【プレゼントあり】作品への向き合い方、取り組み方について3人がアツく語る! アニメ『アオアシ』朝利 マーチス 淳役・加藤 渉、竹島龍一役・熊谷健太郎、本木遊馬役・榎木淳弥 インタビュー

By, 2022年6月8日



舞台は「Jリーグ」のユースチーム。プロを目指し奮闘する高校生たちの青春を描いた本格サッカーアニメ『アオアシ』が2022年4月より好評放送中! 主人公・青井葦人(あおい あしと)、通称アシトが東京シティ・エスペリオンFCのユースチーム入りを目指し、奮闘する。プレーシーンはもちろん、登場人物の背景や彼らを巡る物語にも注目だ。
今回はジュニアユース昇格組の3人、朝利マーチス淳役・加藤 渉さん、竹島龍一役・熊谷健太郎さん、本木遊馬役・榎木淳弥さんに話をうかがった。

―役が決まったときの感想をお願いします。

加藤 渉さん(以下、加藤):原作者・小林有吾先生の『ショート・ピース』という漫画が好きで、何年か前に役者仲間と一緒に自作のラジオドラマを作ったくらいなんです。「すごい縁だな」と思いましたし、メチャクチャうれしかったですね。

熊谷健太郎さん(以下、熊谷):小学校、中学校と部活でサッカーをやっていたこともあり「いつかサッカーアニメに出たい」という思いがあったので、素直にうれしかったです。しかも、ポジションが竹島と同じDF(ディフェンダー)だったんですよね。当時のことを思い出しながら、アツく楽しく演じられれば、と思いました。

榎木淳弥さん(以下、榎木):もともと原作を読んでいてすごく面白いと思っていたので、受かったときは本当にうれしかったです。サッカーの試合は人数が多いので、アニメでどのように描かれるのかも気になりました。

―作品に関する所感を教えてください。

加藤:僕は性格が内向きで、色々と考え込んでしまうタイプなのですが、小林先生の作品はそんな僕の背中を押してくれるんです。『アオアシ』からはたくさんのことを学びました!

熊谷:自分がサッカーをやっていたというのもあるからこそ共感できる部分もあるのですが、「部活サッカー」と「ユースサッカー」では根本的に違うところも多くありまして。ユースで育った選手たちには僕らになかった、スポーツの「生々しさ」みたいなものを感じ、物語を読んで心揺さぶられました。

榎木:彼らの、サッカーに限定されない「物事への向き合い方や考え方」に心を揺さぶられました。原作を読んでいて、胸がアツくなりましたね。

―演じた人物の紹介と、演じてみての感想をお願いします。

加藤:朝利はアシトと、サッカー観を巡り争っていて、セレクション組と昇格組の間でドラマが起こるきっかけになるような人物だと思います。モテそうなルックスをしていますが、黄色い声援には反応せず、サッカーにしっかりと向き合っているのを感じましたので、僕もストイックな演技を意識しています。

熊谷:赤髪リーゼントという派手な出で立ちに反し、アシトにレクチャーする際には理知的な部分が見えるんですよね。アツい心のなかにも冷静さ、慎重さがあり「守備の人」として大事なスキルを持っていると思いますので、そこを意識して演じていこうと思っています。

榎木:本木はアシトと違ってエリートコースを歩んでいるので、技術力はもちろん、気高さも持ち合わせているのを感じます。サッカー以外の部分だと、どこの言葉かわからないような方言を話すのが大きな特徴です。方言指導は特にいただいていないので、好きなように演じさせていただきました。

―演じた以外で気になるキャラクターは?

熊谷:竹島の声を任せていただいている立場で言えば、(八代 拓さん演じる)冨樫慶司です。ふたりは同じポジションなんですよね。お互いに相容れなくとも、チームメイトとして戦っていかなければならないですし、彼らがどのような関係を築いていくのか、注目していただきたいですね。

榎木:彼らが所属する『東京シティ・エスペリオンFC』の親会社「海堂電機」の社長令嬢、(上田麗奈さん演じる)海堂杏里です。詳しくは作品をご覧いただきたいのですが、本木にとって彼女の存在はかなり大きいですね。

加藤:アシトです。ネタバレになってしまうので、いまの段階では言えないのですが、朝利とアシトの関係性は物語のなかでもすごく重要なので、彼らの関係がどう変わっていくのかお楽しみに。

―アシト役の大鈴功起さんは本作で初めて主役を担当されたとのことですが、みなさんの印象はいかがですか?

加藤:アフレコで掛け合いができたのですが、お調子者のアシト全開の、すごくうるさい演技をされるんです(笑)

熊谷:先日のアフレコで初めてあいさつしました。ちょうど入れ違いであまりお話できなかったのですが、「やっとお会いできました!」と駆け寄ってきてくれてうれしかったです。

榎木:加藤君が言ってくれたみたいに、アシトらしく人懐っこいところがあり、物怖じをしないですね。一度、ユースチーム監督の福田達也役・小林親弘さんと加藤君と4人で食事をしたのですが、場をうまく回してくれたのを覚えています。

加藤:このようなご時世でなかなか一緒に食べに行くこともできないですが、お互いに仲が深まるきっかけになって、よかったです。彼には感謝しています!

―本作ではユースの厳しさが描かれていますが、ご自身の現在のお仕事につながるところ、共感できるところはありますか?

加藤:サッカー選手は、周りのメンバーとしっかり連携できてこそ評価されるんですよね。声優の仕事も、周りに自分の演技を合わせることで成立させるところが似ているかな、と思います。

熊谷:サッカーで一度にピッチに立てるプレイヤーは、相手チームを含めて22人だけなんですよね。セレクションを経て、さらにスタメンを勝ち取ってようやく試合で躍動できる……というのは、オーディションを経て役をつかみ取り現場に臨む僕ら声優とつながる部分なのではないかなと思います。

榎木:「人間は考える葦である」という言葉が本作にも出てくるのですが「物事をしっかり考えていないと、それを見抜かれてしまう」というのは、仕事をしていてよく感じますね。気が抜けないです!

―最後に、メッセージをお願いします。

加藤:テンポや見せ方がいい意味で原作と異なり、そこが魅力になっているかと思います。アニメをご覧になって「面白い!」と思った方は、ぜひ原作も読んでみてください。よろしくお願いします!

熊谷:繰り返しになりますが、昔サッカー部でボールを追いかけていた身としては、サッカーのプレイシーンがどう描かれているのか楽しみです。熱く演じていきます! みなさんもぜひ物語を堪能してください。

榎木:とても熱量のある作品ですので「漫画と違うな」と思われないよう、毎回精一杯演じています。本気の演技をご覧ください!

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【アニメ概要】

『アオアシ』
<放送情報>
NHK Eテレにて毎週土曜日午後6時25分~放送中

<配信情報>
毎週日曜深夜0時より順次配信

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<イントロダクション>
「世界へ、連れていってやる。」

愛媛に暮らす中学生・青井葦人(あおいアシト)は弱小サッカー部のエース。
中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、
試合を見ていた一人の男と出会う。

その男――福田達也は、Jリーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。

荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに無限の可能性を見出した福田は、自らの野望を語り始める。

「俺には野望がある。俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」

福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが──

常にサッカー漫画の最前線を走り続ける『アオアシ』が、ついに待望のTVアニメーション化!

挫折、成長、友情—青春の全てがここにある!

<スタッフ>
原作:小林有吾「アオアシ」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
監督:さとう 陽
シリーズ構成:横谷昌宏
副監督:曽我 準
サッカー監修:竹下健一、曽我 準、飯塚健司
キャラクターデザイン:中武 学、川村敏江、山口飛鳥、長谷川早紀
サブキャラクターデザイン:清池奈保、渡部由紀子、大導寺美穂、白井英介、本田真之
総作画監督:中武学、山口飛鳥
プロップデザイン:伊東ありさ、津坂美織
色彩設計:上野詠美子
美術監督:垣堺司、竹田悠介
美術設定:金平和茂、伊井蔵
2Dワークス:濱中亜希子
プリビジュアライゼーション:前島昌格
3D:森本シグマ
撮影監督:今関舞子
編集:村上義典
音響監督:はたしょう二
音楽:横山 克
アニメーション制作:Production I.G

<キャスト>
青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘 龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代 拓
黒田勘平:堀江 瞬
朝利マーチス淳:加藤 渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎

阿久津渚:武内駿輔
栗林晴久:梅原裕一郎
中村 平:小野賢章
桐木曜一:内山昂輝
高杉榮太:古川 慎
義経健太:興津和幸

一条 花:河瀬茉希
海堂杏里:上田麗奈
金子 葵:小松未可子

福田達也:小林親弘
伊達 望:安元洋貴

青井紀子:園崎未恵
青井 瞬:中島ヨシキ
ほか

<テーマ曲>
オープニングテーマ:[Alexandros]「無心拍数」
エンディングテーマ:Rin音「Blue Diary」

公式HP:https://aoashi-pr.com
公式Twitter:https://twitter.com/aoashi_pr

(C)小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会

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