<文字レポート>勇者と偽勇者が会場で真剣バトル! 「偽者は誰だ!『六花の勇者』最終話特別上映会」

By, 2015年10月17日



TVアニメ『六花の勇者』の最終話の上映イベントが2015年9月21日(月・祝)、東京・山野ホールで行われた。
当日はアドレット役の斉藤壮馬さん、ナッシェタニア役の日笠陽子さん、フレミー役の悠木碧さん、ハンス役の鈴村健一さん、モーラ役の佐藤利奈さん、チャモ役の加隈亜衣さんらキャスト陣に加え、主題歌を歌うMICHIさん、UROBOROSの黒瀬圭亮さん、上木彩矢さんが登壇。

まずはUROBOROSのミニライブからスタート。第5話からのOPテーマ「Black Swallowtail」を熱唱。オーディエンスの前で披露するのが今回が初めてということもあり多少の緊張もあったそうだが、原作も読んでいるという上木さんは気持ちよさそうに歌い上げていた。
ここからはキャスト陣が登場。「UROBOROSさんのパフォーマンスに見入ってしまい、スタンバイが遅れそうになってしまった」と苦笑いの日笠さん。そこへツッコミを入れる他のメンバーたちに客席からは笑い声があがった。この後、最終話の第12話を出演者とともに視聴。感想を聞かれた斉藤さんは「へこんでいるゴルドフがかわいそうでした(苦笑)」。鈴村さんも「実は台本に誤字があり『今は仕方ないだろ』が『今は使えないだろ』になっていたんです(笑)」と裏話を披露し、会場は笑いに包まれた。
悠木さんは「フレミーがアドレットに口移しで薬を飲ませるシーンがドキドキしました」、佐藤さんは「モーラがアドレットから疑われ過ぎていて、少し可哀そうでしたね(苦笑)」とそれぞれ感想を語った。

ここからは「偽者の勇者を探せ 人狼ゲーム」と題して、巷で人気の「人狼ゲーム」の『六花の勇者』バージョンで楽しむコーナーがスタート。
「偽勇者」ふたりが「本物の勇者」5人を全員消すことができれば「偽勇者」の勝ち、逆に「本物の勇者」が「偽勇者」を退治することができれば「本物の勇者」の勝ち、というルール。
イベントの司会を務めたMICHIさんとポニーキャニオンの松岡さんもゲームに加わり、人気コスプレイヤーの御伽ねこむさんがアシスタントのもとで白熱の戦いが行われた。

『六花の勇者』のアフレコ後に時間を取って遊ぶことも多かったというキャスト陣。いつも序盤で始末されてしまうという斉藤さんと、少なからず因縁のありそうな加隈さん、主張の激しさが返って怪しさを増している日笠さんなど、まるでその時を再現するような(?)息の合ったやりとりで会場の爆笑を誘っていた。
結果は「偽勇者」である鈴村さんが生き残り、「偽勇者」チームの勝利! ちなみに「本物の勇者」を守ることができる能力を持った「地上最強の男」は斉藤さんでした(苦笑)。
イベントの最後を飾ったのはMICHIさんのライブ。第4話までのOPテーマ「Cry for the Truth」を披露。「これまでイベントで披露した中で、一番気持ちよく歌えました!」と笑顔でコメントした。

最後に登壇者からのメッセージ。日笠さんは「ナッシェタニアはとても難しい役でしたが、皆さんの支えもありまして演じ切ることができました。続きが気になる終わり方をしましたし、今後も引き続き応援よろしくお願いします!」、斉藤さんは「皆さんはぜひ、人を信じる心を忘れないでください(笑)。人と人が密に関わっていく作品をアニメで描くのは難しいと思いますが、制作スタッフさんの力もあり、最後まで見事に描き切りました。 今度『人狼ゲーム』をプレイする時は最後まで生き残りたいので、またゲームができるようによろしくお願いします!」と締めた。

<Text/ダンディ佐伯>

●アニメ公式サイト
http://rokka-anime.jp/