「『草育系』男子の魅力にハマってください!」 『花ふるコロニーロット ~26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする~』 遠野 樹役・小野友樹 インタビュー

By, 2022年4月26日



株式会社viviONが手がけるコミックレーベル「comipo comics」。本レーベルが展開する新しい形の電子書籍・ボイスコミック作品が続々登場!
その中でも特に注目作の『花ふるコロニーロット ~26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする~』はヒロイン・蕃茄なずなが、ふとしたことをきっかけに同僚の遠野 樹の趣味を知ることになる。それは「自宅の庭でのガーデニング」。さらに樹の弟・蓮も現れて……?
物語を楽しみながら植物やガーデニングの知識も得られる、老若男女楽しめる本作。樹を演じた小野友樹さんに話をうかがってきた。

―本作のタイトルを聞いたときの感想をお願いします。

小野友樹さん(以下、小野):タイトルを聞いたとき、リアルな「花」の話なのか、叙情的な意味で「花ふる」と使われているのか? 気になりました。サブタイトルに「ガーデニング男子」とあり「前者なんだな」と(笑)
樹はいわゆる「メガネ男子」で、親近感がわきました。僕にとってガーデニングは、まったく未知のジャンルなので「勉強させてもらおう!」という意欲もわきましたね。

―ちなみに小野さんには「植物」に関するエピソードはありますか?

小野:小学校のころ、学校の授業の一環でアサガオを育てていたくらいでしょうか(笑)? 本作への出演がきっかけで「狭い場所でガーデニングは可能?」とネットで調べるようになりました。

―改めて、樹の紹介をお願いします。

小野:樹は(茅野愛衣さん演じる)ヒロイン・なずなの会社の同僚です。つっけんどんとしていて、最初は「いけ好かないタイプの男性なのかな?」と思ったら、実は植物を愛する心優しい男だった……。というところから物語が始まります。

―インタビュー前に「ボイスコミック」を体験されたそうですが、触れてみていかがでした?

小野:電子書籍の発展版のような形で、自分でめくってもいいですし「ページ送り機能」を使い、自動再生も可能なんです。シチュエーションに合わせて様々な楽しみ方ができるのがうれしいですね。

―印象的なシーンは?

小野:なずなが樹の家にきたとき、停電さわぎが起こりまして。暗闇のなか、彼女は美形の男の子に出会うのですが、それが(岡本信彦さん演じる)樹の弟・蓮だった……というシーンです。新たな人物がどのように登場するのか楽しみでしたが「そうきたか!」と思いました。

―樹と蓮にはミドルネームがありますが、ご自身で自由につけられるとしたら、どんなミドルネームにしますか?

小野:「小野 “ゆー” 友樹」でしょうか、僕のニックネーム(おのゆー)にも通じますし(笑)
実は友樹という名前、「大きな樹に友達が実りますように」という両親の願いが込められているんです。「小さな自分だけの庭(『小野』)に、『友』達の実がなる『樹』が立っている」……ミドルネームがなくても素敵じゃありません(笑)?

―最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

小野:読めば、ガーデニングに興味を抱かずにいられないような物語になっています。また、樹がなぜガーデニングを始めたのか? その秘密も明らかになっていくと思いますので「草食系」ならぬ「草育系」男子の魅力にハマってください!

<インタビュアー/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【作品概要】

『花ふるコロニーロット ~26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする~』
好評配信中。第4話まで無料公開中!

●iOS版『comipo』
https://apps.apple.com/jp/app/comipo/id1591548181
●Android版『comipo』
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.vivion.comipo
●WEBサービス『DLsite comipo』 
https://www.dlsite.com/comic/

原作:杏穏希厘(あんのんきりん)
作画:スズキイオリ
作品形式:ボイスコミック
監修:東京農業大学

<あらすじ>
製薬会社で働く観劇が趣味の26歳・なずな。
頑張り屋の彼女だが、トラブル続きの日々にややくたびれ気味……。
そんなある日、ふとしたことからおとぎ話の森のような素敵な庭園に迷い込んでしまう。
そこにいたのは、彼女がちょっと苦手に感じていた同期の遠野で……!?

祖母から受け継いだ庭の手入れを密かな趣味とする彼が、愛情を注いできた美しい植物たち。
庭での穏やかなひとときは、とても心地よくて……。

ゆっくりのびのび育っていく植物たちと共に芽吹きはじめる、かすかな恋の予感。
なずなの毎日が、すこしずつ輝きはじめる――。

<キャラクター紹介>

・蕃茄なずな(ばんか なずな)CV:茅野愛衣
本作のヒロイン。
明るく前向き、職場では後輩にも慕われる26歳。
苗字の蕃茄(ばんか)はトマトの別名。
子供のころに名前をネタにからかわれたことがあり、なんとなく植物全般に苦手意識を持っていた。
遠野家の『庭』を訪れたことをきっかけにガーデニングに興味を持つことに。
『赤毛のアン』が大好きで、作中に登場する男の子・ギルバートは初恋の人。
純真でのびのびした性格の半面、けっこう怖がりでメルヘンチックな一面も。
樹のやわらかな物腰やふとした仕草に、たびたび意識してしまうことも……?
けれど本人の認識はあくまで「ガーデニングの師匠と弟子」!


・遠野ギルバート樹(とおの ぎるばーと いつき)CV:小野友樹
なずなの同僚。
スウェーデン出身の祖母を持つクォーター。
生真面目でおだやかな性格をしているが、口数が少ないため会社ではとっつきにくい印象を持たれることも。
祖母から受けついだ「庭」つきの一軒家に1人で暮らしている。
不器用ながらも懸命に取り組むなずなに、優しくガーデニングの手ほどきをする。
素直で表情のコロコロ変わる彼女を、無意識に気にかけているような場面も……??
祖母亡き後すぐに荒廃してしまった庭を、手塩にかけて1人で元通りにしてきた。
とある過去があり、植物のなずなは樹にとって特別な存在。
実はクリームソーダが好き、虫がちょっと苦手。


・遠野アルバート蓮(とおの あるばーと れん)CV:岡本信彦
樹の弟。
社交的で自由奔放な性格の大学生。
祖母似で日本人離れした華やかなビジュアルの持ち主のため、外出先では注目の的になることもしばしば。
見た目で敬遠されないようにと、誰とでも距離が近く、フランク&フレンドリーに接する。
樹となずなの関係を見守りつつもちょっかいを出したがる、イタズラ好きなところも。
ちなみになずなからの第一印象は「天使……?」だった。

(C)スズキイオリ/杏穏希厘/comipo comics