By, 2023年4月6日
ジャンプSQ.で好評連載中の城戸みつる原作、異星人の“猫”初体験コメディが待望のアニメ化!
地球侵略をたくらむ宇宙帝国「アザトス」から派遣されたリザ・ルーナは、調査中に出会った1匹の猫・よぞらのかわいさに取り憑かれ、本来の目的を忘れてかわいい動物たちと戯れることに……(笑)
今回はリザ役の花守ゆみりさん、よぞら役の藤原夏海さんに本作の観どころについておうかがいした。
―役が決まったときの感想をお願いします。
花守ゆみりさん(以下、花守):実は私、コミックスの発売記念PVやボイスコミックでリザを担当させていただきまして。今回も演じられるといいな……みたいなことを何となく思っていました。ですので、決まったときは安心感とうれしさが混じったような気持ちになりました!
藤原夏海さん(以下、藤原):オーディションでは「感情を鳴き声だけで表してください」というお題がありまして……。とても難しかったのですが、「素敵な作品に絶対参加したい!」という一心で臨みましたので、こうして役をいただけて感無量です!
―原作を読んでの感想をお願いします。
花守:リザはずっと叫びっぱなしなんですよね。テンションの高さに毎回笑ってしまいます。
それにしても”かわいい”だけで、こんなにたくさんのエピソードが描けるのはすごいな、と。「城戸先生は本当に動物が好きなんだな」と思いました。
ファンの方のSNSを見ても「うちの子が一番かわいい」というメッセージや画像で満ちていますし「かわいい」の気持ちを共有できる作品なんだな、と。
藤原:リザがすごい経歴を持っているので「よぞらは何かされてしまうのでは……?」と思ったら、すごく平和な作品でビックリしました。
登場人物たちの動物へのリアクションが、見ていてとても楽しいのですが、私自身もよぞらのかわいさに毎回ときめいております。「リザたちのように、猫を知らない世界線に生きてみたかったな……」と、本気で思っちゃいました(笑)
―アフレコ現場での出来事を教えてください。
花守:私たち2人は別のブースで録ることが多かったのですが、リザの気持ちになってよぞらの鳴き声を堪能していました(笑)
藤原:ありがとう! 花守さんだけでなく、共演するみなさんがよぞらを愛でてくれるので、すごくありがたいです。
花守:大人数でワチャワチャするシーンが多いので、その場合は3人ずつくらいでブースをわけて、同時に録ったりしていますね。
藤原:私と花守さんは別々のブースで、イヤホンでお互いの声を聞きながら収録をしていました。リザの悶えたりしている時の素晴らしいエネルギッシュなリアクションがたまに私のイヤホンを通してマイクに伝わることがあって、それが面白くて皆さん笑顔になっていましたね(笑)
花守:大声を出してしまい、ごめんなさい(苦笑)
アフレコでエネルギーを使うものの、「心地いい疲れ」が来るんですね。毎回スッキリした気持ちで帰っていました(笑)
―演じたキャラクターの紹介をお願いします。
花守:リザは全宇宙でも最高レベルの戦闘力を持っているのですが、地球で「猫」という存在に出会ってから、いろいろとおかしくなりました(笑)
藤原:よぞらにはもともと別の飼い主がいたのですが、あまりいいタイプの人間ではなくて。そんなとき、リザと運命的な出会いを果たし、彼女のもとで暮らすことになります。
リザのやさしさに触れることにより、徐々に感情を表に出せるようになってきます。
―本作には魅力的なキャラクターが多く登場しますが、お気に入りはいますか?
花守:リザだけでなく、かわいい動物たちにいい意味で人生を狂わされてしまった人たちがたくさん登場するので。とくに帝国「アザトス」に所属している人たちはみんなヤバいかもしれません。
そんななか、私は(上田麗奈さん演じる)狐陰小町さんの、愛猫・マルちゃん(ジャパニーズボブテイル)に対する反応が大好きです。つんざくような悲鳴がツボに入ってしまって(笑)
藤原:私はリザの後輩である(宮本侑芽さん演じる)ラスタ・コール君が気になります。彼は「アレルギー体質」なのですが、私もアレルギー持ちなので、とても共感できるんです。ガスマスクをつけながら動物たちと接する姿が健気で……。
花守:あとはアザトスの誇る宇宙船「スレイル」のミキティ・フルプルリン館長ですね。緒方賢一さんの演技が本当にたまらないんです。また、収録が終わる際に「もう終わっちゃうんだ、寂しいよ」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
―お2人が日々の生活のなかで「これはかわいい!」と思ったことは?
藤原:私はキャッチボールが好きで、河川敷で知り合いと一緒にボールを投げていたのですが、近くで同じくキャッチボールをしていた少年たちが「すごいボール投げてる! カッコいい!」と反応してくれたんです。
そのリアクションに、心の底から「かわいい~!」と思いました。
花守:ある日、飲食店の前を歩いていたら、ちょうどランチタイムメニューが描かれた小さい看板が強風で倒れてしまって。それを見た小さい子が、店員さんに状況報告しにお店に入っていったんです。「私ならこんな風に対処できたかな?」と反芻しました。……これって「かわいい」というよりも「感心した」エピソードかもしれませんね(笑)
―「アザトス」は地球よりも遥かに進んだ技術を持っていますが、お2人が「あれば便利だな」と思うテクノロジーは?
花守:すでに地球でも開発が進んでいるかもしれませんが、動物たちの心の声が聴こえる技術がほしいですね。
でも、よかれと思ってやっていた行動が実は「有難迷惑」だった……ということがあるかもしれないですし、知らなかったほうが幸せだった、というケースもありうるので、どうしても慎重になってしまいます……。
藤原:彼らが発する「SOS信号」がわかるような技術ならいいんじゃない? 病気を未然に防ぐことができるだろうし。
花守:確かに、それは有効的な使い方だね! あとは、物理的にプロテクトをかける装置がほしいです。私、寝相がメチャクチャ悪くて……(苦笑)
飼い猫に被害がいかないようなテクノロジーがあればうれしいですね。
藤原:私は某国民的アニメに出てくる「●●●●ドア」のように瞬間移動できるテクノロジーがほしいです。ギリギリまで家にいることができるし、終電を気にしなくてもいいですし。
花守:それは私もほしい!
―ズバリ、宇宙人は存在すると思いますか?
花守:実はうちの母親に対して「宇宙人疑惑」がありまして……。昔から、急に突拍子もないことを言うんです。でもそうなると、私が宇宙人と地球人のハーフだということにもなるので、これくらいにしておきます(笑)
藤原:私もいると思います! 宇宙の規模を考えると、地球なんてちっぽけな存在ですからね。地球にもすでに潜んでいるんじゃないかと。
花守:「火星人はいる」とずっと前から言われていましたし、夢があるので!
藤原:活躍している声優さんのなかに宇宙人がいたら、と考えると面白いですね。七色の声を持つといわれている役者さんが、実は……みたいな。
花守:確かに(笑)
―お2人が入ってみたいコミュニティは?
花守:「ペンとインクのコミュニティ」です。
仕事現場で、あるスタッフさんから突然「花守さん、『色』に興味はありますか?」と言われまして。そのあと、色とりどりのインクと、どこで売っているかが描かれた自作のノートを見せていただいたんです。
「じゃあ今度行ってみようかな……」と思い、売り場に足を踏み入れたのが「沼」への始まりでした(笑)
コレクター気質がある人はハマると思います!
藤原:先ほどのエピソードにもありましたが、私は人とキャッチボールをするのが大好きなので「キャッチボールコミュニティ」があれば入ってみたいですね。
たくさんの人が集まったら「野球をやればいいじゃん」と思われるかもしれませんが、試合はあまりやったことがないんですよね……(苦笑)
この機会に触れてもいいかもしれません!
―本作には「●●かわいい」という言葉がたびたび登場しますが、お2人のオリジナル「●●かわいい」を開発してください。
花守:緒方賢一さんが毎回かわいいセリフをおっしゃっているので「これが『しぶかわいい』なのか……?」と思ったことがあります(笑)
しぶい声で「モフモフ」と言われたら、そのギャップにノックアウトされそうです……。
藤原:私は……「ごつかわいい」でしょうか? ゴツゴツしたものを見てかわいさを感じる、というニッチなところで。
―最後に、メッセージをお願いします。
花守:リザがよぞらに接するときは、自分の持てる愛情表現をとにかく詰め込みました。
ジェットコースターに乗っているような気持ちで「カワイイ」を堪能してもらえるとうれしいです!
藤原:侵略者であるリザのギャップを感じていただきつつ、彼女とよぞらの間に生まれてくる素敵な物語を見届けてください。
周りをとりまくキャラクターたちも濃いメンツがそろっておりますので(笑)、一挙手一投足にご注目いただけますと幸いです。そして、原作もチェックして、さらに悶えてください(笑)!
<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
【アニメ概要】
TVアニメ『カワイスギクライシス』
【放送情報】
・TOKYO MX 4月7日(金)より毎週金曜 22:30~23:00
・BS朝日 4月7日(金)より毎週金曜 23:30~24:00
・関西テレビ 4月9日(日)より毎週日曜 26:29~26:59
【キャスト】
リザ・ルーナ役:花守ゆみり
よぞら役:藤原夏海
向井誠二役:小笠原 仁
矢薙華澄役:会沢紗弥
ガルミ・ルゥ役:伊藤彩沙
ラスタ・コール役:宮本侑芽
アマト・ロイ役:中村悠一
フィアナ・ティアリー役:近藤玲奈
亜妻光彦役:緑川 光
亜妻ささら役:富田美憂
【スタッフ】
原作:城戸みつる『カワイスギクライシス』(集英社「ジャンプSQ.」連載))
監督:羽鳥 潤
シリーズ構成・脚本:皐月 彩
キャラクターデザイン:渡辺まゆみ
音楽:成田旬・瀬尾祐介(Starving Trancer / Xceon)
色彩設計:瀬戸治子
美術監督:和田千帆
撮影監督:坪内弘樹
編集:村井秀明
音響監督:中谷希美
音響効果:風間結花
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:SynergySP
【キャンペーン概要】
「#うちのカワイスギクライシス」キャンペーン実施中!
ペットの写真・動画をTwitterに投稿して、TVアニメ『カワイスギクライシス』のBlu-rayや生配信番組に登場させちゃおう!
詳細は公式サイトのキャンペーンページを御覧ください。
https://kawaisugi.com/campaign
●公式サイト
https://kawaisugi.com/
●公式Twitter
https://twitter.com/kawaisugicrisis
(C)城戸みつる/集英社・カワイスギクライシス製作委員会
【プレゼント】
2人の寄せ書きサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のツイートをリツイートしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2023年4月21日(金)23:59まで