【プレゼントあり】ディフォルム(変身)して戦う少女をアツく、クールに演じる! 『メタリックルージュ』ルジュ役・宮本侑芽さん インタビュー

By, 2024年1月11日



アニメーション制作会社・ボンズの25周年を記念したオリジナルテレビアニメ『メタリックルージュ』が2024年1月より放送開始!
“ネアン”と呼ばれる人造人間の少女・ルジュと政府機関の特務捜査官・ナオミを中心に繰り広げられるバトルアクション作品だ。
今回は主人公・ルジュ役の宮本侑芽さんに本作の見どころやナオミ役の黒沢ともよさんとのエピソードなど、たっぷり話をうかがった。

―まずは、ルジュ役が決まったときの感想をお願いします。

宮本侑芽さん(以下、宮本):マネージャーさんから「決まりました」という連絡があったとき、ちょうど外にいたのですが、絶叫してしまいました(笑)
オーディションに臨むにあたり、ルジュの資料をいただいたのですが、とてもシンパシーを感じたんです。受けたあとも「どうだったかな」とずっと気になっていたので……。

―ルジュの「バディ(相棒)」であるナオミ役は黒沢ともよさんに決まりました。

宮本:『メタリックルージュ』の情報が解禁された番組に、ともよちゃんが出演していて、連絡をもらいました。「ほかのキャストの発表も楽しみだね~」とやり取りしたのを覚えています。
ともよちゃんは小さいころから知っていて、ずっとその演技力をリスペクトしていたんです。2人の掛け合いがとても多いので、アフレコ前から楽しみにしていました。私たちはお芝居のニュアンスが近いところがありまして。日頃から「同じ作品で共演することはないかもね」と話していたので、とてもうれしかったですね。

―ルジュはどんなキャラクターですか? 演じる上で意識した点も教えてください。

宮本:彼女は世間知らずで、時折素っ頓狂なところを見せます。きょとんとした仕草をするのが面白くて。まだまだ成熟しきっていないところから物語がスタートするので、今後の成長が楽しみになりました。
私は「このキャラと話すときはこういう仕草をするだろうな」と考えつつ、キャラクターと対話をする感覚で役を作り上げていくことが多いのですが、今作ではナオミとの会話で出来上がっていった気がします。戦闘シーンの前はたくさん食事をして、お腹いっぱいで臨んだりしました(笑)

―アフレコ時の思い出をお聞かせください。

宮本:コロナが収まってきたタイミングでの収録で、みんなで掛け合いができたのがうれしかったですね。ともよちゃんのムードメーカーぶりが際立っていましたし、ジーン役の武内駿輔君ともお話しながら、楽しく臨むことができました。
また、出渕さんが毎回美味しい塩パンを用意してくださるんです。トリュフが使われているみたいで、ブース中がいつもいい匂いに包まれていました(笑)

―印象的なディレクションはありましたか?

宮本:物語の序盤では、ともよちゃんとしゃべり方が似てしまうところがありまして。淡々としているルジュに対し、ナオミはすごく人間臭いキャラクターなので「ナオミに引っ張られないように」とディレクションを受けました。
でも、大まかな部分は任せていただいていて、アドリブを入れた時に「ルジュはそういう子なんだね」と受け入れてくださったのがうれしかったです。

―ルジュは「見た目は17歳だが、実際は10歳」の女の子ですが、演じるうえで大変だったところはありますか?

宮本:本編ではそこまでではないのですが、オーディションでは「日本語がうまく話せない、舌っ足らずな感じで」というディレクションをいただいたんです。顕著な年齢の出し方を要求されたのが印象的でした。
最初は感情をどう出すのかが難しかったです。例えばナオミに対して「嫌い」というシーンがあるのですが、「嫌い」という言葉1つとっても、「この人とはいろいろあったから嫌い」とか「本当は好きだけど嫌い」とか、いろんな感情の「嫌い」があるじゃないですか。いかに感情を出さないようにするか、悩みながら演じました。

―ルジュとナオミのコンビはどう感じていますか?

宮本:うらやましいです! 2人は同年代ではないのですが、いろんなことが起きたときに相棒がいると心強いでしょうね。ちなみに、ともよちゃんは人の懐に入るのがすごく上手で、場のテンションも上げてくれるんです。ナオミにすごく似ているので、バディを組んだら頼りになりそうです。

―物語序盤の見どころを教えてください。

宮本:ルジュは「インモータルナイン」と呼ばれる“プロトネアン”の処分を命じられていて、彼らとの戦いに身を投じることになるのですが、プロトネアンたちは「グラディエーター」と呼ばれる戦闘形態にディフォルム(変身)して戦うんです。インモータルナインの面々がどのような特性を持っているのか? というところにご注目いただきたいです。
また、物語の舞台もどんどん変わっていきます。スピーディーな展開にもご期待ください!

―ルジュもディフォルムして戦いますが、ディフォルム姿の印象を教えてください。

宮本:ルジュに関しては、メタリックな赤色が一昔前の特撮作品を思い起こさせるといいますか。重厚感があってカッコいいです。
ほかのキャラクター、とくにジャロンのディフォルム姿は頭に2つ結びがあり、ピエロっぽさがあってすごくいいでよね。

―ボンズ作品ならではの見どころは?

宮本:ボンズさんの作品は、季節感や世界観を感じられる背景がすごく印象的で。『メタリックルージュ』は戦闘シーンの色合いも素敵ですので、作画にもご注目いただければと思います!

―気になるキャラクターはいますか?

宮本:(吉野裕行さん演じる)ジャロンです。個性的なキャラクターが多いなかでも特にクセが強いので、彼が出てくるとともよちゃんと一緒に拍手をしています。
(興津和幸さん演じる)エデンも、ただのイケメンではなく、カントリーな雰囲気を感じられるところに好感が持てます。それと、ジルですね。メチャクチャカッコよくて、(小倉)唯ちゃんの、普段の姿と演技とのギャップに驚きました。

―宮本さんが今回「挑戦」したことはありますか?

宮本:戦闘シーンです。いままでは戦っている人たちを支えるような立場の役が多かったので、新鮮でした。
普段のルジュはあまり声量が大きくないので、戦闘中の声とギャップがありまして。また収録の都合上、相手と直接掛け合いができなかったこともあり、マイク前で「1人で戦わねば」という気持ちになりました。

―YouTube「【フジテレビ】アニメ公式チャンネル」ではルジュとナオミによるボイスドラマも展開中です。

宮本:尺は特に決まっておらず「2人で自由にやってください」と言われたので、間を大事にしつつ「面白くなればいいな」と思いながら収録しました。「ルジュは淡々としゃべるので、最後はナオミにオチをつけてもらおう」、と話しあいながら録っていきました。
一度に何本も録ったのですが、疲れは全然感じずに、いい環境でやらせていただきました。ともよちゃんと「2人芝居」のような形で収録するのは初めてだったので、楽しかったです!

―ボイスドラマ「#1」ではルジュとナオミが「二つ名」についてトークをしていましたが、もしご自身と黒沢さんに「二つ名」を付けるとしたら?

宮本:私はすでに前田佳織里ちゃんから「ひまわりの羽毛布団」という二つ名をいただいているのですが、自分で付けるとしたら「能天気大食い女」でしょうか(笑)? 最近ナオミのことを言えないくらい食べちゃうんですよね……。
ともよちゃんは「バリキャリ距離詰めウーマン」です。人との距離を詰めるのがうまい、というのは先ほどもお話しましたが、彼女、まるでキャリアウーマンみたいに仕事ができるんです。アフレコでは私がわからないこともいつも把握しているし、キャラクターの心情もよく理解しているし……。本当に尊敬します。

―本作ではネアンは「迫害される存在」ですが、もし宮本さんがネアンなら、人間に立ち向かいますか?

宮本:「ネアンに生まれてきた運命を受け入れるしかない」と諦めの気持ちがでてしまいそうですが、ルジュのような力があるなら絶対に戦いたいです! 理不尽な世界を変えていきたいですね。

―宮本さんの、2024年の目標を教えてください。

宮本:運転免許を取りたいです。長野県に、星空がきれいに見える有名な場所があるんです。そこにどうしても行きたくて。でもアクセスがちょっと不便で、車がないと行くのが難しいんですよね……。自力で現地に行き、天体観測をしたいです!

―最後に、メッセージをお願いします。

宮本:オリジナル作品ということで、見どころが満載の作品になっています。物語が進むにつれ、ルジュの戦う理由もわかっていくので、ご注目ください。よろしくお願いします!

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【アニメ概要】

『メタリックルージュ』
2024年1月10日よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて毎週水曜24:55~放送

※放送時間は変更の可能性がございます。

・フジテレビ
1月10日より毎週水曜24:55~
・関西テレビ
1月11日より毎週木曜26:25~
・東海テレビ
1月13日より毎週土曜25:45~
・北海道文化放送
1月14日より毎週日曜25:10~
・テレビ西日本
1月10日より毎週水曜25:55~
・BSフジ
1月17日より毎週水曜24:00~
・AT-X
1月14日より毎週日曜22:00~
※毎週(水)29:30、毎週(日)7:00にリピート放送あり

【イントロダクション】
ボンズ×出渕裕がおくるバトルアクション最新作
人造人間たちが運命をかけて闘う驚異のテック・ノワールSF誕生!

『交響詩編エウレカセブン』のアニメーション制作会社ボンズと
『機動警察パトレイバー』のメカニックデザイナーや『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を務めた出渕裕が
『ラーゼフォン』以来、19年ぶりの再タッグを実現!
監督は『キャロル&チューズデイ』『スーパー・クルックス』の堀元宣が、
キャラクターデザインは『カウボーイビバップ』『血界戦線』の川元利浩が担当するなど、
最高峰スタッフが結集し、壮大なテック・ノワールSFを作り上げる。
ボンズ設立25周年記念作品のオリジナルアニメ『メタリックルージュ』は2024年1月、世界に放たれる。

人間と人造人間が混在する世界――
人造人間の少女・ルジュは、バディのナオミと共に、火星である任務にあたっていた。
それは、“政府に敵対する9人の人造人間の殺害”。
人造人間の少女・ルジュの戦いの物語が始まる――。

【スタッフ】
総監修:出渕 裕
シリーズ構成:出渕 裕 根元歳三
監督:堀 元宣
キャラクターデザイン:川元利浩

特技監督:村木 靖
メインアニメーター:柿田英樹 横屋健太 長野伸明
グラディエーターデザイン:竹谷隆之 篠原 保
メカニカルデザイン:平尾朋之
プロダクトデザイン:宮武一貴
セットデザイン:武半慎吾 石津泰志
コスチュームデザイン協力:山田章博
美術監督:海老澤卓也
色彩設計:梅崎ひろこ
編集:坂本久美子
撮影監督:池上真崇
3DCGスーパーバイザー:今 義和
3DCGディレクター:内田大樹
設定考証:堺 三保
文化考証:柴田勝家
音響監督:山田 陽
音響効果:三井友和(サウンドボックス)
音楽:岩崎太整 yuma yamaguchi
TOWA TEI

オープニング・テーマ:由薫「Rouge」
エンディング・テーマ:ダズビー「Scarlet」

アニメーション制作:ボンズ

【キャスト】
ルジュ・レッドスター:宮本侑芽
ナオミ・オルトマン:黒沢ともよ
ジーン・ユングハルト:武内駿輔
サラ・フィッツジェラルド:嶋村 侑
ジャロン・フェイト:吉野裕行
ジル・スタージョン:小倉 唯
アフダル・バシャール:津田健次郎
エデン・ヴァロック:興津和幸
アッシュ・スタール:宮内敦士
ノイド262:小林千晃
人形遣い師:家中 宏
オペラ:伊瀬茉莉也
アエス-アリス・マキアス:津田美波
グラウフォン・ベルグ:安元洋貴
シアン・ブルースター:白石晴香
エヴァ・クリステラ:日笠陽子
ロイ・ユングハルト:下山吉光

公式HP:https://metallicrouge.jp
公式「X」:@MetallicRouge
公式TikTok:@metallicrouge_anime

(C)BONES・出渕裕/Project Rouge

【プレゼント】
宮本さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
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