遠藤正明とangelaが魅惑のフライトへテイクオフ! 「angela Tourism -aLIVE & Message-」東京公演レポート

By, 2022年10月17日



atsukoとKATSUによるアーティスト・angelaの3年ぶりとなるライブツアー、その千穐楽公演が9月24日(土)、東京・豊洲PITで開催された。今回のライブツアーは「ツーリズム(観光旅行)」がテーマということで、空港のロビーをイメージしたセットが用意された。

ライブ開始とともに、atsukoさんがさっそく「ファイナル やれんのか!」と客席をあおる。1曲目の「乙女のルートはひとつじゃない!」では、ツアーのために作成されたカスタネットを鳴らしながら歌唱し、客席にはカスタネットでのコール&レスポンス、さらにダンスを要求するなど、賑やかな幕開けとなった。

歌い終えると「突然ですが、乱気流が発生しました! みんなで、生きて帰ってこようね!」とatsukoさんの声が場内に響き渡る。場内が騒然とするなかatsukoさんはヘッドバンキングをキメながら「DEAD OR ALIVE」を披露。オーディエンスは青いペンライトを振って応えた。続く「I’ll be…」では、今度は赤い光に包まれ、KATSUさんのギターが緑に光り輝いた。

最初のMCでは、連休を直撃した台風の話題に。「天気が不安でしたが、この日をどうにか迎えられました!」とatsukoさんが笑顔で話すと、KATSUさんが「われらが太陽神(atsukoさん)のおかげで、先ほど台風が温帯低気圧に変わったみたいです!」と叫び、客席からは大きな拍手が上がった。

「最新アルバム曲からもたくさん歌いますし、最近知ってくださってくれた方でも楽しめるステージにしたいと思います!」と宣言し、atsukoさんが指を指揮棒に見立て、4拍子のリズムを取りながら「愛を謳う」を披露。客席ではピンク色のペンライトが輝いていた。そして手拍子が上がるなか「THE BEYOND」を歌い上げると、青い光とともに「クライシス」を歌唱した。

続くMCでは次の曲「KINGS」へ向けての振付講座が開講! ペンライトを持つオーディエンスにお願いし、各ブロックごとに客席が「色分け」され、あたかも虹のような光景を作り出した。

「KINGS」を歌い終えると、今回のツアー恒例となっている「格付けチェック」が展開された。登壇者たちの使用する楽器が「高価なもの」「普通のもの」と2種類用意され、これらを聴き比べ、どちらが高価なのかをオーディエンスに当ててもらう、というもの。
この日のお題は「ギター」。atsukoさん(5万円)とKATSUさん(80万円)のギターを聴き比べして、どちらがKATSUさんのギターか当てられるかチャレンジ。答えは見事に真っ二つにわかれ、これを受けたatsukoさんは「音色は値段じゃなくて、弾く人の技術なんですよ」と笑顔で締めた。

atsukoさんが椅子に座りながらギターを手に、7月にデジタルリリースしたナンバー「Alone」を歌唱。さらに、胸に手を当てて「あなたがくれたヒカリ」を歌い上げた。

中盤戦に突入すると、まずはカスタネットが大活躍する「アロハTraveling」を披露。世界中を旅しているような気分になれるナンバーを、カスタネットの音で彩った。続いて黄色いペンライトの海が広がるなか、KATSUさんがスルド(ブラジルの打楽器)に持ち替えて「全力☆Summer!」を披露した。

ここで、スペシャルゲストの遠藤正明さんが登場。JAM Projectの20周年記念アルバム『The Age of Dragon Knights』にangelaが寄せたナンバー「HERE WE GO!」をatsukoさんとのツインボーカルで披露した。

続くMCで「影山ヒロノブです!」、「西川貴教です!」と自己紹介でボケる遠藤さん(笑)
「ツアーファイナルに呼んでいただけてうれしいです! ぢぇらっこ(angelaファン)のみなさんには、僕のパフォーマンスは初めてかもしれませんが、本日はよろしくお願いします!」とあいさつし、atsukoさんと「お互い、もっとクセを出していきましょう!」と意気込んでいた(笑)
続いて、遠藤さんとともに披露したのはアルバムでデュエットしていた「Battle & Message」。最後に遠藤さんが「呼んでくれてありがとう!」と叫んだ。

遠藤さんが退場すると、会場に確かな余韻を残しながら、真っ赤に染まったステージで「連撃Victory」を投下。曲間ではatsukoさんが客席に向けて指鉄砲を撃つ仕草を見せ、大いに盛り上がった。続いては「虚無の嵐」。フルコーラスで歌うのは、今回のツアーが初めてとのこと。センターでしっとりと歌い上げた。

続くMCではatsukoさんが「改めて、遠藤さんがヤバいことがわかりました……。素晴らしい先輩がいるっていうのはいいですね!」と笑いながら話していた。
また「虚無の嵐」について、atsukoさんは「とてもしんどかった時期に作った曲なのですが、こうしてみんなの前で笑顔で歌えてよかったです!」と、大変だった過去を思い出しながら歌ったことを明かした。この話を受けてKATSUさんは「angelaは、みんなを幸せにします!」と宣言し、場内から拍手が上がった。

ステージは、ここからさらに加速していく。「アンダンテに恋をして!」ではカスタネットをたたきながらくるくる回り、「みんな一緒にコミュニケーションとっていこうね!」とTWO-MIXのカバー曲「JUST COMMUNICATION」を披露した。
本編最後の曲は「叫べ」。「みんなも心のなかで叫んでね!」とシャウトすると、赤と青のサイリウムが揺れるなか、最後はジャンプで締めた。

オーディエンスのカスタネットの音で「アンコール」が幕を開けると、ハワイでおなじみのレイを首にかけたメンバーがふたたび登場。タオルが舞うなか「Shangri-La」を披露し、カスタネットでコール&レスポンスが行なわれた。
ラストナンバーは「シドニア」。「諸君らの思いをカスタネットに、ペンライトに乗せて伝えてほしい!」というatsukoさんの力強い言葉に呼応するかのように、赤いペンライトの花が咲き乱れた。

昨年末には、angelaがシリーズの主題歌を担当したアニメ『蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE』が来年1月より劇場公開されることが発表されており、あらためて会場で一緒にお祝い。さらに最後のMCで「詳しいことはまだ言えませんが、来年も再来年も展開があります!」とファンにはうれしい言葉も飛び出した今回のライブ。2人のフライトはまだまだ終わりそうにない!

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
☆ページ下部に写真一覧あり。

●angela 公式サイト
https://angela-official.com/
●angela キングレコード公式サイト
http://king-cr.jp/artist/angela/
●angela スタッフ公式ツイッター
@angela_staff
●atsuko 公式ツイッター
@angela_atsuko
●KATSU 公式ツイッター
@angela_KATSU

【遠藤正明 ライブ情報】
「遠藤正明 New Year Acoustic Night 2023 ~present of the voice~開催決定!」
【日程】2023年1月7日(土)

【東京】第一生命ホール
【開場】17:00 【開演】18:00

●詳しくは「遠藤正明 公式ホームページ」にて
https://endoh-masaaki.com/top