瀬尾公治が原作、『週刊少年マガジン』で好評連載中の人気作品『女神のカフェテラス』がアニメ化!
3年ぶりに祖母・粕壁幸子(かすかべ さちこ)(故人)が経営する喫茶店「Familia」に戻ってきた主人公・粕壁 隼(かすかべ はやと)。彼を待ち受けていたのは大学生の小野白菊(おの しらぎく)と月島流星(つきしま りほ)、高校生の鶴河秋水(つるが あみ)、フリーターの鳳凰寺紅葉(ほうおうじ あかね)、そして専門学校生の幕澤桜花(まくざわ おうか)の5人だった。「祖母の家族」と語る彼女たちとのハーレム生活が始まる、と思いきや、彼らにさまざまな困難が立ちはだかる……。
今回はバリスタとしての腕が立ち、バンドではボーカルを担当するクールガール・鳳凰寺紅葉を演じる瀬戸麻沙美さんに話をうかがった。
―原作を読んでみての感想をお願いします。
瀬戸麻沙美さん(以下、瀬戸):肌色成分がすごく多いことと、ある日突然、1つ屋根の下で暮らすことになる……という、王道だけど有り得ない展開にワクワクしました。
それだけでなく「喫茶店の経営を立て直すため、(水中雅章さん演じる)隼の頭脳を使って問題に立ち向かっていく」という、しっかりとしたストーリーがあるのが面白いです。
個性豊かな女の子たちが、マンガだけでもこんなにバタバタしているのに、アニメになったらどうなってしまうんだろう? と思いました。
―瀬戸さんは、少年マンガは普段から読まれますか?
瀬戸:自分が関わった作品や、オーディションの話をいただいたときじゃないと、なかなか触れる機会がないかもしれません。『女神のカフェテラス』では、美しい肌色にドキドキしました(笑)
―オーディション時の思い出をお聞かせください。
瀬戸:「複数の役を受けてもらっていいですよ」と言っていただいたので、メインキャストはほぼ全員受けたと思います。
これだけ個性派揃いだと、「この子の場合は、あの演者さんがピッタリだな」とか、頭のなかで何となくイメージができるんですよね。「誰かの役に引っかかればいいな」……と思いながら(笑)オーディションを受けました。
―紅葉に対する印象を教えていただけますか?
瀬戸:彼女は多くを語らないので、ミステリアスに見えました。みんなのやり取りを俯瞰して見ているような。
そんななか隼と2人になったとき、彼のことをからかっているのを見て「遊び心もあるんだ」というのがわかりましたし、ほかの4人からも頼りにされているのを見て「性格がいい子なんだな」というのもわかりました。
さらにコーヒーの知識がすごく、バンドでボーカルを担当しているということで、「実は紅葉が一番アツいんじゃないか?」と思いました。物語が進むにつれて、新たな紅葉が見えてきた感じですね。
―アフレコ時の印象的なディレクションがあれば教えてください。
瀬戸:紅葉の場合、演技に大きい変化をつけるのはよくないかな、と思いまして。ただ、「照れるところ、茶化すところはもっとはっきり出してもらっていいですよ」とディレクションをいただいてからは、ギャグっぽいところも含めて紅葉さんなりに振り切ってもいいのかな、と考えるようになりました。
またディレクション……というとちょっと違うかもしれませんが、隼やほかの女の子たちとの掛け合いのなかで初めてチューニングされる、ということがあるんです。
怒涛の掛け合いが行なわれるなか、隼のツッコミの迫力が想像以上だったので、最初は気圧されそうになりました。でもそれを受け流し、しかも紅葉さんらしいクールさ、マイペースさも出さなきゃいけない、と思いながら何とか演じ切りました。
―アフレコの現場で印象的だったエピソードはありますか?
瀬戸:収録時期にちょうどサッカーの『ワールドカップ』が開催されていたんです。水中さんと山根ちゃんも試合を結構観ていたらしく、空き時間に盛り上がっていました(笑)
―主人公の隼についての所感をお願いします。
瀬戸:先ほども言いましたが「大きい波がきた!」と思うくらいツッコミが強くて(笑)
いわゆる「ラッキースケベ」のようなシーンがありますが、そこで下心が見えないところが「ラブコメ作品の主人公に必要なスキルなのかな」と思ったりしました。そんななか、お店が閉まったあとにパソコンに向き合って今後の計画を黙々と立てているところに、彼の素が出ていると思います。
―紅葉以外で気になるキャラクターはいますか?
瀬戸:個性としては(鈴代紗弓さん演じる)秋水です。とにかくぶっ飛んでいるので(笑)
バックボーンを含め、物語全体としてみると(山根 綺さん演じる)流星が気になります。一生懸命やっているのに、損している子は応援したくなるんです。
―「Familia」は海辺にありますが、「海派」「山派」どちらですか? 理由もお聞かせください。
瀬戸:元々は海が好きでした。一方で、夏場に行く山は涼しいので最高です。バイクに乗るようになってからそれがよくわかりました。でも、夏の海でのダイビングも大好きなんですよね。「海派から山派になったけど、やっぱり海が好き派」です。え、ダメですか? なら「レジャーなら海、ツーリングするなら山」です(笑)
―瀬戸さんはアルバイト経験はありますか? あればそのときのエピソードを教えてください。
瀬戸:実は一度もないんです……。バイトに近いところですと、中学生のときに「職業体験」でファミリーレストランで接客とキッチンの仕事を体験したことがあります。洗い物が好きだったので、楽しかった思い出がありますね。
もしアルバイトするなら「お花屋さん」と「ラーメン屋さん」でしょうか? 学生時代に「フラワーアレンジメントの専門学校に通いたい」と思ったことがありまして。「ラーメン屋さん」に関しては、単純にラーメンが好きだからです(笑)
自分で作る自信はないので、接客専門で働いて、大将にまかないで毎日ラーメンを作ってもらいたいです。普段はラーメンをより美味しく食べるために1~2か月は我慢しているので。……これ、絶対に太りますね(笑)
―紅葉はバンド活動をしていますが、瀬戸さんがバンドを組むなら、どこを担当したいですか?
瀬戸:ドラムです。実姉が高校時代にバンドをやっていて、ドラムをたたいていたんです。あのころ姉のことを羨望のまなざしで見ていたので、やるならドラムかな、と。
―最後に、メッセージをお願いします。
瀬戸:ドタバタ感も作品が人気な理由の1つだと思いますが、アニメになってどのようにパワーアップしているのか? 楽しみにしていただきたいです。
また、登場人物たちの背景も丁寧に描かれていると思いますので、そちらもご注目ください。よろしくお願いします!
<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【アニメ概要】
『女神のカフェテラス』
【放送情報】
毎週金曜 深夜1時25分~MBS/TBS系 全国28局ネット “スーパーアニメイズム”枠にて放送中
BS日テレ 2023年4月10日(月)から 毎週月曜 夜11:30~
AT-X 4月12日(水)から 毎週水曜 夜9:30~
(リピート放送 毎週金曜 午前9:30~、毎週火曜 午後3:30~)
【配信情報】
DMM TV、ABEMAにて毎週金曜日26:55~最速配信
dアニメストアほか各配信サイトにて毎週月曜26:55~順次配信開始
【イントロダクション】
――どこかの海辺にある、古びた喫茶店。そこには…女神様がいるらしい――
ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」。
「赤字だらけの店、さっさと畳んで駐車場に建て替えよう」と主人公、粕壁 隼が3年ぶりに帰省をするとそこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人のカワイイ女の子が!!
いきなり下着? 全裸!? ちょっとまて、誰が空き巣だ! ここはオレの家だ! 絶対に追い出してやる!
最悪の出会いから、恋と家族の物語が始まるっ!
5人全員「正ヒロイン」の、夢のハーレム共同生活!
ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ!!
【スタッフ】
原作:瀬尾公治(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:桑原 智
シリーズ構成:大知慶一郎
キャラクターデザイン:野口征恒
音楽:兼松 衆、櫻井美希
アニメーション制作:手塚プロダクション
【キャスト】
粕壁 隼:水中雅章
小野白菊:和氣あず未
月島流星:山根 綺
鶴河秋水:鈴代紗弓
鳳凰寺紅葉:瀬戸麻沙美
幕澤桜花:青木瑠璃子
粕壁幸子:伊倉一恵
【音楽】
オープニングテーマ:音莉飴「運命共同体!」
エンディングテーマ:佐藤ミキ「ドラマチック」
●公式サイト
https://goddess-cafe.com/
●公式Twitter
https://twitter.com/goddess_cafe_PR
(C)瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS