キャスト陣の血液型もしっかり反映!? アニメ『血液型くん！』アフレコレポート
アース・スターエンターテイメントが発行する血液型考察コミック『血液型くん！』が、この春から2分アニメになって登場！「A」「B」「O」「AB」それぞれ特性を持ち合わせた可愛らしいキャラクターを擬人化した作品となっている。今回はそんな彼らを演じるキャスト陣からのコメントを紹介！
血液型別「あるある！」で人気拡散中という大ヒットコミックエッセイ『血液型くん！』。webコミックとして2億アクセスも叩きだしたという異例の作品のアニメ化ということでその内容も気になるところだが、今回はキャスト陣のコメントが届いたのでそちらを紹介していこう。
ちなみにアニメに登場するA型くんを福山潤さん。B型くんを中村悠一さん。O型くんを石田彰さん。そしてAB型くんには柿原徹也さんと、それぞれ自分の血液型と同じ役を演じているという点もポイントだ。
――まずは収録の感想をお願いします。
福山潤さん（以下、福山）：キャラクターたちと自分の血液型が同じということで、照らし合わせてみると似た部分があったり、僕はO型が混ざったA型なのでO型にも似ているなという部分もあったりと、そういう部分も考えながら演じさせていただきました。
テンポの早い作品ではあるのですが、収録は楽しくさせていただきました。
中村悠一さん（以下、中村）：短い時間の中で結構な情報が入っていて、しかも4人それぞれをピックアップしなければならないということで、セリフ量は必然的に多くなっております。
僕はそれほどでもなかったですけれど皆さんは大変そうだなと思いながら（笑）、後ろで楽しく見ていました。
石田 彰さん（以下、石田）：僕は何型がどんな性格というのは知らなかったので、自分のO型がこういう風に見られているんだ……というのが分かって良かったです。
柿原徹也さん（以下、柿原）：キャラクターとキャストの血液型が一緒ということで、やっていくうちにキャラクターたちが本当にキャストのみなさんに見えてきてしまって。僕自身は、役者さん自身と会話したように感じられて非常に楽しかったです。
――第3話まで収録しましたが、自分と似ている部分、似ていない部分がありましたら教えてください。
福山：僕は自分でも典型的なA型だと思っています。なので石橋を叩いて渡るような恋愛をしてきまして……。
一同：ホント!? 何のカミングアウトですか？
福山：その結果、うまく行かないんだけど（笑）。あとは３話であったように、お店でまずい物を食べてしまったとき『まずい』と言えなくて周りの顔色を窺うことも今まで多々ありました。
中村：これまでも血液型でどうこうという区分けは目にしてきましたが、B型は悪い方にノミネートされることが多いんですね。
さらに今回気になったのが、（収録が）始まる前に福山さんから『どうやらB型のキャストは（中村さんで）満場一致らしい』と聞かされまして……。
一同：（笑）。
中村：降りればよかったなと（笑）。でも、今日録らせていただいた３本の中でB型の扱いがそれほど悪くなかったので、これからもこのペースでいけたらいいなと思っています。
石田：O型はできないくせに場をまとめようとするタイプらしいのですが、僕はあまり場をまとめようとするタイプではないので、今後そうしていった方がいいのかなぁ……。ストレス溜まるなぁ……と思いました。
中村：定型にはまろうとするO型（笑）。
柿原：今回、すべての話数（に登場する「血液型あるあるランキング」）で１位にノミネートされました。
周りからAB型って特殊な人間だと思われていることを、非常に光栄に思っております（笑）。一話の恋愛に関しての話で、“世の中で一番合わない”と言われているAB型の男性と、O型の女性のキャラクターの会話が出てきたのですが、「O型の女性はAB型の男性のことをこういう風に思うんだろうな」ということを改めて認識しました。O型の女性に対して気をつけていこうかな。
（※１ 各話の最後に「いちばんKYな血液型は？」などのランキングを発表する。）
――それぞれの血液型が集まっているということで、収録中の様子も違いましたか？
福山：正面にカメラがあったとして僕たちをずっと見ていたら、それぞれがまったく違うことをやっているんだろうな思います。だいたい柿原くんは思ったことを常に口に出しています。
柿原：そうかもしれませんね。
福山：中村くんは自分のやりたいことをやっていますね。そして石田さんはずっと黙ってます。そして僕はそんな人たちを見ています（笑）。
中村：まあ、その通りでしょうね。自分ではB型に染まっているつもりはないですけどね――とか思っていても、周りから見てB型のカテゴライズに入っているから満場一致だったのでしょうね。反省してます（笑）。
石田：みんなやっていることが違う……。確かにそうなんですけれど、僕の場合は血液型というよりは世代が違っちゃっているので、そっちの方が大きいんじゃないかなと。
中村：そんなに違わないじゃないですか。
柿原：僕は日本に来てからはじめて血液型を知ったのですけれど……。
中村：向こうには無いの？
柿原：あるよ！ あるけれど、わざわざ調べるような風習はないの。A、B、それからゼロ。
福山：え、向こうはO型じゃなくて、ゼロ型なの？
柿原：「ゼロ」と「O（オー）」を間違えて発表したという説があって、それで血液型って面白いなと興味を持ちはじめました。
いまは、周りの人たちの血液型を覚えているくらいです。なので、事務所から今回の連絡を受けたときも「俺、他の血液型のキャストさん、たぶん全部当てられる」と言って、本当に全員当てました。それくらい僕は、キャラクターのイメージ的なものではぴったりだな、と思っています。
――では、最後にファンにひとことお願いします。
福山：１話２分弱という短い尺ではありますがその中にすごい情報量をぶち込んで、４タイプのキャラクターを４タイプの血液型を持った我々が演じております。短い中の濃さを楽しんでもらえたら幸いです。
中村：その濃い密度なんですけれど、どうやっても（尺に）入らないんじゃないかなという部分でもスタッフさんが何とかしますと言っていました。
なので、僕らもその“何とか”を見ていきたいと思います。オンエアーされるまで分からないので（笑）。
石田：血液型によってタイプが違うというのを見て“あるある！”とか“分かる分かる！”で楽しんでいただければそれ以上のことはないんじゃないかと思います。
柿原：全部は鵜呑みにしないでね。でも、楽しんでみてね（笑）。血液型それぞれのいい面をとらえてもらえれば嬉しいです。
『血液型くん！』は4月からTOKYO MXほかにて放送開始予定。詳しい情報は公式HPにて確認しよう。
＜Text・Photo／牧田秀章＞
●血液型くん！公式HP
http://ketsuekigatakun.com/