メディアファクトリー刊、春野友矢原作の漫画『ディーふらぐ!』がアニメ化。ゲーム製作部(仮)に所属する、様々な「属性」を持った個性豊かな部員たちが大活躍! 絶賛アフレコ中のキャスト陣にお話をうかがってきました!
―TVアニメ化が決まった時の感想をお願いします。
風間堅次役・小西克幸さん(以下、小西):2枚目を作った時、作品だけのHPができたので、すぐアニメ化するかと思ったら、結構時間空きました(笑)。ずっと「TVアニメになれば楽しいのに」、と思っていました。アフレコはまだ第1話が終わった段階ですが、とても面白いものになっていると思います。
柴崎芦花役・花澤香菜さん(以下、花澤):ドラマCDはかなり前に録ったような気がします。素敵な先輩キャスト陣に囲まれていましたので、アニメ化は嬉しかったです。
高尾部長役・伊藤静さん(以下、伊藤):だいぶ前にドラマCDを録って以来だったので、嬉しい以前に驚きました。
私と小西さんがとにかく汗だくになっていた記憶があったので、大丈夫かな、と(笑)。
烏山千歳役・斎藤千和さん(以下、斎藤):「高校生をこのでキャスト?」という、制作陣の挑戦の気持ちに感謝します(笑)。ドラマCD発売が3年前、ということで、そのころはみんな若くてセーフだったんだな、と(笑)。アフレコもあっという間に終わりましたし、今後の収録も楽しみです。
水上 桜役・高橋美佳子さん(以下、高橋):ファンの人が、春野先生のサイン会の時に「アニメ化してもキャストを替えないでください」とお願いしてくれたらしいのですが、その時微妙な返事をされたと聞きましたので、無事に演じられることになり、より嬉しい気持ちです(笑)。
大沢 南役・小清水亜美さん(以下、小清水):ドラマCDから再び、ということでとても嬉しいです。でもひとつ、私だけ(セリフが)かなりエコな役どころでちょっと申し訳ないです。すごい生徒たちを抱えながら、役どころは責任感なくやっていこうかなと思っています(笑)。
河原 中役・福山潤さん(以下、福山):ドラマCDの時は、まさかアニメ化されるとは思ってませんでした(笑)。
アフレコでは、今後もその日の体力を使い切ることになりそうです。
―演じたキャラの魅力、または意識している点はありますか?
小西:堅次は学校で有名な超不良ですが、その描写があまりなく、女の子たちにいいようにやられてしまいます。
不良というよりは気のいい高校生、という感じです。アニメの時もそうですが、演じる上での注文は特にありませんでした。この役は個人的に楽しくやれればいいと思っています。
高尾と二人で、突っ込みを全力でやっていきたいと思います。
花澤:芦花は飄々としているように見えて打たれ弱く、陰でダメージを負っているのがいとおしいです(笑)。
アニメの第1話の収録の時、「ドラマCDのことは忘れてください」と言われまして、役を作り直しました。普通の女子高生っぽさを意識しながら演じました。
伊藤:高尾は「ゲーム制作部」の部長で巨乳でゲームオタクという、たくさんの特徴を持っています。
「ゲーム制作部(仮)」の人たちに突っ込まれることも多いです。
風間に対してキュンとしてしまうかわいさも忘れないように、とにかく突っ込みだけの人にならないように、元気に演じていきたいと思います。
斎藤:千歳はカリスマ生徒会長ですが、全体的に何を考えているのかわからない行動をとっていたりします。時間が経って威圧感をより出せるようになったので、生徒会長を怒らせると怖い、という部分を出せたかな、と思います。
高橋:思ったまま体当たりで演じています。そのままをぶつけることが桜には大事だと思いますので、ふざけた感や心ない感を加えると、より彼女らしくなるかな、と考えています。
かわいらしい部分が今後もあるのか謎ですが(笑)、「私が演じる桜はこれ」、というものが成り立っていけばいいな、と思います。
小清水:ネタバレになってしまうかもしれませんが、南は生徒たちとなじんでしまう、あまり先生っぽくない先生で、生徒と同じ目線で話します。ちゃんとした部活動にはなっていないけど、楽しそうだから顧問やってもいいよ、という感じで、楽しさ優先で考える人なのかな、と。
南さんは雷属性で、スタンガンを持っています(笑)。どれほどの人をしびれさせていくのか? また、普段はジャージを着ていますが、今後のエピソードで、その秘密が分かるかも知れません?
福山:中は堅次と幼馴染で、生徒会副会長をやっています。昔、仲がよかったという以外は、詳しいことはまだ分かりません。かわいいいやらしい、ちょっとおかしい子がたくさん出てきますが、そこじゃないファン層の人に向けて頑張っていきたいと思います。
―ご自身が高校生の時に夢中になったゲームは?
小西:僕は工業高校だったのですが、自分の行ってた電子機械科はプログラムを組めるポケットコンピューターを使っていまして、友人がそれを使って作ったゲームを借りて遊んでました(笑)。
花澤:『ぷよぷよ』を弟と二人でよく対戦していました。
伊藤:ゲーム屋でバイトをしていたので、ゲーム雑誌をみて面白そうなソフトを店の人に頼んで入れてもらってプレイしていました。そのころちょうど格闘ゲームの『バーチャファイター』が流行っていたのですが、店員がみんなはまっていて、大会にも出たりしていました。
斎藤:小学生の弟と『大乱闘スマッシュブラザーズ』をやってましたが、弟から「お姉ちゃんは下手だから禁止!」と言われてしまいました(苦笑)。
高橋:『スーパーマリオ』『高橋名人の冒険島』『ドラゴンクエスト』と王道ゲームをやってました。実は昔、漫画家になりたかったのですが、『ドラゴンクエスト5』がとても好きだったので、ゲームを題材に自分で漫画を描いたりしてました(笑)。
小清水:『マリオペイント』というゲームをさわっていた記憶があります。親戚の家でプレイするのが楽しみでした。携帯ゲームを持ち歩いたりしていたので、ゲーム世代だったと思います。手作りのほうでは、オリジナルの双六を作って遊んでた記憶もありますね。
福山:中高の初めは『TRPG』(テーブルトーク RPG)をやってたこともあります。アドリブオンリーで役を作っている人がいたりして楽しかったです。
―本作の見どころを教えてください。
小西:どこを切っても面白いですが、堅次が袋をかぶせられて「ゲーム制作部(仮)」のメンバーに脅されるシーンが特に印象的です。テンポが速く、息もつかせぬ展開です。
花澤:堅次と「ゲーム制作部(仮)」のテンションのギャップです。芦花は色々な属性を持っているので、そこにもご注目ください。
伊藤:ドラマCDの時の熱量をもってできるのが嬉しいですし、原作のテンポ感もワクワクします。
斎藤:「もしお芝居で『こうしたい』というのがあれば、こちらで映像を合わせますよ!」と言われたのが印象に残っています。ギャグものはテンポや間が大事なので、お互いに考えていければ、と思います。千歳に関しての見どころは「よだれ」です(笑)。
高橋:堅次と中のセリフのやり取りがあり、相性ピッタリだな、と思いました。
芝居の掛け合いも面白く、このメンバーだからこそできる雰囲気を楽しみにしてほしいです。
小清水:「一派」と呼ばれる男子メンバーが面白くて、そういうところも見どころかなと思います。あのストーリーにどのような音が入るのか? アフレコ時とは印象が変わってくると思うので、オンエアが楽しみです。
福山:第1話は、とにかく「小西さん祭り」で、全方位に突っ込み続ける小西さんと絡むのが演じやすかったです(笑)。斎藤さんのおっしゃっていた「よだれ」のシーンですが、アングルが下にいくと、指が動いているところもご注目ください。
―最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。
小西:原作が好きな人もアニメからの人も楽しめると思います。
漫画で読んだ時の衝撃を損なわないように、すごくいいフィルムをお届けすることができると思いますので期待してください。
花澤:キャラクターがとてもかわいく描かれていたので、そこに注目してもらいたいですし、ギャグ満載なところもぜひご注目ください。
伊藤:テンポよく進んでいきます。原作を読みながら「ここをどう演じようかな?」と思いながらアフレコに臨んでいます。ご期待ください!
斎藤:キャスト陣の演技には玄人っぽさ、ただの勢いだけじゃないテクニックのようなものが盛り込まれていて、一つひとつのバランスがとれていて、それが作品にマッチしていると思います。とても面白い作りになっていると思いますのでよろしくお願いします!
高橋:基本的には「シリアスでもこの後おおふざけが来るんだろうな」という気持ちで観てもらいたいです。彼らはちゃらんぽらんに見えて、実は熱いものを持っています。引いたところから観ていても引き込まれていく作品ではないでしょうか?
小清水:こんな楽しいメンバーでワイワイアフレコしています。その面白さや空気感をお茶の間に届けられたらな、と思います。
演者の受けとり方も入って、原作と相乗効果でさらによくなっていったらいいなと思います。
福山:皆さんがどのタイミングで第1話を観るかわかりませんが「楽しいから次も観たい」、とただただ面白いと思ってもらえればいいな、と思います。この作品を観ることが、皆さんにとってのいい「フラグ」になれば幸いです。
<Text/ダンディ佐伯>
・テレビ東京にて、1月6日(月)から毎週月曜 深夜2:05~
・テレビ大阪にて、1月10日(金)から毎週金曜 深夜2:40~
・テレビ愛知にて、1月7日(火)から毎週火曜 深夜2:35~
・ATーXにて、1月11日(土)から毎週(土)夕方6:30~、毎週(月)朝9:30~、毎週(水)深夜3:30~、毎週(金)午後3:30~
※放送日時は予告なく変更となる場合があります。
●アニメ公式サイト
http://www.d-fragments.net/