待望の続編が放送決定! アニメ『キングダム』第2シリーズ アフレコレポート

By, 2013年5月15日



NHK BSプレミアムで放送していたアニメ『キングダム』の第2シリーズが2013年6月8日(土)より放送開始。新たな登場人物も登場し、ますます盛り上がりを見せるストーリーに注目だ。
主要キャスト陣にお話をうかがってきました!

―演じる上で気をつけている点をお聞かせください。

信(シン)役・森田成一さん(以下、森田):荒々しい感じで、刀で「斬る」というより「砕く」という演技を心がけていましたが、第二期では本能で動くよりも頭脳を使うようになりましたので、そこをベースに演じるようにしています。
激情にかられることが多かったのですが、それを抑えられるようになってきたところをみると彼自身、成長してきたのだと思いますね。

嬴政(エイセイ)役・福山潤さん(以下、福山):嬴政は信と漂によって運命を変えられました。趙との大きな戦いがあった時、張り詰めた状況中で信を友と呼べるようになったので、人間らしい、少年らしい部分を出せれば、と思います。

―第2シリーズから登場の細谷さんと野島さんにお伺いします。『キングダム』への出演が決まってからの感想をお聞かせください。

王賁(オウホン)役・細谷佳正さん(以下、細谷):そうそうたるメンバーの中に入ってしまって大丈夫なのかという不安がありました。「時代物」の作品を演じることは、自分にとってはひとつの課題ですので、『キングダム』の世界を壊さないように一生懸命演じようと思いました。

蒙恬(モウテン)役・野島裕史さん(以下、野島):自分自身、男臭さを感じる作品が好きでしたので「どんな役だろう?」と思って楽しみにしていたら、意外と男臭くなかったです(笑)。これから、自分の中に作品の世界観をうまく染み込ませていきたいと思います。

―演じたキャラクターの印象と、演技を通して伝えていきたいことを教えて下さい。

森田:信へのイメージには、自分の中には確固たるものができているのですが、第二期では少し人間らしさが高まった気がします。
「生き抜く」ということをテーマにしていますので、ここは変わらずに突き通して伝えていきたいと思います。

福山:嬴政は少年らしからぬ胆力を持っていると思います。春秋・戦国時代を舞台に作られた作品ですので、そこを意識しながら演じました。

細谷:王賁は、なぜ信に対して身分を気にするようなことを言うのか。それは彼に対して羨ましさを感じているからではないかと思っています。「本気で何かを取りにいく」ための必死さが伝われば、と思っています。

野島:蒙恬は意外とイケメンだと思いました(笑)。キャラクターは作品にとって一つのピースだと思いますので、その世界の中で生きていく、という緊張感をアフレコで表現していきたいです。

―アフレコ現場の雰囲気をお聞かせください。

福山:収録はスムーズに進みますが、だからこそ誰かがとちると、その人に総ツッコミが入るんですよね。ですから、絶対にとちらないようにと思っています(笑)。

森田:現場には男性キャストが多いので、学校の部活みたいです(笑)。熱い演技で室温が高くなってしまい、女性陣にはちょっと迷惑をかけているかも知れません(笑)。

野島:既にできあがった現場にお邪魔したのですが、とても緊張しました。自分も、とちった時に揚げ足を取られるように、頑張りたいと思います(笑)。

細谷:野島さん同様、転校生のような気持ちでアフレコに参加させていただきましたが、皆さんにとてもよくしてもらい、いい雰囲気の中で演じさせていただいております。

―本作の見どころを教えて下さい。

森田:第1シリーズの時から時間が少し経っているので、信がどのくらい成長したのかを見て欲しいと思います。

福山:知略を巡る戦いが幕を開けます。ひりつくような戦いをお楽しみください。

細谷:信に対し「君の専門は戦ではない」と言いつつも、彼の存在を意識している点でしょうか。

野島:急に軽やかで飄々とした人間が出てきて「なんだこいつ?」と思っていただきたいです(笑)。

―最後に、ファンに一言お願いします。

細谷:『キングダム』という作品に関われて幸せです。男性ファンも多くいる作品だと聞きましたので、自分と同性のファンの方にも褒めていただけるよう、頑張りたいと思います。

野島:原作を読むと本作の魅力が分かると思いますが、映像になっても迫力が変わらないと思いました。自分も熱量のウェーブに乗っていきたいですね。

福山:今回新たにメインキャラクターが2人加わりました。第一シリーズ、そして原作に負けないようにセリフを紡いで行きたいと思います。今後出てくる、発してみたいセリフもたくさんありますので、皆さん是非ついてきてください!

森田:自分は最近、アナフィラキーショックで死の淵を彷徨ったことがありまして「死は身近なもの」だということを強く感じました。「生き抜く」というのはどういうことかを感じて欲しいと思います。

<Text/ダンディ佐伯>

【アニメ概要】

アニメ『キングダム』第2シリーズ
2013年6月8日(土)より放送開始

●アニメ『キングダム』公式サイト
http://www9.nhk.or.jp/anime/kingdom/