『タイムボカン』シリーズ誕生40周年を記念した深夜アニメ『夜ノヤッターマン』が2015年1月より放送開始! ドクロベエ役をお笑い芸人のホリが担当するなど、発表されるなり話題騒然の本作だが、まだまだ謎が多い。今回はその謎に迫るべく、アフレコを終えたキャスト陣に直撃してお話をうかがってきました!
―これまでアフレコをやってきての感想をお願いします。
ドクロベエ役・ホリさん(以下、ホリ):実は今日が自分にとってのアフレコ初日なんです。メチャクチャ緊張しています……。皆さんの期待を裏切らないように頑張りたいと思います。
トンズラー役・三宅健太さん(以下、三宅):ちょうど初代の『ヤッターマン』を観ていた世代なので、ドキドキしたままここまで来てしまいました。いままでのトンズラーやドロンジョ様、ドロンボーのことは忘れて、自分を落とし込んで演じているつもりではいます。
ドロンジョ役・喜多村英梨さん(以下、喜多村):ホリさん、三宅さんもおっしゃったとおり、ファンの皆さんにがっかりされないようにと思いながら演じています。これまでシリーズには何度か関わらせていただいたことはあるのですが、まさかドロンジョ様という役を演じることになるとは、という驚きと緊張がありますね。演出面でも『夜ノ』らしさも感じてられ、皆さんに楽しんでいただきたいという一心で駆け抜けている感じです。
物語の終盤に近づいてきたら、改めて演技などを見直せるのではないかと思うのですが、現段階ではこれまで観てきた『ヤッターマン』像を参考に、自分の演技を落とし込んでいる最中です。スリルとワクワク感を持って演じていますので、テレビを通して皆さんにも伝わるのではないでしょうか?
ボヤッキー役・平田広明さん(以下、平田):ストライクゾーンの世代ではないのですが、それでも国民的なアニメということでプレッシャーはありました。彼らは先代の末裔、ということですが、おなじみのセリフなども踏襲していて、やっぱり先代たちが亡霊のようにまとわりついてきている感はあります。自分が嫌われたら、「全国の女子高生の皆さん」に嫌われることになりますから(笑)。
―アフレコ現場の雰囲気を教えて下さい。
三宅:意外と静かです。少人数でのアフレコ、というのもあるのですが、『夜ノヤッターマン』というタイトルにあるように、夜を感じさせる、どこか静かな感じの雰囲気はありますね。
平田:あと数話録れば色々と固まってくるかと思いますが、現段階では手探りな感じはあります。
喜多村:お芝居に関しては(先代の作品に)気を使うというか気をつけて構築をしている気はします。お決まりのセリフもあるのですが、一味違った流れで出てきたりしますので、演出上の意図を汲み取っていきながら演じていますね。
―皆さんは過去の『ヤッターマン』シリーズをご覧になっているということですが、好きなキャラクターはいますか?
ホリ:ドクロベエですかね。一番ものまねしやすかったので。ものまね芸人はたくさんいますが、大体みんなやってますね。自分も子供ながらに「面白い声だな」と思ってたんだと思います。
三宅:やっぱりドロンジョ様ですね。アイちゃん(ヤッターマン2号)とドロンジョ様が、ガンちゃん(ヤッターマン1号)を取り合うシーンがあったのですが、女のサガを感じて、子供ながらにドキドキしました(笑)。
喜多村:私は吉野裕行さんと伊藤静さんが出演されていた『ヤッターマン』にゲスト出演させていただいたことがあったり、『タツノコ VS. CAPCOM』というゲームではガンちゃんの声をやらせていただいたのですが、中々誰を選ぶ、というのは難しいですね……。
強いてあげれば小原乃梨子さんが演じられていたドロンジョ様の小悪魔的な演技がすごくかわいいな、と。私の今の立場を考えるとハードルが上がってしまうかも知れませんが(苦笑)。
平田:自分はボヤッキーですね。昔から3悪トリオの方がメイン、みたいなところが自分の中でありましたし、お決まりのパターンが必ずありましたから。安心して観ていられると言いますか。放送していた世代の人じゃなくても、ボタンを押す時に1度は「ポチッとな」と言った経験があると思いますよね(笑)。
―では最後に、視聴者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
ホリ:観ないとお仕置きだべ~!
三宅:観てくれないと泣いてしまうでまんねん!
平田:チャンネルはポチッとな!
喜多村:いい意味で傷跡を残せるような作品になったと思いますので、ぜひご期待ください。お前たち、いくよっ!
平田・三宅・ホリ:アラホラサッサー!!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
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