悠木 碧、初のエッセイ本『悠木碧のつくりかた』が2023年9月21日に発売され、本書に関する裏話が満載のトークショーが11月5日(日)、都内で開催された。
当日は本書の編纂を行なった編集者の小田巻さん(中央公論新社)が司会のもと、トークが進行。イベントは講演会用の会場で行われたということで「まるで教室で授業をしているみたいですね」と笑顔の悠木さんだった。
まずは刊行後の反響についてのトーク。同業界にも読者が多くいるそうで「後輩たちも読んでくれているみたいなんです……」と、照れた表情を見せる彼女。さらに「いままであまりご縁のなかったメディアさんから取材を受けた」とのことで、幅広い反響があったことをうれしそうに話していた。
続いて、本書を書くことになった経緯が紹介された。数年前に小田巻さんから「エッセイを書いてみませんか?」と直接オファーを受けたそうで、「声をかけてもらえると思っていなかったので『まさか』と思いましたが、すぐに『やらせてください!』とお受けしました。ただ、『購入してくださった方に、その値段分楽しんでいただけるだろうか?』という不安はありましたね」とコメント。
ほぼ文章のみで構成されている点に関しては「写真よりも文字で表現するほうが得意ですし、読者にも想いが伝わりやすいと思ったので」とその理由を語った。
また、執筆する上で気を付けたこととして「イヤなことがあったあとに起こった『いいこと』をたくさん書くようにした」点を挙げ、「読み手の気持ちを考えると、(気分が下がるような)しんどいことはあまり書きたくなかったんです」と説明していた。
なお悠木さんは先日、アーティスト活動を再開し、「ディスコード」上に公式コミュニティ『妖精夜行』も開設された。「最近はたくさんのコンテンツを追いかけることができる反面、1つのコンテンツに関して立ち止まったり戻って来られる場所がなくなってきていると思うんです。
そこで、日ごろから私のことを応援してくれるみなさんに向けたコミュニティ『妖精夜行』を開設しました。1年間という期間ですが、楽しくお祭りを打ち上げたいです!」と笑顔で話していた。
最後は、サイン入りのポスターが当たるプレゼント抽せん会が行なわれ、拍手に包まれながらイベントは終了した。
<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
写真(C)米田育広
【書籍概要】
「悠木碧のつくりかた」
発売中(9月21日発売)
1,870円(税込)
ページ数:224ページ
【本書の目次】
・はじめに
〈お仕事篇〉
生い立ちとか家族とか/子役だった頃/声優になるぞ/学生と大人の狭間で/大学と仕事の両立/先輩・後輩・同輩/今の私のおはなし/「好き」を仕事にすること/悠木碧式ルーティン
〈推しごと篇〉
オフの日だってある/私とオタクと推しと/ケモノの目覚め/神様が性癖/推しが“いた”/メイクにまつわるエトセトラ/ファッションは武装/前世って信じる?/猫、我が主。
・おわりに
・特別鼎談:寿美菜子×早見沙織×悠木碧
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