第7話は、薫、千太郎の通う高校の学園祭。千太郎は同じクラスの松岡星児と共にロックバンド「オリンポス」に参加。練習に忙しい千太郎と、学園祭の実行委員に選ばれた薫。2人の距離は、開いていくばかりだった。そして迎えた学園祭の当日。
観客の歓声を集めるオリンポスを目にして、薫は苦々しい想いを押さえきれない。しかし、そのステージで思わぬトラブルが発生して演奏は中断、その場をつなぐため薫がピアノを弾きだすと、そこに千太郎がドラムが乗っかりセッションすることに・・・!
原作の中でも名シーンといわれる、文化祭での“薫”と“千太郎”のジャズセッションシーン。そのシーンの映像再現が凄すぎる!と関係者の間で話題になっている。
3分31秒にわたる長尺のメドレー演奏は、ノイタミナの番組内では異例中の異例!薫のピアノと千太郎のドラムの音しか聞こえないそのシーンは、アニメとしてはかなり異様な光景といえる。しかし、音楽プロデュースの菅野よう子、監督の渡辺信一郎、ピアノの松永貴志、ドラムの石若駿の見事なコラボレーションにより、原作に負けない名シーンが誕生しました!アニメにおける音楽表現の一つの到達点ともいえる出来栄えに、プレビューを観たJAZZ JAPAN・三森編集長からもコメントが寄せられた。
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3分31秒の奇跡。イマジネーションを全開にした美しいメロディからスリリングに展開する3つの名曲。
ジョン・コルトレーン,ビル・エバンス,アート・ブレイキーの魂がここに降り立ち,薫と千太郎を躍動させる。
二人の心をつなぎ,聴く人すべての心つなぐ力こそ,ジャズそのものである。
―JAZZ JAPAN編集長三森隆文
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さらに、薫ピアノ役をつとめる松永貴志氏は、「このセッションレコーディングを振り返り、伝説に残る演奏シーンにしたかった!一度しかない文化祭での千太郎との演奏は、とにかく全力投球ジャズでぶつかり合う、エネルギー全開の一本勝負!僕の音を聞いてくれ!そんな薫の気持ちになりきって全身全霊の演奏をしました。」と話す。
大好評発売中『アニメ「坂道のアポロン」オリジナル・サウンドトラック』の中でも、ジャズセッションはこの1曲のみ。
一発録りの迫力が映像なしでも伝わる。今夜の第7話のストーリーが、さらにその熱いセッションを感動的なものにしている。
是非、頭から見逃さずに堪能してほしい。
【番組概要】
『坂道のアポロン』
毎週木曜24:45~フジテレビ“ノイタミナ”ほか各局にて大好評放送中
<スタッフ>
■原作:「坂道のアポロン」小玉ユキ(小学館「月刊フラワーズ」連載)
■監督:渡辺信一郎■脚本:加藤綾子・柿原優子■キャラクターデザイン:結城信輝
■総作画監督:山下喜光■音楽:菅野よう子■アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
■オープニング・テーマ:YUKI「坂道のメロディ」(EPICレコードジャパン)
■エンディング・テーマ:秦基博meets 坂道のアポロン「アルタイル」(Ariola Japan / Augusta Records)
<キャスト>
西見薫:木村良平/川渕千太郎:細谷佳正/迎律子:南里侑香
深堀百合香:遠藤綾/桂木淳一:諏訪部順一/松岡星児:岡本信彦
●公式サイト
http://www.noitamina-apollon.com
(C)小玉ユキ・小学館/「坂道のアポロン」製作委員会