【プレゼントあり】サリフィのお目付け役が作品の世界観をたっぷり語る! 『贄姫と獣の王』キュク役・貫井柚佳、ロプス役・藤原夏海 インタビュー

By, 2023年4月21日



友藤 結原作の“人外×少女”異種ロマンス『贄姫と獣の王』が待望のアニメ化!2023年4月19日(水)24:00より TOKYO MX、BS11にて放送中だ。
「99番目の生贄」として魔族の王・レオンハートに捧げられた少女・サリフィ。自身の運命を受け入れ、レオンハートの妃として第2の人生を歩むこととなった彼女と、さまざまな境遇で生きる者たちとの濃密な物語を描いている。
今回はサリフィの世話係で、よき理解者でもある魔族のコンビ・キュク&ロプス(通称「キュクロプ」)を演じる貫井柚佳さんと藤原夏海さんに作品の魅力をうかがった。

―お2人は2月に開催された「先行上映会&トークショー」に登壇されましたね。

貫井柚佳さん(以下、貫井):先行上映会に登壇させていただくのは初めてで、最新のPVをみなさんと一緒に観ることができて本当にうれしかったです。本編も一緒に観たかった……!

藤原夏海さん(以下、藤原):2人で司会を仰せつかったのですが、客席からの温かい拍手と登壇者のサリフィ役の花澤香菜さん、王様(レオンハート)役の日野 聡さんのおかげで何とか遂行することができました!

―では役が決まったときの感想をお願いします。

藤原:本当にうれしかったですね。オーディションを受ける際に原作を読ませていただいたのですが「なんて素敵な作品なんだ」と感動したのを覚えています。キュクロプがすごくかわいくて「ぜひ演じたい!」と思っていましたので。

貫井:元々原作の大ファンだったので、キュクのお声に決まったとご連絡をいただいたときは本当にうれしかったです。
同時に、大好きだからこその緊張もあり……。でも選んでいただいたからには、愛らしいキュクの魅力を余すことなくお届けできるよう、全力で頑張ろう! と思いました。
「相棒(ロプス)は誰だろう?」というのが気になっていたのですが、実は夏海(藤原さん)なんじゃないかという予感はありました。

藤原:え、そうなんだ。うれしい!

貫井:夏海と掛け合いができるのが決まって、めちゃくちゃよろこびました!

―お2人はこれまで共演はありましたか?

藤原:メインの役どころで絡むのは今回が初めてで、最初は話しかけるときに緊張もありました。でも、いまではすっかり「相棒」です(笑)

貫井:夏海にはたくさん支えてもらったので、キュクと出会えて、そして夏海演じるロプスと出会えて、本当に幸せな限りです。

―改めて、演じたキャラクターの紹介をお願いします。

貫井:見た目のご紹介をすると、ふたりとも真っ黒の真ん丸で、キュクは大きなおめめとおてて、ロプスは大きなお口とおみ足……と、お互いに持っていない部分を持っています。
ロプスはおしゃべりなのに対し、キュクは口下手で、ふたりでサリフィの肩に乗っていたり、画面上をぴょんぴょん飛び跳ねていたり……とにかくかわいいんです。

藤原:ロプスはキュクとともに、最初はサリフィの「見張り役」として遣わされました。その後、率先してお城を案内してあげるくらい、すぐに彼女の人間性に惚れてしまいました。とっても素直でよい子たちだと思います。

―キュクは口がないですが、アフレコするうえで大変だったことはありますか?

貫井:キュクはとても表情豊かで、目や手の動き、仕草、全身で感情を表しているので、そこを参考に声を吹き込んでいます。また、ロプスと感情を共有しているようなシーンがあるので、そこはシンクロするように心がけていますね。

藤原:確かに、私もキュクの表情を参考にしながら演じていた部分がありました。まさに「一心同体」です!

―いつもサリフィのそばにいるキュクロプですが、彼女の魅力についてお聞かせください。

貫井:サリフィは生贄として育てられたことを小さいころに知ったことで、一度自分のことを諦めてしまって……。でもだからこそ、相手を思いやれたり、向き合えるのかなと思いました。彼女の言葉は本当に心に刺さります。

藤原:王様の短い言葉から、どのようなことを考えているのかを読み取れるのもすごいなあ、と思います。

―では、そのレオンハートの魅力は?

貫井:「王様」のときは威厳と迫力のある「王たる姿」をみせているのですが、人間の姿になりサリフィに想いを吐露するシーンや葛藤するシーンには王様のときには見せないお声、表情をされていて……そのギャップが本当に素敵です。

藤原:王様にとってはどちらの面もなくてはならないものだと思うんですよね。そこが素敵だな、と。

貫井:見た目はまさに魔族の王様、といった感じで迫力がありますが、サリフィを想うあたたかい心を日野さんが繊細に表現されていて……心が震えます!

藤原:「サリフィに触れるな!」とか言われてみたいよね(笑)

―演じる上で意識したことがあれば教えてください。

貫井:私もキュクと同じく口下手なところがあるのですが、キュクはどういう口下手なのかな? と思い、はじめ少し遠慮がちな声量でやったところ「声はちゃんと出して大丈夫ですよ」というディレクションをいただきました。なので表情豊かなキュクの感情を、少ない言葉にしっかり込めて声を出そうと思いました。

藤原:ロプスは相手に自分の言いたいことを伝えようと頑張っている子、というイメージで、オーディションでもその演技が認めていただけたのかな、と思いまして。「このままでいこう!」と自信を持って演じることができました。

貫井:ロプスがなにかに反応するときの声が大好き!
「ん?なに?」と意味で、振り向いたり気づくときに出す声が、ロプスは「グア!?」というなんとも文字に表現しづらいお声なんです(笑)
とても愛おしいです。

藤原:独特の返事をほめてくれてありがとう(笑)

―アニメの公式ツイッターで展開されている「キュクロプ」が活躍する企画も好評だそうですね。

貫井:収録時はとくに尺が決まっているわけではなかったので、2人で掛け合いながらやらせていただきました。

藤原:登場キャラクターの紹介や、ちょっとしたミニゲーム企画など、やりたいようにやらせていただきました! 本編よりもしゃべっていたかもしれません(笑)
「たまたまツイッターをご覧いただいた方にも『贄姫』の世界に興味を持ってもらいたい!」という気持ちで収録に臨みました。
それにしても……「間違い探し」は難しかったです……(苦笑)

貫井:本当それ(笑)!

藤原:すごく歯ごたえがあるので、みなさんにもぜひ挑戦していただきたいですね。

―お2人にとって、気になる登場キャラクターはいますか?

貫井:全員が魅力的なので絞るのはとても難しいのですが……(小林親弘さん演じる)ヨルムンガンドさんや(潘めぐみさん演じる)アミト姫とキュクロプは絡む機会が多く、アフレコをご一緒することも多かったので、強いて挙げるのであればこのお2人です。アミト姫はとても感情豊かで、シーンによって表情がガラッと変わるところもあるので、ぜひ注目していただきたいです!

藤原:まだ具体的には言えませんが、アミト姫は立場的にもいろいろ大変なところがありますので、今後どのように物語に絡んでいくのかにも注目していただきたいです。

―今後の見どころを教えてください。

貫井:生贄としてやってきた人間のサリフィと、その生贄をお妃にすると宣言した魔族の王様。これから沢山の出来事が巻き起こり、2人は、そして世界はどうなっていくのか……。新たな出会いもたくさんあります。サリフィとの関わり方や、登場キャラクター1人1人にぜひ注目していただきたいです。

藤原:魔族だけでなく、人間との関わり方も見どころの1つです。サリフィが「贄姫」として王様のもとに捧げたのは、人間ですから……。

―もしサリフィとキュクロプの3人(?)だけの世界に入り込んでしまったら?

貫井:みんな好奇心旺盛ですし、きっと外に出てしまうのではないかと思います(笑)

藤原:走り回るサリフィをキュクロプが追いかける……という画が浮かぶよね(笑)

―サリフィはレオンハートに生贄として「献上」されましたが、お2人が「献上」されたいものは?

貫井:「ご当地グルメ」です! 私は食べることが趣味で……(笑)
ふるさと納税でご当地グルメを頼むのが大好きなのですが、例えばまだ一度も返礼品としてもらったことがない大粒のホタテとか……各地の美味しいものを献上されたいですね。

藤原:私は猫が大好きなのですが、アレルギー持ちなんです……。なので、「アレルギーがない身体」がほしいです。「猫吸い」を思う存分してみたいです(笑)

―最後に、読者にメッセージをお願いします。

貫井:初めてこの作品に触れたとき「生贄を捧げる、捧げられる」という国家間のしきたりがある世界観に衝撃を受けました。その世界で生贄として育てられたことを知りながら魔族の国に来たサリフィ……彼女が投げかける言葉1つ1つが心に刺さり、大切なことにたくさん気付かされます。これから物語がどう動いていくのか、ぜひ見守っていただきたいです。キュクロプも小さい身体で頑張っていますので、応援よろしくお願いします!

藤原:サリフィや王様だけでなく、登場人物たちすべての言葉に重みがあるんです。アニメでも印象的なセリフがたくさんあり、「私はどうだろう?」と改めて考える機会になっています。みなさんもぜひ、物語を隅々まで楽しんでいただきたいです。

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【アニメ概要】

「贄姫と獣の王」
2023年4月19日(水)より放送開始!
・TOKYO MX 4月19日(水)24:00~
・BS11 4月19日(水)24:00~

●配信情報
<国内配信>

DMM TV
4月19日(水)25:00~ 先行配信
 

以下、4月23日(日)0:00~ 配信開始
ABEMA 
amazonプライム・ビデオ 
auスマートパスプレミアム 
バンダイチャンネル 
dアニメストア 
FOD 
Hulu 
J:COMオンデマンドメガパック 
Lemino 
milplus 
ニコニコ動画/ニコニコ生放送
TELASA 
U-NEXT 
 
Video Market 

<海外配信>
クランチロールほかにて全世界同時配信

●スタッフ
原作:「贄姫と獣の王」友藤結(白泉社・花とゆめコミックス)
監督:今 千秋
シリーズ構成:水上清資
キャラクターデザイン:長谷川眞也
サブデザイン:都築裕佳子
美術監督:飯田葉月
色彩設計:舩橋美香
撮影監督:八木祐理奈
編集:仙土真希(REAL-T)
音響監督:明田川 仁
音楽:KOHTA YAMAMOTO
音楽制作:ポニーキャニオン
オープニング主題歌:BIN「朔の贄」
エンディング主題歌:GARNiDELiA「ONLY」
アニメーション制作:J.C.STAFF
プロデュース:WOWMAX

●キャスト
サリフィ:花澤香菜
レオンハート:日野 聡
アヌビス:寺島拓篤
ヨルムンガンド:小林親弘
アミト:潘 めぐみ
キュク:貫井柚佳
ロプス:藤原夏海
ベンヌ:吉野裕行
ラントベルト:畠中 祐
フェンリル:???
グレイプニル:???

●イントロダクション
異形の眷属の王の99番目の生贄として捧げられた少女・サリフィ。
彼女は自分の運命を受け入れ、生贄の儀式へと向かう。
そこで、何者も寄せ付けない、恐れられている王・レオンハートの真実を知り、
サリフィは妃として迎えられることになる。

●原作情報
著者:友藤 結
白泉社より刊行、コミックスは 1 巻~15巻(完結)。※累計発行部数230万部突破。
「花とゆめ」にて「~贄姫と獣の王 スピンオフ~白兎と獣の王子」が連載中。コミックス2巻発売中。

●インフォメーション
公式HP  https://niehime-anime.com/
公式Twitter  https://twitter.com/niehime_anime
公式YouTube https://www.youtube.com/@niehime_anime
原作公式サイト https://www.hanayume.com/sakuhin/?id=11

(C)友藤 結・白泉社/「贄姫と獣の王」製作委員会

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