TVアニメも放送中、人気漫画『HUNTER×HUNTER』の劇場版第2弾が2013年12月27日(金)より公開。本作の完成を記念した試写会と舞台挨拶が12月19日、東京、新宿バルト9で行われた。
当日はゴン役の潘めぐみ、キルア役の伊瀬茉莉也、劇場版オリジナルキャラクターの煉獄役の山本美月、修羅役の天野ひろゆき、そして主人公のゴンとキルアが登壇。作品の見どころを語った。
―公開を控えた、今の率直な心境をお聞かせください。
潘めぐみさん、(以下、潘):今年1月に公開された『緋色の幻影』に続き、1年に2回も『劇場版HUNTER×HUNTER』を皆さんにお見せできて嬉しいです。今作では「ハンター協会」の光と影を描いています。光と影は、それぞれ片方だけでは存在できないものだと思います。我々の生きる日常でも通じるものがあると思います。
―本作の見どころを教えてください。
伊瀬茉莉也さん(以下、伊瀬):今回は原作でもアニメでも描かれていないオリジナルストーリーということで、キャストの我々も楽しみにしていました。天空闘技場に戻り、懐かしい面々や新たな敵とのバトルなど、見どころはたくさんですが、私は特に劇場ならではのサウンドに注目して欲しいと思います。
―天野さんが作品に出ることになった経緯は?
天野ひろゆきさん(以下、天野):『HUNTER×HUNTER』が大好きで、関係者さんに「出たい」と直訴したら本当に出られました。「考えておきます」というのは、その場限りの社交辞令のことが多いのですが、実際に出られることになり、ビックリ
しています。その後いただいた、修羅のイメージ画を見て「これならできる」と確信しました(笑)。
また、監督からは「痩せているイメージで、線の細い声で演じてくれ」と指示を受けました。
―山本さんは声優として初のアフレコでしたが、いかがでした?
山本美月さん(以下、山本):声優という職業が雲の上のような存在だと思っていましたので、まさかそんな世界に自分が入れるとは思いませんでした。
広い空間で、一人でのアフレコでしたので、ブースにいるスタッフさんの反応が気になってしまって……(苦笑)。
―改めて『HUNTER×HUNTER』の魅力を教えて下さい。
天野:キャラクター同士の様々な能力が時に相殺されたり、物語の伏線がうまく描かれているところでしょうか。原作者の富樫義博先生の興味ある世界が、大人も魅了していると思います。
潘:私は子供の頃から原作を読んでいて、大人になった今でも面白いと思っています。様々な世代で、様々な目線で楽しむことができる、奥深い作品だと思います。
伊瀬:私は『HUNTER×HUNTER』という作品に人生を変えさせてもらった一人だと思っています。こうしてキルアと一緒に立っているのがとても不思議です。
人生、つらいことも多いですが、そんなときは作中にキャラクターたちが言っていたセリフを思い返したりすることもあり、私にとっては「人生の書」です。
―クリスマスが近い、ということで、皆さんが「ハント」したいものを教えてください。
潘:ちょうど年末年始に公開されるということで、多くの皆さんにご覧になっていただくいい機会だと思いますので、ここで皆さんの心をハントしたいです!
伊瀬:とにかく、本作がヒットして欲しいです! 皆さんが私にとってのサンタさんです。私の願いをかなえてください!
山本:卒業単位が欲しいです。先生がサンタさんになって欲しいです(笑)。
天野:嫁です。以上!
―来年の抱負をお聞かせください。
潘:『HUNTER×HUNTER』がずっと続いていき、こうしてまた皆さんとお会いしたいです。それと、皆さんと一緒にリアル『ハンター試験』をしてみたいです!
伊瀬:実は私、『HUNTER×HUNTER』の作品に関して叶えたいことがあるのですが……言ってしまうと叶わないかもしれませんので、言わないでおきます!
山本:今年は色々なことに挑戦させていただきましたので、それを昇華させたいです。空気が読めて、気が利く大人になりたいです!
天野:結婚です!
映画は12月27日(金)より東京・バルト9ほか全国公開。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『劇場版HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION‐』公式サイト
http://www.hxh-movie.jp/