林原めぐみ&茂木健一郎とNスぺを見る“Web茶の間”が ニコニコ生放送@日本科学未来館に登場!!

By, 2015年2月5日



☆「片道切符の火星旅行したい?」「1000mの超高層ビルに住みたい?」
人類は未来、どこに到達し、どこに新天地を見出すのか。番組制作者も交え、30年後の未来について本気で語り合う、2時間生中継。

新たなテクノロジーが、私たちの生活をどのように変えていくのか―
世界の研究者へのドキュメント取材と近未来ドラマで探ってきた5回シリーズ「NEXTWORLD 私たちの未来」。(公式HP:http://www.nhk.or.jp/nextworld/

いよいよ2月8日に最終回を迎えるが、それにあわせてニコニコ生放送では、日本科学未来館のシンボル展示Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)の映像コントロールルーム“Geo-Cockpit(ジオ・コックピット)”をキーステーションに「番組副音声」企画を実施する。

ニコ生番組:【Nスペ生実況】『NEXTWORLD』を林原めぐみ、茂木健一郎と見よう!」
●URL
http://live.nicovideo.jp/watch/lv208539306

NW#5写真 NW#5写真②

NW#5写真③

今回、副音声を担当するのは、全5回に渡ってネクストワールドの語りを担当した林原めぐみ。そしてネクストワールドのファンを公言する脳科学者の茂木健一郎。さらに、日本科学未来館で宇宙分野を担当している科学コミュニケーター松岡均(理学博士)も加わり、ネクストワールドを見ながら“お茶の間”感覚で完全フリートークを展開する。

副音声中継の前後では、番組制作者を代表して寺園慎一エグゼクティブ・プロデューサーもトークに参加。制作の舞台裏や番組に込めた思いなどを語る。

【ニコ生副音声 概要】

日時:2月8日(日)20時半~22時半(予定)

出演:林原めぐみ(声優・ネクストワールド語り)
茂木健一郎(脳科学者)
松岡均(日本科学未来館 科学コミュニケーター・理学博士)
寺園慎一(NHK大型企画開発センター エグゼクティブ・プロデューサー)
MC:増子瑞穂
協力:日本科学未来館

【NHKスペシャル NEXTWORLD番組概要】
新たなテクノロジーが、私たちの生活をどのように変えていくのかを探ってきた、5回シリーズ「NEXTWORLD 私たちの未来」。最終回は、人間の「フロンティア」がどこまで広がるのかに迫る。2045年、爆発的に増える人口を吸収し続ける「都市」では、ビルの高層化に拍車がかかっている。すでに高さ1600メートルのビルの開発すら可能になっているという。

そして、宇宙移住の道も開かれようとしている。熱い視線を集めているのが「火星」への到達だ。既に今、アメリカ、ヨーロッパ、インドが合計7機の探査機を送り込み、未来の居住地候補として、観測合戦が繰り広げられている。さらに、火星に人を送るというプロジェクトも始動している。人類は未来、どこに到達し、どこに新天地を見いだすのか。近未来ドラマでは、これまでの主人公が勢ぞろいし、超高層ビルの完成式に集結する。そこで彼らの運命を揺さぶる、ある抽選が行われた。それは火星移住者を募る抽選だった…。

番組ナビゲーター:神木隆之介
番組語り :林原めぐみ
ドラマ出演:神木隆之介 平泉成 篠田麻里子ほか

【出演者情報】

林原めぐみさん宣材写真
林原めぐみ

高校卒業後、看護学校に通いながら声優を志す。’86年にテレビアニメ「めぞん一刻」の幼稚園児役で声優デビュー。以降、数多くのアニメキャラクターを演じつづけている。また、DJ、歌手、作詞、エッセイ執筆など、幅広く活躍中。

出演作品などは、下記公式サイトを参照のこと
http://www.starchild.co.jp/artist/hayashi/megumi/index.html

【コメント】

―今回ニコ生中継にご出演しようと思った理由

ナレーション収録の終わりに、番組担当の寺園プロデューサーから、まっすぐに…、ずばり担当直入に明快に「5回を通して関わっての感想をまじえて、ニコ生で!」と、お願いされた…というのが第一の理由です(笑)非常に興味深く、非常に光栄なお仕事でした。何か私でお役に立てることがあるなら、是非協力したいと思いまして…。副音声やオーディオコメンタリーなど、番組について影で語るのは、ある意味私のフィールドでもありますし、さらに、茂木栄一郎さんにも1度お会いしてみたかったというのも大きな理由です。アハ体験?本当にできないんですよね…私。

―ネクストワールドの語りを担当してみて、林原さんが感じるこの番組の魅力

ドキュメンタリーでありながら、途中ドラマなどが入ることによって、リアルすぎる現実が少しやわらぎ、多少なりとも、エンターテイメントの延長上として見ていられるところでしょうか。数々のアニメ作品に関わって来た私にとって、やはり、「アニメ」は現実と想像の間で楽しむもので、実際に起きてしまうとわかると、多少の恐怖も感じます。人口知能も、ロボットも、寿命も…。作品の描き方、描かれ方も常にハッピーなお話ばかりではないので、託された重みも同時に感じました。

―今回実況する、ネクストワールド5回の見どころ

ついに、人類は火星に到達しようとしています。技術的に出来る、出来ないだけではなく、その技術に対して、自分はどうしたいか、どう思うか…。これは、私の勝手な考えですが、引っ越しでも、転職でも、受験でも、結婚でもテーマが火星!未来!他人事、絵空事、として見るだけでなく、身の回りの小さな、基本的な変化についても同時に考えても良いのかな…と。清人くん(※神木隆之介さん演じる30年後の未来を生きる若者)の決断する姿に、あなたは何を感じるでしょうか…。

―今回のニコ生企画への意気込み。ファンヘのメッセージ。

意気込みとかは特にないです。みんなで楽しめたらいいですね。
ニコ生だって、10年前から見たら立派な未来。

mogi
茂木健一郎(もぎけんいちろう)

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学、大阪大学非常勤講師。 1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。

【コメント】

―これまでのネクストワールドを視聴した中で感じる番組への感想

「未来とは、予想するものであると同時に、つくるものでもある。」
『ネクストワールド』は、未来に関する、科学や技術の視点からの予測を展開するとともに、「こんな未来にしたい」「こんな未来を見たい」という、人間の夢、希望、意志に基づく、未来地図を示す。
最近、人工知能が、人間の知性に、追いつき、抜き去るという技術的特異点(singularity)が話題になっている。そして、人類は、もう一つの特異点を体験しようとしているのではないか。現実がSFに追いつき、追い抜くという、存在自体の「特異点」。かつて、SFは、夢物語であった。今や、科学や技術の進歩により、現実がSFに追いつき、むしろ、追い抜きそうにすらなっている。『ネクストワールド』は、そんな、「本当に新しい何か」が待つ未来への兆しを、緻密な取材で報告する一方で、やがて訪れる未来の新しい「日常」、その中での人間の生き方を、リアルなドラマで描く。明日は今日とは違うという「未来感覚」ほど人間の脳を活性化させるものはない

―今回、生実況するネクストワールド最終回への期待感

 いよいよ、シリーズも最終回。従来の常識を越える超高層ビルや、火星への移住計画など、人類のフロンティアのヴィジョンが描かれるその内容に、期待します。アポロ11号が、月に着陸したのは、私が6歳の時でした。あの頃、すぐにも宇宙旅行が実現し、人類は地球の外に出て行くのではないかと思っていました。しかし、そのような未来は、すぐには来ませんでした。時代がめぐり、今、人類のフロンティアへの希望と関心が、再び高まっています。そして、そんな夢を実現するテクノロジーの集積が、今度こそ現実化するかもしれない、という期待感を抱かせます。二度目に見る夢は、より深く、力強いものかもしれない。いつか、私自身も宇宙に行き、青く輝く地球を見たいと思っています。そんな私にとって、最終回は、「未来へのガイドブック」かもしれません。人類の脳は、宇宙に進出することで、新たな覚醒、進化を遂げるかもしれない。そんな可能性さえ、感じています。

―林原さんと語るニコ生企画への意気込み

宇宙や未来をテーマにした作品で素晴らしいお仕事をされてきた林原めぐみさんとごいっしょできて、光栄です。ゲームを実況しながら楽しむ「実況者」が話題になり、新しい文化として注目されていますが、テレビ番組の「実況者」というのもあるのかもしれませんね。『ネクストワールド』を、林原さんとご一緒に、心からたのしみ、未来への夢や希望を抱くことができたら、うれしいです。

○松岡 均(マツオカ ヒトシ)プロフィール
宇宙科学の研究を経て、2004年から日本科学未来館で勤務。
宇宙・天文分野を中心に幅広い研究分野の調査研究や
展示・イベント等の企画に関わっている。理学博士。