5月2日に公開された、劇場アニメ『コードギアス亡国のアキト』の最新作『第3章 輝くもの天より堕つ』の初日舞台挨拶が、新宿バルト9で開催された。
舞台挨拶には、入野自由さん(日向アキト役)、坂本真綾さん(レイラ・マルカル役)、松風雅也さん(シン・ヒュウガ・シャイング役)、赤根和樹監督、サンライズ・プロデューサーの河口佳高氏が登壇した。
登壇早々、「レイラ・マルカル役の松風です」とギャグを披露した松風さんに対し、何も動じず対応するレイラ役の坂本さん(笑)。その後も松風さんが坂本さんを弄り、入野さんが突っ込むなど何度も会場に笑いを巻き起こしていた。
第2章から第3章公開までに時間を要した事について、河口プロデューサーは「第3章以降の盛り上げの為に時間をいただいた。第3章と第4章を一気に観ていただきたいと思い、こういう形の公開になった」とコメント。
第3章の見どころやキャラクターについて尋ねられると、入野さんは「キャラクターの内面、関係性について掘り下げた話で見所が満載。セリフも全てに意味がある」と語り、坂本さんは「レイラの意外な一面が分かり、描かれてなかったシーンを想像させるのが面白かった」と語った。
公開間近の第4章に向けては、赤根監督から「アキトが今まで憑りつかれた様に戦っていたが、第3章では皆とコミュニケーションが取れるようになり、少し笑えるようになった。第4章ではアキトとレイラたちの関係性がどう変わっていくか楽しみにして欲しい」と見所を語った。
そしてここで、全4章で完結を予定していた『コードギアス亡国のアキト』だが、第5章(最終章)の追加制作が発表された。次回公開の第4章については、「アクションのボリュームがあり、それで5章まで延びてしまった」と監督。松風さんも「ハードルを上げて、期待してもらって大丈夫」と明言した。
第5章まで延びたことにより、再アフレコでセリフのニュアンスの細かい修正をしたなどの裏話も飛び出し、作品に対するこだわりが感じられた。
最後に「応援をいただけると現場の励みになる」(河口)「今後もいろいろなストーリーの展開を考えている」(赤根)「最後まで思い切り走るしかない。最後まで思い切り楽しめると思う」(松風)「楽しみが1つ多くなったと思って最後まで一緒に過ごしてほしい」(坂本)「何度観てもらっても大丈夫。最後までお付き合いください」(入野)と登壇者から来場者に向け思いが語られた。
『第4章 憎しみの記憶から』は2015年7月4日(土)より劇場上映、『第5章 愛シキモノタチヘ』は2015年秋上映予定だ。
<Text/渡辺絵美>
●『コードギアス亡国のアキト』公式サイト
http://www.geass.jp/akito/