【プレゼントあり】お笑いを愛し、お笑いに愛された若手声優を直撃! 注目の作家・兼・声優 野口詩央 インタビュー

By, 2020年6月23日



お笑い大好きな女性声優がパーソナリティを務めた『令和演芸批評』に抜擢された、野口詩央。小さい頃からお笑いや舞台、そして声優のお仕事に憧れ、数々のオーディションを経て夢をかなえた注目の若手女性声優だ。
6月24日(水)より配信が開始される『八巻アンナ・関根瞳・野口詩央の声優第七世代』への出演が決まり、オリジナルのコント台本にも挑戦中の彼女。上げ潮ムードの野口さんにインタビューを敢行しました!

―野口さんが声優を目指したきっかけは?

野口詩央さん(以下、野口):私には4つ上の姉がいるのですが、ある日、その姉が「乙女ゲーム」のドラマCDを聴いていることがわかりまして……。姉がいないときにこっそり聴いてみたら、ダミーヘッドマイクを使った作品だったんです。
姉の趣味に驚きつつも、私も声優さんの演技にすっかりハマってしまって(笑)。「声だけでここまで表現できるなんて、声優ってすごいな」と。

―お笑いにはいつごろから興味を持ち始めたのでしょう?

野口:保育園に通っていたとき『エンタの神様』を見たのが最初だったかもしれません。いまも活躍してらっしゃる芸人さんもたくさん出ていましたね。

―保育園ですか!?

野口:はい(笑)。昼間は教育番組を観ていたのですが、そこで「いつもここから」さんのネタを知ったのを覚えています。とにかく、お笑いが日常に溶け込んでいましたので、その道に染まる土壌は。できていましたね。

―そういった毎日が、いまの仕事につながるきっかけになったと。

野口:そうですね。「演じる」ということを最初に意識したのはそのときからで、その後、姉の影響で声優に興味を持ったこともあり、芸術高校に入学したという経緯があります。その後、あらゆるオーディションを受けまして、いまの事務所に入所しました。

―本格的にお笑いの面白さに目覚めたのは?

野口:『キングオブコント2012』で見た「かもめんたる」さんのネタを見て「この人たちすごい!」と思いました。『2013』で優勝されたのですが、私が影響を受けたのは『2012』のネタです。「作文」というネタで、家で作文を書いてきた生徒と、「これは母さんが書いたんだな」と疑う先生とのやりとりを描いたコントなのですが、ちょっと狂気じみているんです。

ここからお笑いの深さというものを感じるようになりまして、そのあともラーメンズさんのコントを見たり、どっぷりとハマっていきましたね。

―その後、お姉さんの影響も受けつつ、声優という職業へとまい進していかれたと。

野口:はい、おかげさまで素晴らしい環境で育つことができました(笑)。

―高校ではどのような勉強をされていたんですか?

野口:演技を学ぶコースで舞台の勉強をしたり、ほかにもギターやピアノ、ドラム、ダンスなども練習していましたので、そういうところでも挑戦できるといいな、と思っています。

実はおうち時間が長かったので、自宅でギターやピアノを弾いたりしていました。ドラムはさすがに家にはないので、スティックを買ってきて、部屋にあるものをポコポコ叩きながら練習していました。

―昨年から今年にかけて配信された、お笑いについて語り合う番組『令和演芸批評』(パーソナリティ:山本麻里安さん・佐々木未来さん・関根瞳さん・野口詩央さん)ですが、どのような経緯で出演が決まったのでしょう?

野口:配信会社「ベルガモ」の兼田(健一郎)さんから「お笑いの好きな若手女性声優を探している」という話があったとき、事務所から推薦していただいたんです。
面接で、私がお笑い好きになった経緯や声優を目指したきっかけを知った兼田さんに気に入っていただきまして、パーソナリティに選んでいただきました。

―メンバーとの初顔合わせのときはどんな心境でした?

野口:声優としてのお仕事をまだほとんどしていない段階で、このような形でお会いしたり、演技をせずに自分の素でしゃべるというのも初めてでしたので……。なんだか不思議な感覚でした。

―番組収録の前後では、好きなお笑いについて話されたりしたのでしょうか?

野口:今回は敢えて「出演者に関西出身の人を選ばない」というコンセプトがあったので、そういう共通点では共感できるところはたくさんありました。

私と同い年の(関根)瞳ちゃんは漫才が好きだったり、(佐々木)未来さんは、「かもめんたる」の岩崎う大さんが、「グランジ」の大さんと元々コンビを組まれていたことを知っていたということで話が弾んだり……。すごく楽しい時間を過ごせました。

―『キングオブコント2019』の生放送を観ながら語り合うという斬新な配信もありましたね。

野口:これまでは純粋に客席視点からお笑いを楽しんでいたのですが、こういう企画を通して審査員の立場も意識しながら観られるようになったので、すごく視野が広がった気がします。

私は単純に「このネタ面白い!」と思っているネタに対し、審査員の方が「ここはもっとこうしたほうがよかった」とコメントされているんですよね。その後は「このネタにはもっと伸びしろがあるかも?」とか、色々と考えるようになりました。ちょっと上から目線かもしれませんが……。

―番組に成長させてもらった、という感じでしょうか?

野口:そうですね。ラジオのレギュラーも初めてでしたし、ニコニコ生放送に出演させていただく機会もたくさんいただけたので。

最初はおっかなびっくりでしたが、そのうち「今日の放送は、ここでこうしたほうがよかったな……」と冷静に反省できるようになりましたし、生放送中は先輩方にフォローしていただけていたので、貴重な学びの場になりましたね。

―リスナー参加の、番組関連イベントへの出演もされました。

野口:ラジオやニコ生の画面越しだとどうしてもみなさんがどう反応しているのかわからないところがありますので、表情で直接返ってくるのがすごく新鮮で。ウケたらドカーン! と笑いがくるし、逆にイマイチな反応も……。でも、その全部が楽しかったです!

ちなみに、私のサインは番組内で考えたもので、初サインはイベントで書いたんです! 貴重な機会をいただけてよかったです。

―番組では「ソルトン」というニックネームで呼ばれていました。

野口:いままでは「しおちゃん」とか「のぐっちゃん」と呼ばれることが多かったので、新鮮でうれしかったです。どういうふうに決まったかと言うと……「詩央」→「塩」→「ソルト」→「ソルトン」という感じです(笑)。

―いよいよ放送が開始される『八巻アンナ・関根瞳・野口詩央の声優第七世代』ですが、先行して配信された「開始記念ニコ生」では「声優・兼・作家」と名乗られていましたね?

野口:台本を見たら、そう書かれていてビックリしました……。

―ご自身で「この路線でいこう」と思って名乗ったわけではないと?

野口:いえいえそんな……おこがまし過ぎますよ(笑)!

―個人的には、番組のなかではかなり美味しいポジションに思えます。

野口:『令和演芸批評』のオープニングで一発ギャグを披露していたんです。「流れ星」のちゅうえいさんのネタをよく披露させていただいていたのですが、そのうち「自作のネタも考えてみたい!」と思うようになりまして……。

スタッフさんから「せっかくだからコントのネタも考えてみたら?」と言われ、今回の番組からは「作家」としてもやらせていただくことになりました(笑)。

―まさに「二足のわらじ」、といったところですね。

野口:「ネタ台本を考える声優がいるみたいだぞ」という噂が広まったら、芸人さんから何を言われるかわからないので、ちょっと怖いです……(苦笑)。

―番組タイトルにもつながってきますが「声優第七世代」と呼ばれることに関しては?

野口:そういうことを考えたことがなかったので「え、私第七世代なんだ?」というのが正直な感想です。そもそも「●●世代」の定義ってなんなんでしょうね(笑)?

ちなみにお笑いで言うと、霜降り明星の粗品さんいわく「第七世代は、令和元年時に20代で、いま輝いている芸人」とのことですので、そう考えると私はまだ10代(19歳)なので、「これって第八世代なのでは……?」と思ったり(笑)。

―確かにそのあたりの定義ってあいまいですよね(笑)。ところで、野口さんと言えば、同じ事務所の先輩方のイベントの司会やアシスタントなどでも経験を積まれていますよね?

野口:先輩のみなさん、すごく面白い方たちばかりなんです! トーク力を鍛えたいので、聞いていてすごくためになりましたし、同じ空間に立てるからこそ得られるものもありました。先輩方といつかアニメでも共演できる日がくればいいな、と思いながら頑張っています!

―現場では、どんなことを学びました?

野口:詩央だけに「しおらしく」しようかと思っていましたが(笑)、先輩方の圧倒的なトークを見ていると「飾らないほうが言いたいことがいえるし、これは「しおらしく」ではなく「詩央らしく」していいんだな、と。……文字にしないとわからないですね、これ(笑)。
そう意識し始めてからは、自分自身の見せ方、伝え方が変わっていったかもしれません。

―お笑い芸人と言えば、キャッチフレーズを持っている方もいますが、ご自身のキャッチフレーズを考えてみては?

野口:そうですね……「詩央(しお)だけど神対応」……とかいかがでしょうか(笑)?

―オーディションでも、どんどん使っていきましょう(笑)。

野口:スタッフさんに覚えてもらえるかもしれませんし、いいかもしれませんね。前向きに考えさせていただきます(笑)!

―『八巻アンナ・関根瞳・野口詩央の声優第七世代』の放送に向けて、準備は万端ですか?

野口:その日に向けて、ネタやギャグは日々考えています。
実は今回、出演者がそれぞれ担当するコーナーの台本を書いてきて、番組に提出する……という新しい試みで行なわれているんです!

―それは大変ですね……。でもやりがいがありそうです。

野口:この前のニコ生でもそうでしたが、みなさんの前でオリジナルのネタを披露すると、本当にメンタルが鍛えられます!

―ちなみに、どんな内容のネタを考えていますか?

野口:3人の自己紹介代わりになるよう、みんなの個性がわかるような内容のコントを考えています。前回の生放送でもちょっといじらせていただきましたが(笑)八巻アンナさんが大好きな「古墳」に関する小ネタを挟んだり……。

―野口さんご自身はどんな趣味をお持ちですか?

野口:「絆創膏集め」です。実はあまりピンとこない方が多いと思うのですが、世の中には様々な柄の絆創膏があるんです。水族館などの施設や観光地のお土産屋、さらに鉄道会社でも発売しているんですよ。

最初はなりふり構わず、手当たり次第に買っていたのですが、キャラクターものの絆創膏などは種類がめちゃくちゃ多くてキリがないことがわかりましたので(笑)、最近は、いわゆる「ご当地もの」と呼ばれるようなものに絞って集めています。

―すごく武器になりそうな趣味ですね(笑)。

野口:ありがとうございます! でも絆創膏って、普段そんなに頻繁に使う機会はないじゃないですか。「せっかく買ったんだから使わなきゃ」と、傷もないのに貼っていたら、かぶれてしまった……という苦い思い出があります(笑)。

―では、声優としての今後の目標をお聞かせください。

野口:ありがたいことに、私の大好きなお笑い番組のパーソナリティもさせていただいていますが、「野口詩央は野口詩央だね」と言われるような、カテゴリに分けられないような声優を目指したいですね。

―あこがれの演者さんはいますか?

野口:小林由美子さんです。いまは『クレヨンしんちゃん』でしんちゃんの役をやられていますが、以前から少年役をやっていても、そのほかの役をやっていても、全部耳に馴染むんですよね。家庭も持たれているので、仕事と両立されているのもすごいカッコいいです。

マルチなタレントで言えば、ラーメンズの小林賢太郎さんですね。ご自身で演劇プロジェクトやコント集団などを主宰されたり、さらに漫画も描かれたりと、エンターテイメント業界でで幅広く活躍されていますので。

―ご活躍を期待しています! では最後に、お笑いらしく、「いいオチ」をお願いします。

野口:詩央だけに、手塩にかけて育ててね(ハート)! ……滑ってませんから(笑)!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>
☆ページ下部に写真一覧あり。

【配信概要】
『八巻アンナ・関根瞳・野口詩央の声優第七世代』
日時:6月24日(水)20時~21時
【出演】

八巻アンナ・関根瞳・野口詩央

●URL
https://ch.nicovideo.jp/seiyuu7

※音声のみ(一部映像付き)
※7月以降は毎月第2第4水曜日20時~21時配信
※無料パート(前半30分)のみYouTubeライブも同時配信

ニコニコチャンネル会費月額:770円(税込)

・プレミアムコーナー(有料パート)視聴権
・番組イベントチケット先行購入権
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