声優アーティスト・青山吉能の26歳の誕生日を祝うイベントが2022年5月15日(日)、神奈川・横浜ランドマークホールで開催された。ここでは「1部」の様子をレポートする。
開演すると、放送作家の浅野ゆうじさんをMCに迎えた「トークパート」が展開し、まずは25歳の1年を総括。「声優ユニット『Wake Up, Girls!』を卒業してからひとりで全部やることに全然慣れなかったんです。でも最近は1人で2泊3日の温泉旅行に行けるくらい、自立できました!」と振り返った。
続いては「お誕生日メッセージクイズ」コーナー。青山さんの知り合いから届いたお祝い動画をもとに3択クイズに挑戦。それぞれに対応した色のペンライトを振ることで、客席も一緒に答えを予想しながら楽しむことができた。
メディアミックスプロジェクト『プラオレ!』で共演している本郷里美さんからは「私(本郷さん)の誕生日に『おめでとう』のLINEを贈っていただきましたが、いつ送ってくれたか覚えていますか?」。正解は「誕生日が終わる寸前」。青山さんは不正解だったが、青山さんのちょっぴりズボラなところをよく知っているファンは、9割以上が正解していた(笑)
続いては『Wake Up, Girls!』で一緒に活動していた田中美海さんから「私(田中さん)はどんな名前でLINEに登録している?」。正解は「よぴぴ」。青山さんは「活動を始めて、しばらくしてつけられたあだ名なので『よぴぴ』は絶対にない!」と自信たっぷりだっただけに、ショックの様子……(笑)
最後のメッセージの主は、青山さんが「大ファン」と公言する早見沙織さん。「私(早見さん)が一番好きな青山さんのデビュー曲『Page』のフレーズは?」という問題が出題され、見事に正解! 最後の最後で的中させ、おおよろこびの青山さん。さらに、正解以外ののフレーズを選んだ理由も丁寧に説明してくれた早見さんに、感謝の気持ちをたっぷりと伝えていた。
ここで畳みかけるように、ライブパートに登場するバンドメンバーから名前入りの日本酒をプレゼント! 怒涛の展開に、頭の整理が追いつけていない様子の青山さんだった。
グッズ紹介のあとは、お待ちかねのライブパート。バンドメンバーに続いて青山さんが登場。
「パート・オブ・ユア・ワールド」を語りかけるように歌い、「どこまでも~How Far I’ll Go~」を続けて歌唱。さらに、ギターのリズムにあわせて「音楽はいつまでも」と歌い上げていった。
最初のMCでは「私の『プリンセスになりたい!』という気持ちをバンドメンバーがかなえてくれました!」と満面の笑みをうかべる青山さん。ここからさらに「『自分のルーツをたどる』ということを軸に考えた」というセットリストを披露していく。
ここからは歌唱音声合成ソフト「SynthesizerV AI / Standard」で青山さんが音声を務めた「小春六花」のナンバーを2曲続ける。軽快なリズムに乗って、「ローファー」、高音をきかせながら「デラシネ」と披露し、続くMCでは「みなさんが楽しんでいただけたら、それが一番のプレゼントだと思います!」と笑顔で語った。そして「念のため、楽しくない人がいるか、聞いてみようかな……?」と青山さんらしさ全開のトークも飛び出しつつ(笑)、バンドメンバー紹介。昨年12月のライブと同じメンバーということで、気の知れたところを感じさせた。
ライブは早くも後半戦。時折うしろを振り返り、メンバーを見ながら東京事変の「キラーチューン」を熱唱。そしてファンからのリクエストで選ばれた、松田聖子「SWEET MEMORIES」を披露。「こういう曲がくるんだ」と驚いたそうだが、ムードいっぱいに歌い上げた。
「解放区」を12月のライブとはまた違うアレンジで歌唱すると、いよいよ最後のナンバー。その前のMCで「世が世なら、みんなをステージにあげて1曲歌ってもらう、なんて企画も考えていました」と話した青山さん。応援してくれるファンを大事にしている様子が軽快なトークのなかからにじみ出てくるのが伝わってきた。ラストナンバーはもちろん、デビュー曲の「Page」。オーディエンスも「まってました!」とばかりにペンライトを力いっぱい振り、ステージ上にパワーを届けていた。
「1部」の公演を終えた青山さんからコメントをいただいたので紹介する。
―まずは、「1部」を終えての感想をお願いします。
青山吉能さん(以下、青山):ユニットでのライブは「歌割り」があるので、1曲まるまる歌うことはあまりないのですが、ソロライブだとフルコーラスのうえにMCもやって……と、のどへの負担が心配でした。でも終えてみたら「もっと歌いたい!」と思いましたね。
―開演前、会場で流れていたJ-POPは、ご自身のチョイスでしょうか?
青山:実はスタッフさんと相談して、私が生まれた1996年のヒット曲でプレイリストを作りました! 私と同い年の曲ばかりなんです。こういうところにもこだわってみました!
―衣装についてはいかがでしょう?
青山:衣装さんにすべてお任せしました。実は「1部」で着ていた衣装は「2部」で着る予定だったんです。でも完成したセットリストを見たら、ゆったりした曲やムーディーな曲が思いのほか多くなってしまって……。両部を入れ替えることにしました。
「2部」は逆にポップな雰囲気の衣装で、こちらもお気に入りです!
―セットリストも「1部」と「2部」でガラッと変わっていますが、覚えるのが大変だったのでは?
青山:私はもともと好きな曲を歌っているだけですので……。それよりもバンドメンバーのみなさんが大変だと思ったのですが、リハーサル初日に完全に仕上げてきてくださり、本当にすごいと思いました!
昨年12月のライブと同じメンバーでしたし「勝手知ったる仲」というのもあったので、やりやすかったです! しかも、私の名前が入った日本酒のプレゼントいただいてすごくうれしかったですね。名前が入っているので転売はできませんけど。……冗談ですよ(笑)!
―トークパートでは、青山さんにご縁のある3人からのお祝い動画が紹介されました。
青山:本郷里美ちゃんは少し意外でしたね。(田中)美海はデビュー当初からの仲ですし「もしかしたら、くれるかな」と少し思っていました(笑)
そして、イベントでも言いましたが、早見さんのVTRは何度も観直したいです!
クイズに関しては、不正解が続いたあと、早見さんで満を持して正解する……という一連の流れは我ながら素晴らしいな、と思いました(笑)
―セットリストはどのように考えられたのでしょう?
青山:基本的に私がセレクトした曲を「1部」と「2部」に振り分けて、セットリストを決めていきました。
実は、リハーサルをしている間に変えた部分もありまして。例えば「SWEET MEMORIES」は「2部」に歌う予定だったのを「1部」に持ってきたんです。ほかにもいろいろと試行錯誤しながら決めていきました。
でも最後は絶対「Page」で締めようと思っていましたので、無事に歌い終えることができてよかったです!
―ちょっと気が早いですが、次の公演に向けての気持ちは高まってきました?
青山:たくさんのファンと一緒に盛り上がれましたからね。いまはお腹いっぱいです(笑)
落ち着いたらまたモチベーションを高めていきたいですね。
―新曲「あやめ色の夏に」のリリースも発表されましたし、みなさんは「次」を期待していると思いますよ?
青山:そうだったらありがたいですね。まずは今回のライブで得た経験を生かしてレコーディングに臨みたいと思います。頑張ります!
<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
☆ページ下部に写真一覧あり。
【楽曲概要】
「あやめ色の夏に」
2022年7月27日(水)デジタルリリース
作詞・作曲・編曲:永塚健登
●青山吉能 アーティストチャンネル
https://www.teichiku.co.jp/artist/aoyama-yoshino/
●青山吉能 公式ツイッター
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