株式会社ヒナプロジェクトが提供する小説投稿サイト「小説家になろう」。本サイトがサービス開始から20周年を迎え、それを記念したイベントが2024年3月2日(土)、東京・ニューピアホールで開催された。
当日は現在絶賛放送中のラジオ『下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』のパーソナリティ下野 紘さん、巽悠衣子さんに加え、豪華ゲストを迎えて行なわれた。ここでは「第2部」の模様をお届けする。
第2部には植田佳奈さん・田村睦心さんがゲスト声優として登場。まずは4人対決形式の「なろ王になろう」コーナーで楽しんだ。
本コーナーでは「小説家になろう」の2014年~現在までを年表形式で紹介し(第1部では2004年~13年)、途中に出題される関連クイズに挑戦。なろうの王、「なろ王」を目指して4人が対決した。
また、ヒナプロジェクトの代表取締役社長・青山侑矢氏がゲストとして登壇し、4人にアドバイスを贈った。
年表にはメディアミックスされた人気作品が多数紹介され、壇上、客席から「おお~」という歓声が上がっていた。
気になるクイズの内容は「ヒナプロジェクトの本社引っ越しの際、『会社になった』と感じた理由は?(答え:トイレが温かい便座になった)」、「2016年に初めて作られた『ジャンル』は?(答え:VRゲーム)」、「2024年3月1日(イベントの前日)現在、登録ユーザ数は何人?(答え:約255万人)」など、難問が目白押し。結果は下野さん、巽さん、植田さんがそれぞれ1問ずつ正解。田村さんは残念ながら全問不正解……という結果となった。
というわけで「なろ王」は田村さんを除く3人に決定!
最後は下野さんが自身のお家芸「即興ソング」を披露。三人が「なろ王」になったということで、巽さんが命名した四天王ならぬ「三天王の歌」(正式名称は「結束」)を歌い上げ、この日一番の拍手を受けていた。
ここからは「小説家になろう」への投稿をきっかけにデビューをつかんだゲストが登場。現在テレビアニメが好評放送中の『最強タンクの迷宮攻略』の作者・木嶋隆太先生が登壇した。
木嶋先生は読書感想文を書くのが苦手だったそうだが、「好きなことに関しては、また別だったみたいです」と笑顔で語っていた。
ファンからの質問に答えるコーナーでは「物語を毎週更新するのは大変だったのでは?」という質問が。「更新頻度が高いと人目につきやすくなるので、書き溜めておいたものを小出しに発表したりと、とにかく頑張りました」とデビューの秘訣を語り、
「アイデアに詰まったときの気分転換法は?」という質問には「好きなゲームのBGMを聴いていることが多いですね」と回答。
アニメを観た感想を聞かれると「なんだかほかの人の作品に思えてしまい、現実感があまりないです……。そんな感覚で楽しんでいます」とリアルな感情を語っていた。
続いては4人で「第5回 小説家になろうラジオ大賞」の発表。番組に送られてきた短編小説のなかから選ばれたグランプリ作品が発表された。
見事グランプリに輝いたのは歌池 聡氏の「ハズレスキル『パスワードの〇〇〇〇だけがわかる』能力を授かってしまった。」。下野さんと植田さんによる生朗読が披露され、大々的にお祝いされた。
最後は「ゆいこのトライアングルレッスン」コーナー。巽さんが考案した“妄想設定”をもとにした物語が下野さんと巽さんにより朗読される番組の人気企画で、最新回は24年2月16日オンエア回にて披露されている。
今回は植田さんと田村さん、さらに「ガヤ」として来場者も参加し、賑やかな朗読劇となった。
イベントの最後には「小説家になろう」のブランドコンセプト「新しい物語の海が待っている」が発表された。20周年を迎え、今後はサイトのリニューアルなど、様々な展開が行なわれる予定だそう。
なお『小説家になろうラジオ』に関しては巽さんいわく「自由にやらせてもらっています(笑)」とのこと。下野さんと一緒に、引き続き「小説家になろう」を盛り上げてくれるはずだ。
<レポーター・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
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