オールスタンディングのファンの前で熱唱! 「緒方恵美 Birthday Live 2022『循愛 -jun-ai-』」レポート

By, 2022年6月22日



緒方恵美のバースデーライブが、彼女の誕生日である6月6日(月)に東京・渋谷クラブクアトロにて行なわれた。

久しぶりのオールスタンディングライブということで、緒方さんもファンも特別な想いで臨んだ今回のライブ。客席にペンライトが咲き乱れるなか「みなさん(ファン)のことを想って作った曲」という「Dear,My“Angel”」をアカペラで歌唱すると、「悪魔のkiss」「Eros」と続けた。

最初のMCで、開口一番「ようこそ循愛の世界へ!」と叫んだ緒方さん。「オールスタンディングライブがどのようなものだったのか思い出しながら、愛の交歓をいたしましょう!」と言い放ち「freedom」を披露。タオルを手にコール&レスポンスを楽しんだ。そして赤いペンライトに照らされて「Try out,Go On!」、両耳に手をあてながらオーディエンスの反応を楽しむかのように「wataridoriみたいに」と続けた。

青い光に包まれて「オイルを注そう」を披露すると、続くMCでは「昨今のライブ事情」に関して語っていく。コロナ禍で「無観客配信ライブ」を余儀なくされているアーティストが多いのだが、今年2月で国の補助が出なくなったそう。今回のライブに関しても、コストの関係でスタッフからは「配信なしにしませんか?」と勧められたが、「会場が9割埋まったら(チケットが9割売れたら)配信もやりましょう!」と提案したとのこと。結果、多くのファンが詰めかけ、会場に来られない人は配信で楽しむことができるようになったそうだ。

ライブは中盤戦に突入。「常連さんの概念をぶち壊すようなセットリストを考えています!」と自信たっぷりの緒方さん。続いては世の中の情勢をそのつど歌詞に乗せる「Byo-doでいきましょう」を熱唱。歌うごとにアレンジが重なり、「お祭り騒ぎ」にふさわしいナンバーになったそうだ。
さらに、若くして亡くなった作曲家・岡崎律子さんが手がけた2曲を披露。戦地に赴くことになった男性と国に残った女性を歌った「ただ明日のために」、「Can You hear me?」と続け、最後に敬礼ポーズをきめた。

続いてはアニソンミニメドレー。オレンジの光に照らされ、アニメ『幽☆遊☆白書』EDテーマ「太陽がまた輝くとき」を切なく歌唱。また劇場用アニメーション『劇場版 美少女戦士セーラームーンR』主題歌「Moon Revenge」では変身時のキメ台詞も披露し、拍手が上がった。

ライブは早くも最後のブロックへ。ヘッドバンキングしながら「Beat the wings!」を歌唱すると「Can’t go back my mission」、最後は強い光に照らされて「ENDLESS LOVE」を歌い上げた。

迎えたアンコールではギターの目木とーるさんのギターに乗せて「アイノウタ」「逆夢」をしっとりと歌唱。温かい拍手があがった。
ここで残りのバンドメンバーを呼び込むと、スタッフからバースデーケーキが贈られた。さらにバンドメンバー(目木さん、キーボードの岩瀬聡志さん、ベースのTABOKUNさん、ドラムの青山英樹さん)からプレゼントが贈られ、満面の笑みで受け取る緒方さん。
2022年は声優デビューから30周年という節目でもあり、「みなさんが元気になってくれることが私の仕事だと思っています。みんなの笑顔を観られるために、これからもがんばります!」と力強く宣言。最後は「絶対希望バースデー」「Breaking Dawn」とアッパーソングを続け、熱気に包まれたままステージは終了した。

なお、8月11日(木・祝)には恒例の、食事をしながら楽しめる洋楽カバーライブ「M’s BAR」が開催決定! こちらも楽しみにしたい。

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>
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●緒方恵美 公式サイト
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