本物の妹は誰だ!? 2012年7月新アニメ『この中に１人、妹がいる！』アフレコレポート
田口一原作、MF文庫J（メディアファクトリー刊）で好評刊行中の『この中に１人、妹がいる！』がアニメ化！ 主人公・帝野将悟は父の遺言で在学中に伴侶となる女性を見つけることになったのだが、彼には顔も知らない生き別れの妹がいた!? 可愛い女の子たちはもちろん、「誰が妹なのか？」というミステリー要素にも注目の本作。アフレコを終えたキャスト陣にお話を聞いてきました！
―演じたキャラクターの紹介と、収録の感想をお聞かせください。
帝野将悟役・櫻井孝宏さん（以下、櫻井）：誰が妹なのかまだわからない状況なので、気持ちがフワフワしてます（笑）。将悟的には、妹候補たちがグイグイくるので、戸惑ったり、悩んだり、迷ったりしながら学園生活を過ごしています。
彼は怪我をした過去があり、そのときの記憶が曖昧で、どうやら今後のストーリーに大きく関わるポイントになりそうです。「誰が妹なんだろう」と推理したくなるミステリータッチの構成が面白いですね
鶴眞 心乃枝役・石原夏織さん（以下、石原）：心乃枝ちゃんはシュークリームが大好きな女の子です。黒髪のストレートで、見た目がまさに「清純」というお嬢様なのですが、ストーリーが進んでいくと、将悟に対してグイグイしていくので、こちらとしてもドキドキしちゃうというか。
それと、雅との絡みが多く、キャーキャーワーワーしているのがとても可愛らしいな、というのを感じています。
神凪 雅役・佐倉綾音さん（以下、佐倉）：雅はツインテールでツンデレという部類に入る女の子で、心乃枝同様にどんどん押していくタイプですが、将悟から来られると意外と弱いところがあるので、そこが可愛いかな、と思います。
国立凛香役・竹達彩奈さん（以下、竹達）：凛香ちゃんはすごくしっかりした女の子で、生徒会の副会長をやっているのですが、会長の愛菜がふんわりしすぎている、ということもあり彼女がサポートしています。
もしかしたら出てくる女の子の中で一番気が強いのかも知れませんが、しっかりとした考え方を持っていて、それ故に気が強く見える、というところもあると思いますので、あまり誤解をしないで欲しいです（笑）。
天導愛菜役・大亀あすかさん（以下、大亀）：愛菜は生徒会の会長をしていますが、実は高校2年生です！ 普段はおっとり、まったり、マイペースな女の子なのですが、イベント事があるとテンションがすごく上がってしまいます（笑）。
嵯峨良 芽依役・日高里菜さん（以下、日高）：芽依ちゃんはメインキャラクターの中で一番年上で高校3年生なのですが、とても不思議な女の子です。
メイド喫茶で働いているのですが、その時は、着ている衣装のキャラクターになるというか、別の顔になります。普段とのギャップがかなりある子ですね。今のところ、将悟以外の女の子とはあまり絡んでいないので、これから女の子たちとどのように関わっていくのか楽しみです。
―今作にはたくさんの妹候補がいますが、もし妹にするならどの子がいいですか？
櫻井：役柄的に答え辛いですが、気が強い人が好きなので、竹達さんが演じてる凛香さんの凛として香るような感じがなかなか……（笑）。それでいて、ナイーブな一面を見せてくれたり。やっぱりギャップって興味が湧きますよね
石原：雅ですね。ツンデレっぽい子が好きで、自分にはない要素があるからです。
佐倉：心乃枝か芽依です。清純派黒髪ストレートか、ちょっとミステリアスな子が好きなので。
竹達：愛菜ちゃんです。自分がすごくマイペースな人間なので、彼女がいたら反面教師で「しっかりしなきゃ！」という気持ちになるような気がしますので（笑）。
大亀：一緒にいると楽なのは愛菜だと思います。ずっと一緒に食べてられますので（笑）。でも妹となると凛香ですね。ちょっと恐いですが、ちゃんと叱ってくれるし助けてくれたりしますし。
日高：心乃枝ですね。心がとてもキレイで真っ白な女の子なので、自分も一緒にいたらキレイになれるかな、と思いまして（笑）。癒されますね。
―皆さんから見て妹や弟の魅力はどこにあると思いますか？
櫻井：とにかく可愛いですよ。僕は3人兄弟の長男で、3人とも男なので、女の子の姉妹がほしかったんですよ。今からでもほしいくらいです(笑)
石原：実際に兄がいるのですが、家族は切っても切れない縁がありますよね。親とケンカしてもそばにいてくれたり、一緒にゲームをしてくれたり。優しさが一番の魅力だと思います。
佐倉：私は一人っ子なので、姉妹が家にいる、という感覚が分からないので、そういう目からみると「親から生まれた自分と同等の間柄の人間が家にもう一人いる」というのは、意識をしていないところで心の支えだったりするのかな、と思います。羨ましさがありますね。
竹達：私には兄が二人いるのですが、昔から遊んでくれたりどこかに連れて行ってくれたりしていたので、自分の中では誰より一番近い友達、のような存在です。くだらないことも気軽に話せたり。一言で言うと「かけがえのない存在」でしょうか、照れくさいですが（笑）。
大亀：私には兄はいないのですが「私が持っていないものを持っている」というのが一番の魅力だと思います。
人生経験も自分より豊富ですし、悩んだ時にアドバイスをもらったり、という経験をしたかったですね。
日高：私には兄がいるのですが、ずっと仲良しで、同じ部屋だったので、寝られない夜はくだらない話で盛り上がったりしていました。３歳年上なのですが、年齢差以上に「大人だな」と感じることもありましたし、頼りになる存在ですね。
―OP・EDテーマについてお聞かせください。
石原：StylipSの歌うOPテーマ「Choose me♡ダーリン」は、爽やかで妹たちが「私を見て！」と主張するような歌詞になっていますので、可愛いしドタバタしている曲になっています。
私たちが歌うEDテーマ「Heavenly Lover」はこちらも爽やかですが、自分の気持ちを歌っているというか、歌っていてキュンとなるような曲です。好きな人に対する歯がゆい気持ちが曲に表れているんじゃないかと思います。
―自分に好きな人がいたとして、その人が血縁関係があると分かった時、「兄妹のままでいたい」のか、それとも「なれるか分からないけれど恋人になれるように頑張る」、どちらですか？
石原：兄妹だと越えられない壁があると思いますが、恋人になれるように頑張りたいと思います！
佐倉：妹でいいと思います。家族に対する「好き」と、恋人に対する「好き」の区別が付いていなくて（笑）。変な賭けをしなくてもいいと思います。
竹達：もし兄だと分かったとしたら、恥ずかしくて一緒に生活できないと思うんです。自分がだらしない部分を見せられず、気が抜けなさそうですので（笑）。
他人でいたいです（笑）。
大亀：妹だったらいいな、と思います。欲張りですが、死ぬまで一緒にいられるじゃないですか。
日高：私も竹達さんと同じで、兄だと分かると恥ずかしくなってしまいますので、たまに会うくらいがちょうどいいかな、と思います。距離を置いて、ちょっと会う程度にしたいな、と。
―では、櫻井さんは、好きな人が妹だったと判明した場合、いかがでしょう？
櫻井：妹ですか？自分の年齢も相まってリアルな部分まで考えてしまうのですが（笑）、時間をかけて兄妹としてうまくやれたらいいな、と思いますね。
―最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。
櫻井：「とても魅力的なタイトルだと思います。いったい誰が妹なのか? 一緒に探してください。よろしくお願いします！
石原：ストーリーがどうなっていくのかも楽しみですし、キャラクターもはっきりしていて面白い子がたくさんいますので、楽しみに待っていて下さい。
佐倉：個性豊かなキャラクターたちが登場し、どんな展開になるのか、どんな物語の結末を迎えるのか、皆さん楽しみにしていて下さい。
竹達：たくさんの魅力的な女の子が登場しますので、お気に入りの女の子の目線でアニメを観ていただくと、違った視点で楽しむことができると思います。
大亀：今日は第三話の収録だったのですが、収録中に心の中で笑ってしまうこともあったりしました。これからどんどん面白くなっていくと思いますので、皆さんも第一話から見逃さずに観てください。
日高：非常にテンポが早い作品ですので、毎回見逃さず、１話１話楽しんでください。
＜Text・Photo／ダンディ佐伯＞
【アニメ概要】
この中に１人、妹がいる！
TBS 7月5日から毎週木曜日深夜1時55分～放送予定
MBS 7月9日から毎週月曜日深夜2時50分～放送予定
CBC 7月12日から毎週木曜日深夜2時30分～放送予定
BS-TBS 7月28日から毎週土曜日深夜1時30分～放送予定
【スタッフ】
原作：田口一（MF文庫J／メディアファクトリー刊）
原作イラスト：CUTEG
監督：名和宗則
シリーズ構成：雑破 業
キャラクターデザイン：桂 憲一郎
総作画監督：桂 憲一郎・植田和幸
美術監督：桑原 悟
美術設定：成田偉保
色彩設計：池田ひとみ
編集：武宮むつみ
音楽：七瀬光
音響制作：ダックスプロダクション
音響監督：岩浪美和
アニメーション制作：Studio五組
【キャスト】
帝野将悟（みかどの しょうご）：櫻井孝宏
鶴眞心乃枝（つるま このえ）：石原夏織
神凪 雅（かんなぎ みやび）：佐倉綾音
国立凛香（くにたち りんか）：竹達彩奈
天導愛菜（てんどう まな）：大亀あすか
嵯峨良芽依（さがら めい）：日高里菜
ほか
●アニメ公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/nakaimo/
（C）田口一・メディアファクトリー／委員会の中に1人、妹がいる！
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