ第2期では活躍するお話をたくさん用意していますので、そちらも楽しみにしていただければと思います」 (前野智昭さん)

「腸内環境に気をつけようと思われた方がたくさんいらっしゃると思います。自分の体を大事にしていないなという人が周りにい たら、劇場に引っ張っていって、この作品を一緒に見ていただけたらと思います。TVアニメ第2期も面白いキャラクターたちが出 てくるので楽しみにしていてください!」(花澤香菜さん)

【特典概要】
公開記念特典 特別小冊子『はたらく細胞 第4.9巻』

配布期間:2020年9月5日(土)~

【内容】
■描きおろし特別編 『はたらく細胞!!』最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!~プロローグ~ 原作者・清水茜描き下ろし漫画19.5話
■監督・小倉宏文 インタビュー
■赤血球役・花澤香菜×白血球(好中球)役・前野智昭 対談

※お一人様1回のご鑑賞に対して1冊のプレゼントとなります。
※来場者特典は数量限定の為、なくなり次第終了となります。

【劇場版概要】
『特別上映版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』
全国公開中

【INTRODUCTION】
細胞擬人化アニメーション 体内激震のスペクタクル大“腸”編、開幕!

月刊少年シリウス(講談社)にて連載中の『はたらく細胞』は、人間の体内を舞台とした清水茜の漫画作品。 2015年の連載開始より、その魅力あふれる世界観とキャラクターが人気を博し、 2018年にはTVアニメ『はたらく細胞』(アニメーション制作:david production)がオンエアスタート。 誰もが共感できる細胞擬人化アニメーションとして、国内だけでなく、全世界において大きな話題となった。

今作は原作コミックス第5巻に描かれているエピソードを、テレビシリーズのオンエアに先駆けて公開する先行上映版。 胃、小腸、大腸といった消化器官を舞台に、細胞たちの壮大な物語が描かれる。

【STORY】 そこは人間の体の中――。 たくさんの細胞たちがはたらいている世界。

ある時、白血球(好中球)と赤血球は、迷子の乳酸菌を保護した一般細胞と出会う。 乳酸菌を仲間のもとに送り届けるため、白血球(好中球)と一般細胞は腸へと向かうことに。 だが、そこに待ち受けていたものは、望まざる最強の敵との再会だった。

「僕とキミたちのどちらが正義か、はっきりさせよう」 再び現れたがん細胞。そして悪玉菌により荒らされる腸内環境。 体内はかつてない大ピンチに!?

「やめるんだ、がん細胞──!」

この世界を守るため、白血球(好中球)たちは世界の命運をかけた大血戦に挑む!

●作品公式サイト
https://hataraku-saibou.com/
●作品公式ツイッター
@hataraku_saibou

(C)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction