【みずほフィナンシャルグループ×空想科学研究所】昔話・漫画・アニメなどの世界で金融を学ぶ「空想金融教室プロジェクト」始動!

By, 2024年4月26日



☆「浦島太郎は竜宮城と地上の二拠点生活で資産を増やせ」
「桃太郎は鬼ヶ島をテーマパーク化せよ」
昔話などの有名なストーリーをお金の視点から深掘り!

株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:木原 正裕)は、金融経済教育の一環として、『空想科学読本』を刊行する空想科学研究所とコラボレーションし、2024年4月25日(木)より、「空想金融教室プロジェクト」を開始した。

本プロジェクトは、高等学校での必修化など現代において必要不可欠となった「金融経済教育」を、より多くの人にわかりやすく、楽しみながら学んでもらうために立ち上げたプロジェクトです。
〈みずほ〉が総合金融グループとして培ってきた金融知見やノウハウと、マンガやアニメ、ゲームなどの空想の世界を科学的に検証する空想科学研究所の発想力を組み合わせ、「さるかに合戦における、柿のタネとおにぎりの交換のリスクとリターンは?」「浦島太郎は、竜宮城に行く前に何をしていればお金が増えたのか?」など、子どもから大人まで親しまれているさまざまなお話を「お金」という観点から再構成していきます。

プロジェクトの始動に伴い、空想科学研究所 主任研究員・柳田理科雄さんから、コメントもいただいています。

<「空想金融教室プロジェクト」特設サイトURL>
https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/education/kyoshitsu/index.html

「空想金融教室プロジェクト」は、金融についてより多くの人にわかりやすく、楽しんで学んでもらうために、〈みずほ〉と空想科学研究所がタッグを組んで立ち上げたプロジェクトです。とっつきにくい投資の話も、難しく感じる金融の話も、「その結末、金融的にどうなの!?」「登場人物のその選択、投資の観点で本当に得なの!?」「あの話、事業だったらやばいかも……!」など、みんなが知っている昔話や人気コンテンツを用いながら、わかりやすく解説します。

【先生の紹介】
初回は、下記の現役みずほ社員が各テーマを本気で検証します。今後も様々な専門性を持つみずほ社員が、テーマに合わせて登場していきます。

・みずほ銀行 コーポレート&インベストメントバンキング業務部 山浦 康二
・みずほ銀行 コーポレート&インベストメントバンキング業務部 大西 次朗
・みずほ銀行 不動産ファイナンス営業部 二神 和也
・みずほ銀行 企業審査部 大浦 伸一郎
・みずほ銀行 企業調査部 濱屋 里美
・みずほ信託銀行 不動産投資顧問部 篠原 里英
・みずほファイナンシャルグループ 法務部 菊地 悠

初回は、日本昔話を題材に3つの授業を展開します。『さるかに合戦』を題材に「取引」の仕組み、『浦島太郎』を題材に「資産の増やし方」の仕組み、『桃太郎』を題材に「事業計画」の仕組みについて紐解いていきます。

■さるかに合戦
 
【あらすじ】
『さるかに合戦』は、サルに柿の実をぶつけられたカニが命を落とし、子ガニたちの無念を晴らすために、臼や蜂や栗や牛のフンがサルを懲らしめる、というお話です。
ここで焦点を当てるのは、物語の冒頭で描かれるカニが持っていた「おにぎり」と、サルが持っていた「柿のタネ」の物々交換。おにぎりは明日には腐ってしまうかもしれないから、今が一番価値が高い。反対に、柿のタネは現時点ではほとんど無価値だけれど、遠い未来に価値が出る。果たして、この物々交換は〈みずほ〉の目にどのように映るのか?〈みずほ〉が、現実的な「取引」に基づいて分析・解説していきます。

【ポイント】
・金融的な視点で見ると、単にサルがカニを騙した話ではない?価値の性格が違うから、資産の優劣は問えない。
・柿を育てるのにもコストがかかる。リスクとリターンのバランスを見きわめることが大切。
・リスクを知れば、逆にカニから好条件を提示できたかも。取引をする場合は、自分は何がしたいのかをハッキリさせておく。
・カニが、仲間を集めて「株式会社さるかに」を作ればサクセスストーリーに!? 「合戦」ではなく「協力」の道へ。

<「空想金融教室プロジェクト」第1回『さるかに合戦』ページURL>
https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/education/kyoshitsu/sarukani/index.html

■浦島太郎
 
【あらすじ】
『浦島太郎』は、助けたカメに連れられて竜宮城に行き、3年遊んで帰ってきたら、地上では300年が経っていた…というお話。
もし太郎が銀行口座におカネを預けていたら、3年後に戻ってきたとき、その口座のおカネは300年分の利子がついて、たった3年で300年分の資産増になっているのではないでしょうか?海から戻った太郎としては、まさに濡れ手に粟な儲け話。この特異な設定を上手に活用すれば、太郎は206京2,272兆693億5,079万7,568円を手に入れ、地球最高のおカネ持ちになれる!?〈みずほ〉が、様々な角度から資産を増やす方法を説明します。

【ポイント】
・300年預金しても資産は増えない?預金や投資は、「時間」と密接な関係がある。
・金・絵画・土地などおカネ以外に換える方法も!ただし、一つの資産に全額投入しない「リスク分散」の考え方が大切。
・太郎がおカネを大幅に増やすなら、海と地上の「二拠点生活」がベスト!定期的に帰り、時代の変化にもついていければ、300年後の世界にも対応できる。

<「空想金融教室プロジェクト」第2回『浦島太郎』ページURL>
https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/education/kyoshitsu/urashima/index.html

■桃太郎
 
【あらすじ】
『桃太郎』は、鬼を退治しに、家来と一緒に鬼ヶ島に向かうお話。しかし、はるばる鬼ヶ島まで行って命がけの戦いをするので、食費、旅費、武器などおカネも相当かかるはず。この「鬼退治の費用」を工面するには、鬼退治を一つの「事業」として融資してもらおうと考えた筆者。
しかし、事業計画書を見たみずほさんは、「鬼退治プロジェクト」のあらゆる欠陥を指摘。このままでは鬼退治が成り立たない、と思った矢先、〈みずほが提案したのは「鬼ヶ島のテーマパーク化」。桃太郎たちも、村の人も、鬼たちも、みんなが幸せになる一大プロジェクト。〈みずほ〉とともに夢が広がる事業計画を立てながら、融資について説明していきます。

【ポイント】
・「鬼退治」を事業として考えると、融資は受けられない!?銀行から見ると不安要素だらけ。
・戦うのではなく「鬼ヶ島の不動産開発」という選択肢!不動産開発の審査ポイントをレクチャー。

<「空想金融教室プロジェクト」第3回『桃太郎』ページURL>
https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/education/kyoshitsu/momotaro/index.html

【柳田 理科雄(やなぎた りかお) インタビュー】

――本企画の話を聞いた時の感想を教えてください。

「そう来たか!」と思いました。
僕は『空想科学読本』などで、アニメや昔話の世界を科学的に考えてきましたが、それは僕が科学好きだったからです。社会学でも文学でも、専門家が真剣に考えたら面白くなるだろうなあ、とずっと思っていたのですが、みずほフィナンシャルグループさんから「金融で」と相談されたときには、「その視点はなかった!」と驚き、モーレツにわくわくしました。
また、僕は30代のときに、自分で学習塾を経営し、数年でツブした経験があります。会社経営はもちろん、おカネの問題などまったく知らないまま事業を始めてしまったのも、要因だと思います。
僕らが子どもの頃は「おカネのことを考えるなんて」という風潮がありましたが、大切なことなのだから、子どものうちからちゃんと考えるべきですよね。
僕みたいに失敗しないように、子どもたちがおカネについての知識や考え方などを自然と身につけられる企画にしたい、と強く思いました。

――「空想金融教室プロジェクト」を執筆するうえで、意識されていることはありますか?

僕自身、金融についての知識は乏しいのですが、そこは包み隠さず、子どもと同じ立場(場合によっては子どもより無知)に立って、話を進めたいと思っています。子どもたちに「このプロジェクトでおカネについていっしょに学び、いっしょにおカネ持ちになろうぜ!」という露骨な姿勢をビシビシ伝えたい。

一方で、話があまり専門的になってしまうと、まだ金融の知識が少ない子どもたちは置いてけぼりになる可能性があるので、まずは「楽しんでもらえるように」と意識することが何より大切だと思っています。

――「空想金融教室プロジェクト」を通して、どんなことを伝えたいですか?

みずほフィナンシャルグループの方たちのお話を伺って実感するのは、金融においても、正直さや誠実さといった「人間として当たり前のこと」が大切なんだな、ということです。
お説教っぽい印象の原稿にはしたくないので、露骨に言葉で書くことは少ないですが、実際のみずほさんのお話のなかには「ちゃんと働こう」とか「正直に言おう」といった言葉が本当によく出てきます。全体としてそういう姿勢はしっかり伝えたいところです。
要は、みずほさんたちと接していて、そのたびに僕が感じていることが子どもたちに伝われば……と思っています。それによって、未来の子どもたちが、おカネに対して前向きに取り組み、その力を使って幸せな世の中を築いていくことを願っています。

【プロフィール】
柳田 理科雄(やなぎた りかお)

空想科学研究所主任研究員。東京大学理科Ⅰ類中退。学習塾講師を経て、1996年『空想科学読本』を刊行。『ジュニア空想科学読本』シリーズなど著書の発行部数は880万部。

「金融」という言葉にはどうしても難しくて堅苦しいイメージがあります。でも、いざその考え方や知識を学んでみると社会の見方が変わって世の中が面白くみえてきたり、人生が豊かになると信じています。だからこそ、私たちは金融という一見とっつきづらいテーマを、誰もが楽しみながら学べるようにしたいと思い、この度、空想科学研究所のみなさまと空想金融教室というプロジェクトを立ち上げました。
本取り組みが、誰かにとっての、より良い未来の創造の一助となれば幸いです。

みずほ銀行 コーポレート&インベストメントバンキング業務部 山浦 康二


マンガやアニメ、ゲームの世界には、オドロキの現象があふれています。
ヒーローは超音速で颯爽と飛んできて、サッカーボールはゴールネットを突き破り、呪文を唱えると一瞬で昼と夜が入れ替わる……。
いずれも人間の想像力が生み出した夢のできごとですが、一歩進んで「いったい何が起こっているのだろう?」「本当にやったら、どうなるんだろう?」と考えてみると、たちまち「科学」になります。マンガやアニメは、もっとも身近な科学への入り口です。
「人間の想像力が生み出した空想の世界」を科学的に検証するために設立されたのが、空想科学研究所です。起点は、1996年に刊行してベストセラーになった『空想科学読本』ですが、現在では『ジュニア空想科学読本』や『ポケモン空想科学読本』など小中学生向けの書籍も多く刊行し、さまざまな世代に親しまれています。
これまでに検証してきた現象やエピソードは1000以上。「『空想科学読本』をきっかけに理科が好きになりました」「理系に進みました」「研究者になりました」といった声もたくさんいただくようになりました。
2007年からは、希望される全国の学校図書館に「空想科学 図書館通信」を週一で無料配信するなど、空想と科学の魅力を広く伝えるための活動も行っています。

●空想科学研究所公式HP
https://www.kusokagaku.co.jp/


商号:株式会社みずほフィナンシャルグループ (Mizuho Financial Group, Inc.)
資本金:2兆2,567億円
所在地:
・大手町本部(登記上の本店住所):〒100–8176東京都千代田区大手町1丁目5番5号(大手町タワー)
・丸の内本部:〒100–8241東京都千代田区丸の内1丁目3番3号(みずほ丸の内タワー)
代表者:執行役社長木原 正裕(きはら まさひろ)

●みずほフィナンシャルグループHP
https://www.mizuho-fg.co.jp/release/index.html