本人が世界観を考案した架空テレビアニメプロジェクト『雷神八系‐-ZANAM-‐ファム・ファフタール 運命の女』始動! 岡本麻弥 インタビュー

By, 2017年4月19日



アニメでは『機動戦士Ζガンダム』エマ・シーン役、『サイレントメビウス』彩弧由貴役、『機動戦艦ナデシコ』ハルカ・ミナト役や吹替え作品では『バイオハザード』ジル・バレンタイン役などで知られる声優・岡本麻弥が注目の自主企画音楽CDプロジェクトを始動!「90年代のテレビアニメ」をテーマにした「架空」のテレビアニメ『雷神八系‐-ZANAM-‐ファム・ファタール 運命の女』の楽曲をちりばめた企画の一端がいよいよお目見えする。主題歌や挿入歌も当然自身が歌唱。本プロジェクトにかける意気込みを岡本さんにお聞きして来ました!


―今回のプロジェクト立ち上げの経緯を改めてお願いいたします。

岡本麻弥さん(以下、岡本):昨年11月の終わりに、マネージャーから突然、音楽CDを作りませんか?と提案されました。話していくうちに、マネージャーが好きだったこともあり、90年代頃のアニメの主題歌はどうか?という話になり、それは面白いと、私も盛り上がりました。
その時点では、何曲くらい作るのかは分からなかったのですが取りあえず、4月30日に行われる「M3」という音系・メディアミックス同人即売イベントで売ることが決まりました。
昔ながらのファンの方だけでなく、新しい世代や、今のアニメを観ている方々など、幅広く楽しんで頂けると嬉しいです。

―その後、アニメのコンセプトCDを作るにあたって「架空のアニメの設定を考えて欲しい」という話が出てきたそうですね。

岡本:はい。自主企画なので私が当然コンセプトを考える、という流れになりまして(笑)。CDのジャケットや作詞・作曲などを発注するにあたって、その架空のアニメの世界観がどうしても必要になってきますからね。

―CDジャケットと言えば、漫画家の麻宮騎亜先生がお描きになるということですが……。

岡本:はい、恐れ多いことなんですが(笑) 様々な作品でご縁がある麻宮騎亜先生に、無理を承知の上、ディレクターさんがオファーしたところ、有り難いことに二つ返事でOKしてくださったんです。
CD作りの打ち合わせのために麻宮先生、作曲家さんと集まることになったのですが、皆さんこの企画を「面白いね」と言ってくださいました。これがプロジェクトの始まりです。

―打ち合わせはいつごろされたのでしょう?

岡本:それこそ、作品の世界観のプロットを考えたのは年明けになってからで、その10日後には麻宮先生とお会いして……と、物事がどんどん進んでいきまして。それはもうハードスケジュールでした(笑)。

―それにしても、アニメのコンセプトを考えるというのは大変ですね。

岡本:はい、これまでたくさんのアニメに出演させていただいたとは言え、台本を読んだり歌を歌ったりと表現する側に集中していて、アニメの制作に関しては全くの素人ですから(笑)。

―アニメと言えば、今回のプロジェクトをきっかけに「国民的アニメの少年役」を目指すようになったとか。

岡本:厳密に言うと、少年役を演じたいという気持ちは、今回がきっかけでという訳ではなく以前からの夢だったのです。
私が声優として一番忙しかったころは、少年役と言ったらこの人、みたいなものがあったのでなかなかチャンスが回ってこなかったのです。ですので、今回は自身のプロデュース作品ということもあり、大チャンスだと思ったのですが……色々とございまして(笑)。
今回は当初から決まっていた本作のヒロイン:カノン・J・草薙に専念するということに。ただ、これからの発展次第で、まだまだ可能性は大いにあり得ますね。
今出来ることに満足せず、これから先もどんどん新しいことに挑戦していきたいですからね。

―改めて、本作の世界観を教えて下さい。

岡本:舞台の中心は地球と火星を考えています。地球に住んでいた人類が、核戦争や自然災害が起こって火星に移住した、という設定なんです。一方、地球では、地下世界に逃れた人類が発展を遂げています。そんな中、大気を失った地表を再建しようと、それぞれの思惑が動き出すわけですね。

現在、地球で起こっている戦争もそうですが、対立する2つの国や組織って、単純にどっちが「正義」で、どっちが「悪」か一概には言えないですよね。 ネットが普及しているこの世の中で、みんな何を信じればいいのか分からないと思うんです。そんな現代の風潮を描きたいと思いました。年代設定については、「近未来が良い」というマネージャー案と、「今現在が良いんでは?」という麻宮先生からのご意見の間をとって舞台を『架空の2017年(今)』とにしました。
アトランティス大陸やマヤ文明が栄えた時代から派生した世界という設定にすると、すんなり来るんですね。
要するに違う世界線という訳ですね。

―設定をお聞きした限り、やはりロボットが出てくるのでしょうか?

岡本:はい(笑)。実は、この世界にはミュールというロボットのような機械があり、最初は地球上に大気や緑を戻すために開発されたのですが、戦争目的のミュールも作られたりしてなど設定を考えてみました。「雷神八系」というタイトルには、私がこれから「昇っていく(rising)」という気持ちも込められています。そして結果的に、演じることになったのは「風神」という(笑)。ちなみに「-ZANAM-」という表記にもトリック、というかトリガーがありますので、お楽しみに!

―演じたキャラクターの紹介をお願いします。

岡本:「風神」こと、カノン・J・草薙ですが、Jは英名で「ジョアン(Joan)」、つまり「ジャンヌ・ダルク」を表していて、草薙は日本で昔から伝わる「草薙の剣」を連想させるということで、名前からも色々と想像できそうな人物です。
他にもたくさんのキャラクター達が登場しますが、90年代のアニメと言えばやっぱり52話は欲しいんですよね。話数に合ったボリュームの物語を描けるようにやっていきたいですし、その分、キャラクター案や設定などファンの方も参加できるようにしたいと思いまして。
主人公たちが火星から地球へ向かう途中に立ち寄った、とある惑星で起こった出来事など、本筋とは違ったエピソードも織り込むことができますし、物語がすごく広がる予感がします。
夢としては、当時活躍された声優さんにも出演していただけたら最高です。私の中では配役の構想も練られているんですが、色々と事情もありますし、どこまで私の意見を反映できるか、とアニメ化した時のことまでちゃっかり考えています(笑)。

―主題歌の「Rise and Fall」は、「これぞ90年代アニメの主題歌!」というテイストの楽曲です。

岡本:作曲家の加藤慶さんと、作詞家のRUCCAさんとが頑張ってくれました。90年代アニメを好きな方にも喜んで頂けると思います。普段はそっけないメッセージのやり取りをするマネージャーも「ハンパないっす!」と3回綴ったメッセージを送ってくるほど興奮してました(笑)。私もとても素晴らしい曲だと思いました!!

―もう1曲の劇中挿入歌「カゼノオト」はガラッと変わってゆったりとしたナンバーに仕上がっています。

岡本:そうですね。エンディングテーマとしても通用しそうで、こちらもすごく素敵な曲なんです。みなさんにも早くフルコーラスで聴いてもらいたいです。

―4月30日(日)に東京流通センター(TRC)で開催される「M3」には、岡本さん自らも売り子としてブースに参加される予定もあるそうですね。

岡本:1時間半と短い時間ですが、直接ファンの方にお会いしたい気持ちがすごくあるんです。ひとりでも多くのみなさんと交流したいです。私が直接配布する時間などは公式HPに書いてありますので、是非チェックしてみてください。

―最後に、メッセージをお願いします。

岡本:90年代アニメというコンセプトですが、あの頃のアニメを知らないような若い方からも「面白いですね」というお便りをいただくんです。オールドファンはもちろん(笑)、ティーンエイジャー含め若い人たちにも楽しんでもらえるようなCDになったらいいな、と思っています。応援よろしくお願いします!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【速報】麻宮騎亜によるキービジュアル完成!!

麻宮騎亜によるイラスト完成! 空に浮かぶ星は?美麗なロボットにも注目!

【岡本さん コメント】
先ずは麻宮先生、ほんとうにほんっとうに素晴らしいキービジュアルを有難う御座いました!!未だ誰も知らない『雷神八系 -ZANAM-』の世界を、こんなに素敵に描いて頂いて幸せでなりません♡
この-ZANAM-に乗って、カノンがどんな冒険をするのか・・・私自身のワクワクが止まりません♫
これが架空のアニメだなんて・・・、皆さん、勿体無いとは思いませんか?ああ♡夢が広がります!!
(※注: -ZANAM- は、主人公が搭乗する機体の名前です)

【CD概要】

「雷神八系‐ZANAM- ファム・ファタール 運命の女」コンセプトCD

M1.「Rise and Fall」
(”架空”TVアニメ『雷神八系- ZANAM- ファム・ファタール 運命の女』主題歌)
歌唱:岡本麻弥 作詞:RUCCA 作曲/編曲:加藤慶

M2.「カゼノオト」
(”架空”TVアニメ『雷神八系- ZANAM- ファム・ファタール 運命の女』劇中挿入歌)
歌唱:岡本麻弥 作詞:岡本麻弥 作曲/編曲:加藤慶
    +
ショートドラマ 第0話「星の蒼さ」
脚本:岡本麻弥
カノン・J・草薙:岡本麻弥
シャンテル・シャルマ:新井笙子
チミー・神山・テンジン:徳本英一郎
ナレーション:バロン山崎

【商品ラインナップ説明】
1.コンプリートセット 3,000円(税込) ※先着100名

・コンセプトCD
・シチュエーションCD
・ポストカード(おまけ)
・雷神八系せんべい(おまけ)
・岡本麻弥 と 購入者の宛名をサイン

2.コンセプトCD 2,000円(税込)

3.シチュエーションCD 1,000円(税込)

【ラジオ概要】

webラジオ番組「岡本麻弥のラジオDEファム・ファタール」
毎週日曜更新予定

宛先は femmefatale.kaze@gmail.com まで!

【M3への入場方法】
2017年4月30日(日)東京流通センター(TRC)にて行われる同人音楽イベントM3にて、自主企画「雷神八系‐ZANAM- ファム・ファタール 運命の女」のコンセプトCDを製作・出展致します。

サークル名:pen&voice galaxy
スペース番号:第一展示場 P-19a,b
是非とも、会場に遊びにきて下さい。岡本麻弥も参戦します!

M3への入場には、一人一冊「カタログ」購入していただき入場券代わりに会場入り口で提示が必要になります。
前売1080円 / 当日1000円でお買い求め頂けます。
前売りは各種同人誌取扱店/アニメショップ等で販売されています。詳しい取り扱い店舗に関しては公式サイトをご確認ください。当日売りは会場入り口付近にて指定時間より販売も行われます。
詳しくは以下「M3公式サイト 一般参加ご案内」をご覧ください.

【岡本麻弥 会場登場時間】
4月30日(日)12:00~13:30

コンプリートセットにのみサイン致します。
商品自体は11:00から販売は致します。
販売サークル名:pen&voice galaxy
配置:第一展示場 p-19a,b

http://www.m3net.jp/attendance/index.html

●「雷神八系-ZANAM-ファム・ファタール」プロジェクト 公式サイト
http://earthj.net/femme/
●岡本麻弥 ツイッター
@maya_pan0203