『声グラチャンネル』「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」番組レポートが到着!!

By saeki, 2014年6月2日


anitame

毎月第二火曜日21時より放送中、「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」。2回目となる放送が、5月12日(火)の21時より行われた。

今回、ゲストに招かれたのが、創作音楽出版のプロデューサー藤田純二。藤田さんは、スターチャイルドやユーメックスなど、日本のアニメ/特撮界の躍進を支えてきたレーベルを設立した方であり。GONZOの元社長。アニメ/特撮分野に於いて、このシーンを音楽面で支え、牽引し続けていくうえでのキーパーソンとなってきた人。

「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」の魅力は、タイトルにも記されているように、宮路一昭と川村万梨阿、両パーソナリティのリードのもと、アニメ業界の歴史を、ゲストを交えて紐解いてゆくところにある。むしろ、「今だから聞ける話や、噂で流れている事柄の真実を知れる」面にこそ、この番組の面白さがある。

第二回目の放送には、「機動戦士ガンダム」シリーズや「伝説巨神イデオン」「重戦機エルガイム」「ふしぎの海のナディア」「「きまぐれ☆オレンジロード」などの制作を、スターチャイルドやユーメックスを通して手掛けてきた音楽プロデューサーの藤田純二さんがゲストで登場。

藤田さんが手がけた「無敵超人ザンボット3」の話では、BGMをLP化しようとしたら、モノラル音源だったことから、ステレオ音源化出来なかったことを報告。当時は、モノラルでBGMを録音。その後、音源化する場合のみステレオ音源に録音し直し、交響組曲として作品化するのが常識。でも藤田プロデューサーが「機動戦士ガンダム」を通し、最初からステレオ音源で製作し、それが後の主流になったエピソードを語ってくれた。

こだわりの強い富野喜幸(現・由悠季)監督との仕事では、富野監督の書いた歌詞に良い作家をつけてくうえでの苦労話も語っていた。

当時、製作した「機動戦士ガンダム」2枚目のBGMアルバム『機動戦士ガンダム 戦場で』が、BGM集にも関わらず、安彦良和先生のイラスト効果もあり1万枚を越える大ヒットを記録。当時は音のみならず、ジャケットそのものも商品価値として製作したこともヒットの要因になったそうだ。

さらに、「機動戦士ガンダム」の話題を知りながらも、放送局外の地域との理由から本編を見れなかった人たちのために、物語の中身を2枚のLP盤に凝縮した「ドラマ編」シリーズも制作。「これを聞くと、アニメを見てなくてもガンダムの内容がわかる」ことから、こちらも大ヒットしたことも語っていた。

特撮関連話では、伊福部昭の「ゴジラ」シリーズの話も登場。東芝EMI時代にOVAを作ったのも、「当時のアニメファンたちの”テレビでは楽しめない作品を”の要望に伝えるため」という理由も紹介。当時、藤田さんが手掛けた作品名が会話の中から次々飛び出すのを聞いているだけで大興奮。

この日は、藤田さんの話を一気に聞く予定が時間が足りず、改めてゲストで登場することも検討された。その場の盛り上がりで番組の今後も決まっていくのも、生放送番組だからこその醍醐味と言えようか。

藤田さんは、放送後「パーソナリティのお二人ともよく知ってる人なので、お話しやすいですよね。だからこそ、つい言えてしまうこともありました(笑)。薄れてた記憶も、質問されることで思い出したりと、楽しい時間を過ごさせていただきました」と述べていた。

この番組についても、パーソナリティの川村万梨阿さんが、「70年代80年代のアニメーションの現場にいた方たちの生の声を聴く機会って、最近少ないと思うんですね。世の中はCOOL JAPANと言いながら、すごく盛り上がってる。でも、過去の礎がミッシンクリンクみたいになったら嫌だからこそ、現場に居たみなさんの功績とか、そのときの情熱を伝えていける番組にしていきたいなと思っております」と語れば。宮路一昭さんも、「4月の内田会長も、本日の藤田先生もそうですけど。日本のアニメーションの…ジャパニメーションの礎を作ってこられた方々の話を生で聞けるのはとても貴重なこと」と伝えていたよう、まさにこの番組は、故きを温ねて新しきを知る良い機会になっている。番組アシスタントの鎌田美沙紀さんも、「若い世代、とくに平成生まれの子たちは知らない作品ももちろんあると思うんですけど。こういう話を聞いて興味を持って見てくれたら嬉しいです。わたしも興味津々です」と語っていた。

他にも、「アニタメ・ニュース」では、銀河万丈さんや田中真弓さんなど、時代を彩り続けている人たちの最新情報を紹介。若手ではなく、歴史を担い続けている人たちなのがポイントだ。

番組内では、「キャプテン翼J」の主題歌『Fighting!』(FACE=FREE)など、懐かしい楽曲も放送。「メルリ宮殿」コーナーでは、声優の鎌田美沙紀が「iヴォーカロイド・ソフト”メルリ”」を使っての曲制作体験を、毎月レギュラーで実施中。今月は「キャラクター設定」をテーマに、視聴者の書き込み意見を交えながら決めていた。鎌田美沙紀の印象は”ツンデレ”とのこと。

次回の放送は、6月10日(火)21時から。ゲストは、声優の中原茂さんが登場。川村万梨阿さんいわく、「1回目は、株式会社サンライズの内田会長をお招きして「アニメーションの制作サイド」からのお話を聴き。今回は藤田さんをお招きし、「音楽制作側から見たアニメーション」のお話を伺いました。次回は声優の中原茂さんを及びして「演者側、声優側からのアニメーション」という視点でお話を聴きたいと思いますので。ぜひご期待ください」とのこと。ぜひ、次回も楽しみにしていただきたい。

●声優グランプリチャンネル
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