「ニコニコ声優グランプリ生放送!」の第10回が3月7日(金)に放送された。冒頭ではいきなり内田彩さんのパーソナリティ卒業が発表され、視聴画面は突然の発表に驚くコメントで埋め尽くされた。さらに視聴者を驚かせる重大発表が行われた。
3月といえば出会いと別れの季節。背景の壁にも桜の花びらが装飾されているなか、番組冒頭で突然のパーソナリティ卒業を発表した内田さん。明るい髪色だった前回に比べて、今回は卒業も意識して服装も含めて黒っぽくしたのだとのこと。視聴者からの惜しむコメントが弾幕のように流れるなか、悲しさよりも楽しんでいきたいとのことで、明るい雰囲気で番組が進行。
これまで募集をしていた、内田さんに何かの衣装を着てグラビアに出てほしいという、読者アンケートハガキが1000通集まったら実現する(かも?)雑誌連動グラビア企画は、最終的に集まったハガキが750通弱。悲しむ内田さん……かと思いきや、むしろほっとした様子。それもそのはず、圧倒的な“水着希望”の意見から解放されるとあってか、残念がる視聴者のコメントをよそに、むしろ喜ぶぐらいの気分でお便りを紹介していた。もっともこの話には続きがあるのだが、それは後ほど。
名物コーナーだった「あやつり女優」は、内田さんの卒業回とあってか4つも披露。中でも“セクシー卒業生代表”キャラで「うちだのうの字はこう書くの。それ、ほれ」というお題では、運営コメントが「MPが減った」と書くほどの“ふしぎなおどり”を披露して視聴者をわかせていた。
前回、もし広島編集長がお休みならホタルイカを差し入れとしてお願いしており、そのホタルイカが登場したため卒業回にもかかわらずお休み……かと思いきや、今回は広島編集長も登場。発売中の声優グランプリ4月号の紹介と、さらなる重大発表を行った。
声優グランプリ4月号では、表紙&巻頭特集に小野大輔さんが登場し、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」について語られている。ほかにも別冊付録は「声優名鑑2014男性編」。前号の女性編と合計すると1120人(!)も登場する保存版だ。さらに内田さんが出演した「ラブライブ!」のライブイベント「μ’s→NEXT LoveLive! 2014~ENDLESS PARADE~」などのレポート記事も掲載されている。
そして重大発表として、内田さんがパーソナリティを務める番組「内田彩のもっとお水ください!」が4月から新たにスタートするという発表があった。『ニコニコ声優グランプリ生放送!』で名物コーナーだった、読者ハガキが1000通集まったらグラビア企画実現企画や「あやつり女優」も新番組で継続される。
ちなみに、月刊声優グランプリが今秋に創刊20周年を迎えることを記念し、4月からニコニコチャンネル「声優グランプリチャンネル」の生放送番組が拡充されるとのことで、ほかにも新番組として「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ(アニメエンタメ)温故知新!」、「池田彩のアニソン・グランプリ」、「小見川千明のゆるっとふわっと」、「チャンネル運営スタッフ生放送~今月のお知らせ」が開始する。
『ニコニコ声優グランプリ生放送!』は、渕上舞さんを新パーソナリティに迎えて再スタート。また、金元寿子さんと川上千尋さんによる「金元寿子のテラ娘屋」は継続。4月からは月に7つの生放送番組を放送するという太っ腹ぷり。配信日時などの詳細は声優グランプリチャンネルにて確認してほしい。
なお、4月10日発売の声優グランプリ5月号では、巻頭特集に三森すずこさんが登場。さらに悠木碧さんの巻末特集も予定されているので要チェックだ。
番組最後に「毎回不安でしたけど、本当にあっという間でした」と振り返った内田さん。視聴者のみなさんへ感謝とお礼を述べるとともに、新番組での再会を約束していた。
―ひとまず番組を卒業ということで、今の心境をお願いします。
内田彩さん(以下、内田):最終回はやっぱり寂しいですね。中学生の頃からずっと読んできた憧れの雑誌の冠番組をやらせていただけると思っていなかったので。
すごく光栄でもあり、プレッシャーも感じていましたが、毎回楽しくやらせていただきましたし、もうちょっとうまくできたらと思う心残りもあるのですけど、みなさんが温かく迎え入れてくださって無事に10回をこなすことができてことにほっとしています。
―そして、休む間もなく新番組も始まります。
内田:マネージャーさんから、まず悲しいお知らせとして番組卒業を聞かされたときは、力不足だったのかな……と思っていたのですけど、すぐに「もうひとつうれしいお知らせがあります」と言われまして。とてもうれしかったです!
なんだか、立派な高層マンションから郊外の庭付き一戸建て住宅で、ペットを飼っても多少騒いでも怒られないおうちにお引っ越しするような気分です(笑)。この番組から始まったグラビア企画などのコーナーも展開して、さらに楽しくできたらと思います。
―これまでの10回の放送ではゲストが3人いらっしゃいました。
内田:ひとりでの番組進行が心もとなかったので亀ちゃん(第3回ゲストの大亀あすかさん)にきてもらったのですが、もっと大変になってしまいました(笑)。りえしょん(第5回ゲストの村川梨衣さん)のときは放送事故が起きてしまい……(笑)。
ゆりかちゃん(第8回ゲストの遠藤ゆりかさん)のときは、少しでもしっかりしなきゃと思って番組をやっていたんですけど、あとで「自由な番組でしたね」と言われてしまい……(一同笑)。後半のほうはゆりかちゃんが進行していたところもありましたので、もう少ししっかりしなければとあらためて思いました。
―年末にはカニ鍋もやりましたね。
内田:卒業なので、卒業式の送辞や答辞みたいに「おいしかった~、カニ鍋~」とやろうと思っていたんですが、忘れてしまいました(苦笑)。
―思い出深い回はありますか。
内田:初回ですね。ニコ生自体は経験がありますが、ひとりで進行しながら動画として映し出されてコメントも見る状況での番組というのは初めてでした。ひとりラジオ自体もデビュー直後にはあるのですけど、動画でコメントもとなると、やることがたくさんあるので……。初回はコメントを見すぎてパニックに近い感じになった記憶があります。
―後半はだいぶ慣れてきて、コメントを使って遊んでいたような印象があります。
内田:逆に遊びすぎて進行が飛んでしまうこともありましたので、そのあたりのバランスがもう少しうまくできたら、大人なパーソナリティになれるのではないかと。
―次回からパーソナリティとなる渕上さんにメッセージやアドバイスはありますか。
内田:おそらく、「同じ番組なの?」と思うぐらいのしっかりした番組になると思います(笑)。私も楽しみにしておりますし、きっと編集長は毎回来てくれると思います(笑)。アドバイスをするまでもなくしっかりとやっていただける方ですので、何の心配もなくゆだねられます。
―最後に、番組を見ていたみなさんにメッセージをお願いいたします。
内田:私のつたない進行にもかかわらず、たくさんの方に見ていただいて番組を盛り上げていただきまして……「すごいやつらだ」ぐらいな、同志のような気持ちを持ってます。
叱咤激励も含めてみんなの温かいコメントがあったおかげで番組が楽しく終われたのはありがたいことです。新番組も引き続き楽しみにしてください。グラビア企画も続きますので、みなさんにお力添えをいただければと。ぜひよろしくお願いします。
<Text/さとかず>