「クリエイター発による自由なアイデアで『今、この作品をアニメ化したい!』という想いを形にし、アニメーションとして発表出来る場所にしたい」というコンセプトのもと、アニプレックスとユーフォーテーブルが提案する、文庫形式のアニメシリーズ『アニメ文庫』。
2012年2月15日(水)のDVD発売に先駆けて2011年10月29日(土)~11月4日(金)まで『ギョ』、11月5日(土)~11日(金)まで『百合星人ナオコサン』、『みのりスクランブル!』を東京・テアトル新宿にて先行上映するイベント「『アニメ文庫』発売記念 <プレミア上映2WEEKS>」が開催中だ。
そんな中、11月5日(土)に『百合星人ナオコサン』、『みのりスクランブル!』の上映初日舞台挨拶が行われた。
アニプレックスの岩上敦宏氏が司会のもと、声優の阿久津加菜さん(『みのりスクランブル!』みのり役)、五十嵐裕美さん(『みのりスクランブル!』たまき役)、アーティストのMOSAIC.WAV(『百合星人ナオコサン』音楽・主題歌・エンディング)、そして制作プロデューサーのufotable近藤 光氏が登壇、制作に関するトークを展開。
トークショーに先立ち、まずは挨拶から。
「日常+ピコピコ+シュール」という、難しくてやりがいのあるお題をやらせていただき、色々と勉強させていただきました。まだ観ていないのですが、OPとEDの映像がすごいことになっているということですので楽しみにしています」(MOSAIC/WAV.柏森 進さん)
「近藤さんに『ナオコサン、すごいよ!』と言われていたので、こんな大きな会場で観ることができて嬉しいです」(MOSAIC/WAV.み~こさん)
「徳島『マチ★アソビvol.4』のオーディションから1年、こうして皆さんにお見せすることができることになりました。皆さん楽しんでいって下さい!」(阿久津さん)
「本編を徳島でご覧になった方はいるかも知れませんが、ついにOPがついた、ということで私自身もとても楽しみです!」(五十嵐さん)
「『百合星人ナオコサン』はOP・ED、とくにEDは歴史に残るんじゃないか?というくらいすごい出来になっていると思いますので注目してみてください」(近藤氏)
続いて、それぞれの作品に対して近藤氏からエピソードが語られた。
・『百合星人ナオコサン』
「僕と平尾(隆之)君と、監督を務めた竹内(哲也)君と岩上さんと4人でいた時に『この作品をアニメ文庫でやりたい』という話になりまして。竹内君はずっと『曲はMOSAICさんでいきたいんだ』と言っていましたし、彼が思い描いた通りの作品になったと思います」
またEDテーマについては、MOSAIC.WAVの二人から以下のようなコメントが飛び出した。
「作中に出てくる「みすず」という女の子が廃墟マニアだったので、テーマが「廃墟」になりました。もしかするとMOSAIC.WAV史上一番遅いテンポの曲になったかも知れません(笑)」(柏森さん)
「実際に廃墟にロケハンには行けませんでしたが(笑)、脳内で廃墟のシチュエーションを再生しながら歌いました」(み~こさん)
・『みのりスクランブル!』
「徳島で行われたオーディションでは、エントリー人数があまりにも多かったため、イベントが撤収作業に入ってもまだ続いている、という状況になってしまいました……。制作は入社三年以内の原画マンしか参加してはいけない、という縛りで行いました。線の細いキャラクターたちを元気に描く、という野中(卓也)監督がやりたかったコンセプトで行いました。三万枚という膨大な枚数を使い、全編動きっぱなしの動画が出来上がっております」
阿久津さんと五十嵐さんからは、役を演じた感想が披露された。
「台本も『ここで笑う』みたいな指示があるだけで、そうした表現の8割くらいは自分で考えたアドリブでしたし、セリフ数も多かったので、マイクの前で立っている時間が長かったです」
(阿久津さん)
「観ていただけるとわかると思いますが、たまき自身も中の人(私)も相当疲れました(苦笑)。ストーリーは思いのほか(?)いい話です!」
なお、プレミア上映会では来場者に複製原画セットなどがもらえる特典が付いてくる。作品ファンは注目だ。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
<上映スケジュール>
・2011年10月29日(土)~11月4日(金)【※上映終了】
上映作品:『ギョ』(同時上映:ufotableオリジナルアニメーション『桜の温度』)
一般料金:1,500円(同時上映含む)
・2011年11月5日(土)~11月11日(金)
上映作品:『百合星人ナオコサン』『みのりスクランブル!』
料金:1,000円均一(2作品上映)
会場:【東京】テアトル新宿
http://www.ttcg.jp/theatre_shinjuku/
☆来場者特典
『百合星人ナオコサン』『みのりスクランブル!』複製原画セット
・『百合星人ナオコサン』本編で実際に使用された原画(複製)
・『みのりスクランブル!』本編で実際に使用された原画(複製)
・ufotable カット袋(実際の映像制作時に使用しているもの)をセットにしてプレゼント。
●アニメ文庫 公式サイト
http://www.animebunko.com/
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