ファンのリクエストに全力で応えた最高のサマーライブ「椎名へきる LIVE 2023 ~STARTING LEGEND “0”~」レポート

By, 2023年8月25日



来年、歌手デビュー30周年を迎える椎名へきるのソロライブが2023年8月11日(金・祝)、東京・ニューピアホールで開催された。

カラフルなドレス姿で登場した椎名さん。エアギターを披露しつつ「Graduater」を、さらにピースサインを掲げながら「ガンバレ」を歌唱した。クラップを促しながら「MOON LIGHT」を歌い上げると、キレのあるダンスとともに「目を覚ませ、男なら」を披露。4曲連続の歌唱に会場は早くもヒートアップ!

最初のMCではバンドメンバーとの再会を祝う椎名さん。19年8月に開催された25周年ライブ以来の全員集合ということで「(このメンバーと一緒に)みんなと最高の夏を過ごしたいと思います! 倒れないように、それでいて悔いのないようについてきてください!」と叫んだ。

なお、今回のライブ開催にあたりSNSで事前に歌ってほしい曲をリクエストしたそうだが「見事にばらけた」そう。
「もし好きな曲が聴けなかったら、次の機会を待っていてください!」と客席に期待を持たせつつ、新曲の「青空Highway」から「246」、さらに「-赤い華- You’re gonna change to the flower」と続けていき、実に15年ぶりの披露となる「ROLLING STONE」でこのブロックを締めた。

「20代は情熱や負けたくない思いを持ちながら、日々生きていました。また、いろんなことで葛藤していた気がします」と当時を振り返る椎名さん。
バンドメンバー紹介では、マスク越しとは言え“声出し”ができるようになったことをよろこぶ面々のコメントで盛り上がり、こちらも久々の披露となる「この世で1番大切なもの」、そして「PROUD OF YOU」を爽やかに歌い上げ、ステージをあとにした。

バンドメンバーによるインストゥルメンタルのあとは、水色と黒色を基調とした涼しげなドレスに着替えた椎名さんがふたたび登場。「live to love-もう少し早く逢えたなら-」「BESIDE YOU」を切なさを込めて歌唱した。

続くMCで「『live to love-もう少し早く逢えたなら-』も『BESIDE YOU』も、10年歌ってなかったんだよね」としみじみ語る椎名さん。長いブランクを経て披露される楽曲の数々を、オーディエンスは堪能していた。

「私の未来」を優しい歌声で、さらにセンターに立ち「花火」を歌唱。「大切なページ」を客席と一緒に大合唱で締めると、いよいよ最後のブロックへ。
「ラストスパート、全力で聴いてください!」と叫び、まずは「旅立ちの唄」をオーディエンスと合唱し、勢いのまま「抱きしめて」と続けると、バンドメンバーも客席もノリノリに! 人差し指を突き上げながら「スタンバイ!」を歌唱し「風が吹く丘」、ダイナミックなパフォーマンスとともに「MOTTOスイーツ」を熱唱。最後はみんなでジャンプし、本編は終了した。

迎えたアンコールでは「これまでのアーティスト活動を思い出しながら歌いました」とライブの感想を語った椎名さん。「女の子ちゃーん!と殿方~!」と客席に呼びかけ、大きな拍手を浴び、ご満悦の様子(笑)
「みんな~、いっくよ~!」の掛け声とともに「Jumping Slash」を披露。手にした「キラキラ祭ステッキ」を使って斬りつける(スラッシュする)仕草を見せ、会場を沸かせた。
さらに「キラキラ祭ステッキ」をうちわに持ち替え「WONDER☆RIDER」を、さらにタオルにチェンジし「電撃ジャップ」と続け、手を振りながらステージ上を駆け回る椎名さん。
3曲続けて歌い終えると、場内からは「へきる」コールが沸き起こり、笑顔で応える彼女。元々予定されていなかったという「ダブルアンコール」では、1曲目に披露した「Graduater」でふたたび盛り上がった。

客席をバックに写真撮影を行なったあとは「みなさん、また一緒に青春してくださいね!」と客席にお願いし、ライブの定番あいさつ「ウォンチュー!」とオーディエンスとともに叫び、ステージは幕を閉じた。

<レポーター/ダンディ佐伯・カメラマン/江藤はんな・文責(編集)/『れポたま!』編集部>
☆ページ下部に写真一覧あり。

●椎名へきる 公式サイト
https://www.hekiru-shiina.jp/
●椎名へきる 公式X(旧Twitter)
@shiina_hekiru_