隣駅同士のふたりは相性もバッチリ!? 『STATION IDOL LATCH!』咖山喱人(かやま りひと)(神田駅)役・菊池幸利、雷電遊生(らいでん ゆうせい)(秋葉原駅)役・鈴木裕斗 インタビュー

By, 2021年12月13日



東京を走る山手線の駅員のキャラクターが、業務時間を終えるとアイドルとして活躍する、注目のコンテンツ『STATION IDOL LATCH!』(通称『LATCH!』)。30の駅それぞれの駅員アイドルたちが、歌やトークでパッセンジャー(ファン)を魅了する。
今回は食巡りが趣味で、常に書籍を持ち歩く文学青年・咖山喱人を演じる菊池幸利さん。そして「人間の三大欲」に忠実に生きる電車好き・雷電遊生を演じる鈴木裕斗さんに話をうかがった。

―最初に『LATCH!』の企画を聞いたときの感想を教えてください。

菊池幸利さん(以下、菊池):企画を聞いた時はどんな展開がされていくのか想像が追いつかず、ただただワクワクしました。作品の資料に目を通させて頂いた時に一人一人の設定や人物像がしっかり作りこまれていて、30人のキャラクターたちのドラマやアイドル活動の中で生まれる化学変化が楽しみになりました。

鈴木裕斗さん(以下、鈴木):幸利さんと同じく「一体どんなコンテンツになるんだろう?」という気持ちでいっぱいになりました。山手線は首都圏に住んでいる人にはおなじみの路線ですし、ほかのキャストさんから「想い出の駅」のエピソードがたくさん出てくるんだろうな、と勝手に想像しました(笑)

―おふたりが演じているキャラクターについて、ご紹介をお願いします。

菊池:喱人君は文学に精通しており、一方で「食」についてのこだわりもすごく、自分が好きなもの好きなことに対してストイックなところが特長です。和の装いもすごく似合っていますよね。

鈴木:雷電は体格に恵まれていて、最初は「スポーツが得意なのかな?」と思いましたが、秋葉原駅に勤務しているだけあって「オタク」な部分もあります。食べることが好きで、咖山氏ともウマが合うようです。ほかの駅員たちにもフラットな接し方をするところに好感が持てます。

―役作りに関して、気をつけたことは?

菊池:喱人君は情緒あふれる立ち居振る舞いをするので、古きよき時代の雰囲気をかもし出せるようにしました。また、彼を演じたことがきっかけで、普段あまり読まないような文学本にも手を出すようになりまして。新しい世界を吹き込んでくれました。

鈴木:僕は幸利さんとは逆に、普段から活字に全然触れていなくて(笑)
ボイスドラマで“同人誌間違い”を起こしてしまったときの雷電の反応を見て「あれ、もしかしたら雷電もあまり文学作品を読まないのかな?」と思いまして。そう考えると親近感がわいて、自然に演技ができるようになった気がします。
ただ、先輩方からも「普段から本を読んでおいたほうがいいぞ」と言われているので、来年3月のライブイベントまでに、活字本を1冊でも読みたいと思います!

―ちなみに、おふたりがよく利用する駅は?

菊池:代々木駅です。養成所と事務所があり、声優としてお仕事をさせていただく前から通っていたので、思い出がたくさんあります。

鈴木:新宿駅です。なんでもそろっているところが最強ですよね。買い物や食事、映画を観に行くときも新宿駅を利用しています。ほかにも、とある舞台に出演していたときは大塚駅に通っていましたし、事務所のある田町駅ももちろん利用していますし。駅の数だけ思い出があります!

―ユニットソング「BUNGAKU×COMPLEX」について、最初に曲を聴いたときの感想をお願いします。

菊池:ふたりの個性が詰まった歌詞と近未来感あふれるメロディラインに、テンションが上がりました。ふたりの掛け合いが楽しくて、何度聴いても飽きない楽曲だと感じました。

鈴木:咖山氏と雷電のいいところが前面に出ているな、と思いました。普段は駅員として黙々と働いているふたりですが「ステージに立つと弾けられるんだよ」というのを見せられそうな予感がしました。

―レコーディングについてのエピソードをお聞かせください。

鈴木:僕が先にレコーディングしたのですが、リズムに乗せて歌うのが大変でした。でも、ひとたびハマるとすごく楽しい気持ちになりました。
雷電は基本的にローテンションなのですが、先ほど言ったように「アイドルとしてステージに立つと弾ける」という一面を見せられるよう、吹っ切れた気持ちで歌いました。

菊池:裕斗くんの歌声を聴かせて頂いた後にレコーディングに臨みました。それぞれの個性を曲中で共存させるような気持ちで、一節一節を大切に歌わせていただきました。
歌っていく中でイメージが複数生まれている箇所は、いくつかパターンを収録して楽曲に馴染むものを丁寧に厳選しながら歌唱を進めたので、曲が完成に近づいていく過程が楽しかったです。中には、艶っぽさが前に出すぎてNGになった箇所もあり、思い出深い収録になりました(笑)

―ところで、おふたりは鉄道には興味はおありですか?

菊池:小さい頃は『プラレール』で遊んでいました。新幹線や特急などの車両を買ってもらう人が多いと思うのですが、僕は総武線や常磐線など、もっぱら在来線でした(笑)
また、僕は実家が北海道の函館にあるのですが、次に帰郷するときは東北・北海道新幹線で帰ろうかな、と思っています。

鈴木:山形県の田舎から出てきて結構経ちまして「この駅で降りるなら●号車に乗っていたら便利」とか、電車や駅のことについて詳しくなってきたという自負があります。
また、お仕事で地方に行く際はどうしても新幹線や飛行機を使うことが多いので、もしスケジュールに余裕があれば、在来線だけで乗り通してみたいですね。お尻は強いほうなので(笑)

―“同人誌”に関するエピソードがあれば教えてください。

鈴木:僕は昔、漫画家になりたいと思っていたことがありまして。自分で本を作ったり、友人のサークルを手伝うこともありました。
ちなみに、東京ビッグサイトで開催される大きな即売会にはお客さんとして行っていたことがあります。声優の仕事をするようになってからは、イベント出演側として訪れることも多くなったのですが、なんだか不思議な気持ちになりました(笑)

菊池:僕自身は同人活動をしたことはないのですが、今回のボイスドラマで、どちらの“同人誌”も、書き手の情熱が大事だというのがすごく伝わってきました。
僕も裕斗くんと同じく、同人誌と言えば即売会で売られている本をイメージしましたし、「文芸同人誌」に関する知識は乏しいんです。次のイベントまでに「文芸同人誌」を読破することに挑戦してみようかな。

鈴木:いいね、僕と一緒にやろう(笑)

―今後『LATCH!』のコンテンツでやってみたいことは?

菊池:神田駅に限らず、山手線の駅を巡って「駅前探訪」をしてみたいです。
各駅の魅力を改めて味わったり、発見したり、その魅力に触れつつ、たくさんの方達にお届けできたら最高ですね!

鈴木:僕は駅前でイベントをしたいです。オープンスペースで『LATCH!』のことを知らない人に「何をやってるんだろう?」と興味を持っていただけるとうれしいですね。

―最後に、メッセージをお願いします。

菊池:改めまして、神田駅の咖山喱人くんを演じることができて光栄です。全30駅30キャストが登場する2022年3月のライブイベントでパッセンジャーの皆さんにお会いできる日を楽しみにしております!
これからもパッセンジャーの皆さんがワクワクするような形で各駅と駅員キャラクターたちの魅力をお届けしていきたいと思います!
『LATCH!』の世界を思い切り楽しんで頂けたらうれしいです!

鈴木:全30駅のうち、僕ら秋葉原駅と神田駅が最後に発表されたのですが、キャスト名の解禁を待ちわびていました。首都圏に住んでらっしゃる方には生活の一部として僕らを感じていただきたいです。また、地方にお住まいのみなさんには山手線の魅力をたくさん感じていただきたいですし、東京に来られる際はぜひ乗ってみてください!

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【ライブ概要】
『STATION IDOL LATCH! 1st LIVE “All aboard!!”』
日程:2022年3月6日(日)

【東京】グランドプリンスホテル新高輪・飛天
時間:【昼公演】12:45開場/13:30開演 【夜公演】17:15開場/18:00開演
チケット料金:全席指定 限定グッズ付きチケット:9,800円(税込)/通常チケット:8,800円(税込)
チケット一般発売:2022年2月19日(土)12:00~
※1申込につき4枚まで
※未就学児入場不可
※4thCD(12月8日(水)発売)には、チケット最速先行にエントリーできるシリアルナンバーの封入あり

【出演者】
JY01 東京駅 東海林鈴音役 / 小野賢章
JY02 神田駅 咖山喱人役 / 菊池幸利
JY03 秋葉原駅 雷電遊生役 / 鈴木裕斗
JY04 御徒町駅 高良摩利央役 / 阿座上洋平
JY05 上野駅 飴屋 楊役 / 笠間 淳
JY06 鶯谷駅 根岸優歌役 / 寺島惇太
JY07 日暮里駅 戸成 綾役 / 山口智広
JY08 西日暮里駅 諏訪海晴役 / 伊藤昌弘
JY09 田端駅 北 颯役 / 矢野奨吾
JY10 駒込駅 英 皐月役 / 高塚智人
JY11 巣鴨駅 高岩大智役 / 井上雄貴
JY12 大塚駅 空蝉 塁役 / 住谷哲栄
JY13 池袋駅 青葉梟光加人役 / 島﨑信⻑
JY14 目白駅 綜馬 礼役 / 太田将熙
JY15 高田馬場駅 武庸裕哉役 / 青山凌大
JY16 新大久保駅 百瀬志生役 / TAKUYA
JY17 新宿駅 神堂唯姫役 / 田丸篤志
JY18 代々木駅 樅野 葵役 / 福崎那由他
JY19 原宿駅 竹下宮斗役 / 岩崎友泰
JY20 渋谷駅 蜂谷恒星役 / 林 優大
JY21 恵比寿駅 饗庭紡麦役 / 高橋英則
JY22 目黒駅 不動 雅役 / 峯田大夢
JY23 五反田駅 伍代 晃役 / 三浦祥朗
JY24 大崎駅 大崎新市役 / 菅沼久義
JY25 品川駅 一条 肇役 / 古田一晟
JY26 高輪ゲートウェイ駅 和泉 オーキッド 亜恋役 / 森嶋秀太
JY27 田町駅 羽振寿里役 / 小山剛志
JY28 浜松町駅 湊 航琉役 / 狩野 翔
JY29 新橋駅 烏鷹鉄路役 / 井上和彦
JY30 有楽町駅 小鳥遊悠吏役 / 梶原岳人

【CD概要】

4th CD「STATION IDOL LATCH! 04」
2021年12月8日(水)発売

■初回限定盤(CD)
品番:LATCH-1007
価格:2,200円(税込)

■通常盤(CD)
品番:LATCH-1008
価格:1,850円(税込)

【初回限定盤/通常盤共通 CD収録内容】
1. 「Everybody! Say!!」
蜂谷恒星 / 渋谷駅(CV:林 優大)、竹下宮斗 / 原宿駅(CV:岩崎友泰)、樅野 葵 / 代々木駅(CV:福崎那由他)
作詞:K.J / 玉谷友輝 作曲:K.J / 玉谷友輝 / たんしょそら 編曲:たんしょそら

2. 「BUNGAKU×COMPLEX」
咖山喱人 / 神田駅(CV:菊池幸利)、雷電遊生 / 秋葉原駅(CV:鈴木裕斗)
作詞:辻村有記 作曲・編曲:辻村有記 / 伊藤 賢

3. 「世界一憂鬱な王子」
飴屋 楊 / 上野駅(CV:笠間 淳)、根岸優歌 / 鶯谷駅(CV:寺島惇太)
作詞:森 雪之丞
作曲:Funk Uchino / Toshiya Hosokawa / Gigi 編曲:Toshiya Hosokawa / Gigi

4. Voice Drama 「俺たちのデビューイベント会議」
蜂谷恒星 / 渋谷駅(CV:林 優大)、竹下宮斗 / 原宿駅(CV:岩崎友泰)、樅野 葵 / 代々木駅(CV:福崎那由他)

5. Voice Drama 「吾輩達ハ本ヲ作ルノデアル」
咖山喱人 / 神田駅(CV:菊池幸利)、雷電遊生 / 秋葉原駅(CV:鈴木裕斗)

6. Voice Drama 「根岸優歌観察日記」
飴屋 楊 / 上野駅(CV:笠間 淳)、根岸優歌 / 鶯谷駅(CV:寺島惇太)

【初回限定盤 CD収録内容】
Bonus Track「山手線ボイスリレー #4」

【初回限定盤 CD封入特典】
アザージャケット3種類
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●「STATION IDOL LATCH!」公式サイト
https://latch.jp/
●「STATION IDOL LATCH!」公式Twitter
https://twitter.com/latch_info
●「STATION IDOL LATCH!」公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/LATCHofficial

(C)LATCH! Project/JRE