ゲストと一緒に、バラエティに富んだ研究に挑戦！『FUN’S PROJECT LAB 夏の白魔術／黒魔術研究発表会』レポート
前田佳織里さんとファイルーズあいさんがパーソナリティを務め、毎回様々な「研究」を行なっているラジオ番組『前田佳織里・ファイルーズあいのFUN’S PROJECT LAB』。番組初となるイベントが8月14日（土）に東京・文化放送メディアプラスホールで開催された。
今回のイベントは昼夜2部制。「夏の白魔術研究発表会」（昼の部）はライトな、そして「黒魔術研究発表会」（夜の部）はちょっぴり重めな実験でゲストと一緒に盛り上がった。
【昼の部】
昼の部は白魔術にちなんで、白を基調とした衣装で登場したパーソナリティのふたり。ファイルーズさんは魔眼をイメージしたブローチを着用。一方の前田さんは、頭につけた紫色の大きなリボンで集まったファンを魅了した。
なお、今回は昼の部と夜の部「通し」の企画として、それぞれで別の味のアイスクリーム（昼の部はバニラアイス、夜の部はチョコレートアイス）を作ることに。サッカーボールほどの球のなかに材料を入れ、ひらすら回転させる（複数人で蹴る）ことでアイスが完成する仕組みだ。そこで、番組スタッフにはイベント中、ひたすら球を蹴り続けるという「ミッション」が与えられた。
昼の部ではゲストの礒部花凜さんを交え、トークを展開。礒部さんは「『ハリーポッター』シリーズにあこがれて魔術書を買っていた」くらい魔術に興味があり、開始早々、イベントの趣旨に沿う話題で盛り上がった。
ファンからのおたよりコーナーでは「三人の趣味は？」という質問に、ファイルーズさんは「映画鑑賞」礒部さんは「ゲーム」、そして前田さんは「お酒」と回答。これらは家で全部楽しめるということで、ファイルーズさんは「私の家で、ファイルーズおすすめの映画を全部観終わるまで、ふたりを軟禁したいです（笑）」という壮大な計画を披露していた。
続いては「超ロング糸電話 どこまで聴こえるのか？」コーナー。1メートルごとに刻んだ、1～7メートルの糸電話（計7個）を用意し、どのくらい離れたところまで聴こえるのかを実証していく。
最初はどのくらいの声でしゃべればいいのか、戸惑いをせていたものの、徐々に要領を得ていった3人。前田さんは「1メートルよりも4メートルのほうが聴こえやすいかも？」との見解を示していた。
なお実験中、糸が絡まってしまうトラブルがあったものの、そのままでもちゃんと聴こえるということが判明。副産物も得られた今回の実験は見事成功を収めた。
お次は「占いコーナー」。前田さんが以前から勉強してきた「タロット占い」を披露する……のだが、ファイルーズさんから「私はアボカドが好き？ 嫌い？」という無茶なお題が出されてしまう。しかし、タロットから「アボカドを食べることで、新たな考えが浮かんでくるかも」という的確なアドバイスを導き出すことに成功！
何の気なしに考えたお題からの、予想外の結果を受け、ファイルーズさんは目を輝かせながら「今後はオーディションの前にアボカドを食べて臨みます！」と意気込んでいた。
そして礒部さんからは「今日の晩御飯にステーキが食べられる？」と、輪をかけて突拍子もないお題が。前田さんが「もしかして、冷蔵庫に眠ってる？」と聞くと「実は冷蔵庫に入ってます。何でわかったの？」と興奮気味の様子。前田さんの才能の一端を感じさせる企画となった。
一方、ファイルーズさんは「オラクルカード」を使った占い。礒部さんから「明日、好きなアニメを観て過ごせる？」と聞かれると、「行動を起こせ」、前田さんから「これから仕事がうまくいく？」という質問には「女神が微笑んでいるカードを引いたし、絵的に、多分うまくいくでしょう」と答えるなど、こちらは力技で押し切っていた（笑）
プチ朗読コーナーでは、ふたりが持つ「魔女人格」を元にしたオリジナルストーリー「嫉妬の女神」が展開。アマリリス（前田さん）、曼珠沙華（ファイルーズさん）、そしてゲストキャラクターのアンジュ（礒部さん）が織りなす物語が披露された。
秘めた力を持っているが、本人はそのことに気づいていないアマリリスと、彼女のことが気になっている先輩の曼珠沙華。さらに、アマリリスのことを密かに想っているアンジュと、3人の三角関係が描かれたストーリーを、臨場感たっぷりに朗読していった。
昼の部のエンディングでは、完成したバニラアイスが登場。前田さんは「濃厚で、すごくおいしい！」、ファイルーズさんは「自然な甘さになっています」、そして礒部さんは「もっと食べたいです！」と3人とも大絶賛だった。
【夜の部】
「夜の部」は、「昼の部」とはうって変わって黒い衣装で身を固めたパーソナリティのふたりが登場。前田さんは「おじいちゃんがくれた」という魔法道具に見えそうな（？）ネックレスを身に着け、ファイルーズさんは彼岸花が描かれた衣装で、ダークな雰囲気がたっぷり。さらに、猫が大好きと公言する指出毬亜さんをゲストに迎え、黒魔術研究にふさわしい（？）メンツがそろった。
ファンからのおたよりコーナーでは「指出さんは普段から仕事仲間に敬語を使っている」という話題に。ファイルーズさんは「タメ口でしゃべりかけたら、ちゅんるんも積極的にしゃべってくれた」と経験談を話すと、指出さんは「相手からグイグイきてくれると『ちゃんと言葉を返さなきゃ』と考えちゃうんですよね」と笑顔で答えていた。
「お互いの印象について」の質問には、指出さんが「かおりん（前田さん）は、普段はおちゃらけて見えるけど、実はしっかりしているんです！」と褒め、前田さんもまんざらではない様子だった（笑）
「制限されたトークでどこまで話せるか？」コーナーでは、「なんか」、「わたし」、というNGワードに加え、英語使用を禁止した状態で、どれだけスムーズにしゃべることができるのかを検証。
前田さんは「福岡弁」を駆使し、ファイルーズさんは必死で頭を回転。そして指出さんはゆっくりしゃべってなんとかNGワードを回避していく。約10分のトークの結果、出てしまったNGワード数は指出さんが1回、ファイルーズさんが3回、そして前田さんが11回でダントツだった（笑）
「黒魔術研究発表会」では、『ナルニア国物語』や『眠れる森の美女』など、有名な作品に出てくる飲み物を作っていく。
まずは、リンゴジュースにしょうがチューブ、レモンを混ぜて、最後に棒状のシナモンを入れた「しょうがドリンク」。3人とも「美味しくて、しかも健康によさそう！」と大絶賛。シナモンの大量投入でどんな味になるのか懸念されたが、意外にも美味しかったようだ。
2品目の「ドラゴニックポーション」は、ガムシロップ、レモン汁、タバスコを混ぜたものに、トマトジュースを入れたドリンク。マニュアルには「怒りを発散させながら飲むべし」という指示が。素直に従うファイルーズさんに、ふたりは大爆笑だった。ちなみに、味のほうはこちらも「美味しかった！」そうだ。
お次は、「昼の部」に続いてアマリリス（前田さん）、曼珠沙華（ファイルーズさん）が活躍する、プチ朗読コーナー。指出さんはシオン役（アマリリスの幼なじみで『魔術ダンスクラブ部』部員）として参加した。夜の部のタイトルは「おにゃんこダンスクラブ」。本作は猫に取り憑かれてしまったシオンをアマリリスと曼珠沙華が助ける……という物語。指出さんのキュートな猫の演技に、前田さんとファイルーズさんもメロメロだった。
昼・夜と行なわれたイベントも、ここで終わりの時間。最後は「夜の部」の冒頭で作り始めたチョコレートアイスが登場。こちらも昼の部のバニラアイス同様、3人から「美味しい！」という絶賛の声が上がり、笑顔で舌鼓を打っていた。
【番組概要】
『前田佳織里・ファイル―ズあいのFUN’S PROJECT LAB』
■パーソナリティ：前田佳織里、ファイル―ズあい
■放送局：文化放送地上波
AM1134kHz／FM91.6MHz／radiko (1都6県と周辺一部地域にて聴取可能)
■放送時間：毎週日曜日 22:30～23:00
■メールアドレス：funs@joqr.net
■Twitter：@FUNS_LAB (推奨ハッシュタグ #funslab)
『前田佳織里・ファイル―ズあいのFUN’S PROJECT LAB』は、リスナーの皆さんと一緒に「楽しいことを創っていく」をテーマに、「FUN’S PROJECT」を活用しながらクリエイティブの面白さを研究していく番組です。