【プレゼントあり】現役アニソンシンガーが贈る、新感覚ライトノベル！ 『萌音楽（もえそんぐ）のススメ☆』を12月21日（金）にリリースするULTRA-PRISM・月宮うさぎ インタビュー
ULTRA-PRISM（ウルトラ プリズム）のヴォーカルとして、数々のアニメ・ゲームソングを歌っている月宮うさぎがまさかのライトノベル作家デビュー!?
『萌音楽（もえそんぐ）のススメ☆』が集英社スーパーダッシュ文庫より2012年12月21日（金）に発売される。イラストをこげどんぼ*先生が担当していることでも話題の本作。
デビューのきっかけや本作の注目点、そして今後の展望についてもうかがった。
―ライトノベルを書くことになった、そもそものきっかけは何ですか？
月宮うさぎさん（以下、月宮）：とあるゲーム系のWEBサイトで、ゲームのレビューという形でお話をいただいたのですが、「レビューよりもシナリオを書いてみたい！」というお話をさせていただいたところ、OKをいただきました。ですが、その企画自体がなくなってしまって（苦笑）。
ただ、作品自体はかなり書き進んでいましたので、担当の方に「何とかならないでしょうか？」と相談したところ、なんと集英社さんに持ち込んでいただきました！
私は元々同人活動をしていたという経緯もありまして、テキスト形式のアドベンチャーゲームを作ってみたい、という夢があったんですね。
また、実はULTRA-PRISMには裏設定がありまして。それもいつか世に出してみんなと楽しめるコンテンツになればいいな、と思っていましたし、ULTRA-PRISMの活動を始めるにあたり、原作付きのタイトルありきの作品をリスペクトした二次創作活動を自粛してしまったので、「いつかオリジナルで何かを創ってみたい！」という気持ちもありまして、そういった様々な事象が重なって、今回のラノベ作家デビューとなりました。
―「スーパーダッシュ文庫」といえば、とても伝統のあるライトノベル文庫ですが。
月宮：実は、編集長さんに気に入っていただきまして。「鶴の一声」で出版させていただくことになりました。大変光栄です！
―出版するにあたり、作中で手直しした部分などはありましたか？
月宮：担当さんに「あまりに変えてしまうと月宮さんの良さが失われてしまう」とおっしゃっていただきまして。担当編集さんと一緒に、言い回しなどの微修正をするくらいにとどまりました。
―ということは、ほとんど原案のままが使われている、ということですね？
月宮：そうなんです。でもその中で、一番大変だったのが「校正用語」です。句読点の打つ場所や「「！」や「？」マークの後に一文字分空ける」、といった書籍上での決まりがあるのですが、それらを反映するのに苦労しました。
例えば「…（三点リーダー）」というものがありまして、私のブログを見ていただくと分かると思うのですが、私の表したい気持ちは「…」ではとても収まりきらないんですよね（笑）。その全般を修正するのが大変でした。
―ちなみに、構想期間はどのくらいでした？
月宮：元々設定自体はしっかりしたものがありましたので、作品の大枠を考える時間は大体2週間くらいでした。
今回、頭の中で育てていたキャラクターたちを文字で表現していったのですが、人物たちが勝手に動くんですね。
「着地点をここにしよう」という構想があったにも関わらず、予想外の動きをしてしまい、あっという間に数時間経ってしまった、みたいなことがありました（苦笑）。
他にも、サブキャラクターにしようとしたつもりの人物が、主役級の立ち位置になったり……。大変でした（笑）。
―ということは、生みの苦しみはほとんど感じなかった、ということですね。
月宮：むしろ「育ての苦しみ」でしょうか（笑）。その分、人間味の溢れる、いいキャラクターたちになったと思います。
―本作には月宮さん自身がこれまで経験してきたエピソードも盛り込まれているということですが。
月宮：今回は現役で歌手活動もさせていただきながらのデビューということで、こういう経験は中々できないと思うんですね。これまでそういった活動の中で得てきたものをみんなで共有できるコンテンツにすれば、楽しいことができそうだな、という気持ちで作りました。
本編は約300ページなのですが、このページ数に収めるのはかなり大変でした（苦笑）。
―ということは、続編のお話が来てもすぐに出版できるという準備はできている、ということですか？
月宮：実は、この先のお話を既に６ルートくらい考えています。さらに、他のキャラクター視点での物語もありますので、ぜひ皆さんのお力で続編ができるようになれば嬉しいです！
―では、本編のおおまかなストーリーを教えていただけますか？
月宮：ULTRA-PRISMの裏設定である「西暦2222年に、小池さんのひ孫にあたる人物が博士として『萌音楽』の研究をしているのですが、残念ながらその世界では『萌え』という感情が失われてしまっているんです。ですので、ひいおじいさん（現代の小池さん）が研究している情報を探るため、萌音楽インターフェイスの「U3G」を造り、2000年代の萌音楽が盛り上がっている次代に送り込み、研究を始めた」というストーリーをを投影したものになっています。
ですので、本作を読み終えて私たちのライブに臨んでいただけましたら、「小池博士のひいおじいちゃん」の演奏を見る、という、さらなる楽しみ方もできるのではないかと思います。
―主人公の設定について教えて下さい。
月宮：「どこにでもいそうなごく普通の青年」という、読者の皆さんが自己投影できるような、なるべくフラットな設定にしました。
―では、ヒロインのU3Gに関しては？
月宮：私らしさが存分に詰まっているキャラクターだと思います。へっぽこ加減や頑張り具合などが投影されていると思いますので、先ほども言いましたが、本作を読んでライブに臨んでいただきますと、より楽しめると思いますね。
―アーティスト活動と作家活動で、意識が違う点などはありますか？
月宮：元々アーティスト活動をしていたので、「どうしてラノベ作家としてやってみようと思ったの？」と思われる方もいると思いますが、私の中ではアーティスト活動も作家活動も根本の部分は一緒だと思うんですね。
ですから、今回は「私が持っているものを表現するツールが一つ増えた」というような考え方でいます。「これでみんなと2.5次元ポップを、より楽しめるパイプが太くなった」という気持ちが強いですね。
ライブでは、より面白い視点で、より面白い妄想ができると思いますし、是非ご覧になってください。言わば「ひとりメディアミックス」といったかんじでしょうか（笑）？
―「ひとりメディアミックス」……新しい言葉ですね（笑）。
月宮：（ULTRA-PRISM・ギター担当の）小池雅也さんにも、もし手が空いたらテーマソングも作曲して欲しいですね。歌詞はもうできてますよ！ 映像も作れるので、CMも作りたいな～……なんて。
もしCMがどこかで流れていたら、小池さんが死ぬ思いで作り上げたと思ってください（笑）。
（※このインタビューは12月5日に行われました）
―（笑）。ではこちらインタビューに入れさせていただきます（笑）。ちなみに、ライトノベルは今まで結構読まれてこられたのですか？
月宮：実は、そんなに多くの本を読んできたわけではないんですよね。
もしかすると、これまでのラノベの常識を覆すかもしれないような書き方をしているかも知れませんし、女の子ならではの気持ちの表現などをしておりますので、読んで確かめていただきたいと思います。
話は変わりますが、今の世の中、CDが中々売れない、と言われていますが、ラノベ業界はむしろ伸びている、という見方もありますよね？ その理由を私なりに考えてみたのですが、「値段の違い」かな？ と思ったことがあるんです。ラノベはランチを1食ガマンすれば、数時間楽しむことができますので、これまで読んだことがなかった方には、是非この機会にラノベの世界に触れていただきたいと思います。
―では、改めて本作の見どころを教えていただけますでしょうか？
月宮：リアルとヴァーチャルのバランス、アニソンアーティスト活動、オタク活動を通した素のままの私を盛り込みつつもエンターテイメント性を目指して作りましたので、そこを見て欲しいですね。
また、主人公（男の子）の名前をあえて設定せず、「俺」という一人称で表現しているんです。
私自身、これまでアニメを観たりテキスト形式のアドベンチャーゲームをプレイしている時に、名前があるとちょっと入りづらいところがありまして。ですから、近作でも老若男女すぐに主人公として楽しんでいただけるようにと名前を付けずに物語を描きました。
―今回はご自身で挿絵も書かれている、ということですが。
月宮：はい、こげどんぼ*先生リスペクトなイラスト（挿絵）を数点描かせていただきました！ 元々コスプレを始めた当初に着ていたのが、先生の作品に登場するキャラクターだったんです。
そういう縁もあって、先生なら『萌音楽のススメ☆』の世界をかわいく表現してくださるんじゃないかと思いまして今回お願いしました。そして予想以上のものが上がってきました！
―モノクロイラストを描かれる上で苦労された点はありますか？
月宮：色塗りが大変でしたね。挿絵として使用する予定でしたので、普通でしたら3層くらいの色塗りでいいと思うのですが、フルカラーで影からなにからを描いて、それをモノクロにする、という手法をとらせていただきました。
―皆さんの前にお見せできる機会がモノクロだけだと、もったいないですね。
月宮：そうなんですよね。ですからどこかで披露できる機会があれば、と思っていましたが、2013年の1月14日（月・祝）に阿佐ヶ谷ロフトAでイベントをやらせていただく予定になっていて、せっかくなのでそこで制作裏話も含めて公開できればいいな、と思っています！
―こげどんぼ*先生には何かアドバイスなどいただいたのですか？
月宮：色々とお伺いしました。キャラクターの色味や所持しているマスコット、小物などにも出すようにしたりとか……。とても参考になりました！
―少し話が飛躍してしまうかもしれませんが、キャラクターが動き回っている姿も想像してみたり？
月宮：そりゃあもうしますよ（笑）！
先日、声優の井上喜久子さんのラジオ番組に出させていただきまして。井上さんのお声にピッタリのキャラクターが出てくるのですが、作品の話をさせていただいたら、井上さんがそのキャラクターのセリフを言ってくださって。「今ここに『萌音楽のススメ☆』の世界が2.5次元ポップとして世に出たあ！」と大変興奮しました（笑）。
アニメになった暁には、もちろんOPテーマ・EDテーマとULTRA-PRISMとしてやらせていただければ、と思っています！
―『萌音楽のススメ☆』というタイトルも、ご自身が関わられた作品に関係のあるものになっているようですね。
月宮：はい、ULTRA－PRISMのルーツにもなった某作品の主題歌から取らせていただきました。
編集の方も『デビュー作のタイトルはやっぱりこれがいいんじゃないですか？』と言っていただいて。私としても一番しっくり来るタイトルになりました！
―アニメ化した暁には、ご自身も作中で声をあてたい気持ちはおありですか？
月宮：もちろんです！ 小池さんも、とある人気男性声優さんにCV（キャラクターボイス）をお願いしたいとおっしゃってて。なにを考えているんだか（笑）。
―お二人ともノリノリですね（笑）。では最後に、ファンの方に向けて一言お願いします。
月宮：現役アニソンシンガーが贈る「2.5次元ポップ」という新しいジャンルの作品を楽しんでいただければうれしいです。
店頭で見かけた際は、是非お手にとってご覧になってください。よろしくお願いいたします！
＜Text・Photo／ダンディ佐伯＞
【書籍概要】
集英社スーパーダッシュ文庫『萌音楽（もえそんぐ）のススメ☆』
2012年12月21日（金）発売
税込￥630
【イベント概要】
ULTRA−PRISM FAN&FUNミーティング
日時:2012年12月16日（日）
【東京】コスプレ居酒屋LittleBSD
東京都千代田区外神田3-7-12イサミヤ第8ビル3F・4Ｆ(受付4F)
JR秋葉原駅より 徒歩約7分 末広町駅から 徒歩約1分
http://littlebsd.com/img/map.gif
開場:12:00、開演:13:00
料金：￥3,000（1ドリンク付）
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まにあっく邪Night オフライン
～うさぎちゃん処女作出版記念＆2013年新年会＆まにあっく邪Night 1st ANNIVERSARYは悪戯黒うさぎ？！～
2013年1月14日（月・祝）
【東京】阿佐ヶ谷ロフトA
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
初めてのライトノベル著書を出版したばかりの月宮うさぎが、ドロリ濃厚ピーチ味で、好きなアニメ・漫画・ゲーム・アイドルを語り、歌い、踊る？！ロフトイベントならではのぶっちゃけトークもあり？！
プロモデラーであり、まにあっくなオタク経歴をもつスタイルキューブ社長たかみゆきひさ氏と、アニソンユニットULTRA-PRISMのコンポーザー、萌ソングを作り続ける小池アニキ氏と一緒に、みんなで新年からもりあがろうじゃなイカ！
【出演】
ULTRA-PRISM
たかみゆきひさ
開場:12:00、開演:13:00
前売￥2,500 / 当日￥3,000（共に飲食代別）
※前売はローソンチケットにて11月18（日）より発売中！
【Lコード：32798】
●月宮うさぎ 公式サイト
http://usagi-moon.com/
●月宮うさぎ 公式ツイッター
https://twitter.com/usagitukimiya
●『ULTRA-PRISM』オフィシャルサイト
http://ultra-prism.com/
●ULTRA-PRISM公式「萌音楽のススメ」特設ページ
http://ultra-prism.com/moesong-ssm/index.html
●集英社スーパーダッシュ文庫 書籍紹介ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-630720-8
●集英社スーパーダッシュ文庫 公式サイト
http://dash.shueisha.co.jp/
【プレゼント】
「萌音楽（もえそんぐ）のススメ☆」の月宮さんのイラスト&サイン入り書籍を１名の方にプレゼント！
ご希望の方は、「萌音楽のススメ☆」（他のプレゼントも同様の募集方法をしているため、ご希望プレゼントを判別させていただきます）の後に1. お名前、2. 郵便番号・ご住所、3. お電話番号、4. 性別、5. 年齢、6. サイトを知った切っかけを『れポたま！』公式ツイッター＠repotama（https://twitter.com/repotama/）をフォローしていただいた上でDM（ダイレクトメール。お互いにフォローしている場合に使用可能な機能）にてお送りください。
フォローしていただき次第、お早めにフォロー返しをさせていただきます。
（※一つのアカウントで複数のプレゼントに応募可能です）
応募締め切り：2012年12月28日（金）23:59必着
（※記入事項には個人情報が含まれますので、送信される際はくれぐれもご注意ください。）
