【やなぎなぎ インタビュー】
―オトメイトの新作ゲーム「NORN9 ノルン+ノネット」の主題歌を担当することになった御感想をお聞かせください。
私自身ゲームが大好きですし、また今回は多くの女性の方に歌を届けられる機会でもあったので、お話を頂いた時は素直に嬉しかったです。
どんな風に歌おうか、どんな歌詞を書こうか、新しいことがたくさん出来そうだと思いワクワクしました。
―各曲の聴きどころを教えてください。
「melee」は穏やかだけれど力強いOPになっています。歌詞に横文字と古語の様な表現を織り交ぜていて、物語が進むに連れOPの内容と重なっていきます。ぜひじっくりお聞きください。
「砂時計は空の空」は子守唄のような、どこか客観的な曲です。
のびやかな気持ちで歌ってみましたので、みなさんにも心地良くなっていただけたらと思います。
「many universes」はとてもポップなEDになりました。激しくアップダウンするメロディをぜひ楽しんで頂きたいです。疾走感もあり、とても前向きな楽曲です。
―OPテーマ「melee」はどのように作詞をされたのでしょうか?
物語のあらすじを頂いてから書きはじめました。その際舞台が大正のような風景になるとお聞きしたので、古語を織り交ぜよう!と思いつきました。でも終始古い言葉ではなく横文字も併用していて、ハイカラ感も出しています。
melee(メレ)とは小粒のダイヤモンドのことで、この小さな石を登場人物になぞらえています。小さな石粒たちが集まった時、一体どうなるのか。それを描きたくて題材に選びました。
―レコーディングで苦労した部分などはありましたか?
サビはOPらしく盛り上がるのですが、Aメロはとてもしっとりとしていて、歌詞も少し後ろ向きな部分があったので、そこをどう歌うかで悩みました。
最終的には、思い切り落とすのではなく、切なさを押し出すようにして、サビでそれを爆発させるような気持ちで歌いました。
―OPテーマ「melee」をカラオケで歌う際のポイント・アドバイスをお願いします。
頭の中でゲームの登場人物や、風景を思い浮かべながら、サビは気持ちよく伸びやかに歌ってみてください!
―ゲームでは声優にチャレンジされたそうですが、演じてみていかがでしたか?
歌も感情を表現するツールではありますが、キャラクターを演じるというのは全く違うジャンルなんだなと思いました。
歌には具体的な人物像、例えば身長や性格・年齢などはありませんが、キャラクターはそれが全て決まっているので、やはり「なりきる」作業が必要なんですね。
初めてのことばかりでしたが、収録はとても楽しく貴重な体験でした!
―6月にはイベント・オトメイトパーティに出演されます。
多数の女性ファンが来場されるイベントですが意気込みをお聞かせ下さい。
自身のイベントにはどちらかというと男性の方が多くきてくださるので、どんなイベントになるのだろう?とドキドキしていますが、私も女性の皆さんの目線で一緒に楽しみたいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
―最後に、サントラのリリースを楽しみにして下さっている、ファンの方へメッセージをお願いします。
OP・ED・挿入歌ももちろん収録されますが、植松伸夫さんによるメインテーマやゲーム中の曲が余すところなく入っているので、ゲームをプレイした時の思い出と共に、音楽の世界に浸って頂けたらと思います。
※着うた、着うたフル、スマートフォン配信、PC音楽配信、各フォーマットでの配信となります。
【配信サイト】
携帯電話 : アニメロミックス、music.jp、アニうた革命、アニメうた王国ほか
PC・スマートフォン : iTunes Music Store、MORA、Amazon、リッスンジャパン、music.jp、dwango.jp
【プロフィール】
【やなぎなぎ】
5月31日生まれ 関西出身
2006年から、ライブハウスやインターネット上で音楽活動をするアーティスト/ボーカリスト。
ふとした日常やノスタルジックな風景、童話のような情景を描く音づくりを目指している。
2009年、supercellからオファーを受け、「nagi」名義でゲストボーカルを担当。
一度聴いたら忘れられない繊細な声質と、印象的な楽曲の世界観が支持され、メジャー/インディーズ問わず活躍の場を広げている。
2012年2月29日、TVアニメ「あの夏で待ってる」EDテーマ「ビードロ模様」でメジャーソロデビュー、 同年6月6日にTVアニメ「ヨルムンガンド」EDテーマ「Ambivalentidea」、 11月7日にTVアニメ「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」EDテーマ「ラテラリティ」をリリース。
そして2013年1月30日には、4thシングル「Zoetrope」(TVアニメ「AMNESIA」OPテーマ)のリリース。
【植松伸夫】
作曲家
株式会社ドッグイヤー・レコーズ代表
有限会社スマイルプリーズ代表
これまでに全世界で9600万本以上を売り上げた、ロールプレイングゲームの金字塔「ファイナルファンタジー」シリーズを
はじめ数多くのゲーム音楽を手掛ける。
その功績はゲーム音楽に留まらず、フェイ・ウォンに楽曲提供をした「ファイナルファンタジー VIII」のテーマ曲「Eyes On Me」は1999年度 第14回日本ゴールドディスク大賞においてゲーム音楽としては初の快挙となる「ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)」を受賞。
今や女性シンガーとして絶大な人気を誇る アンジェラ・アキにもシングル曲「Kiss Me Goodbye」を提供している。
また、XBOX360専用ソフト「ブルードラゴン」テーマソング「Eternity」ではDEEP PURPLEのボーカリスト、イアン・ギランを、 XBOX360専用ソフト「ロストオデッセイ」ゲーム内楽曲「What You Are」ではシーナ・イーストンを起用し、世間を驚かせた。
海外での評判も高まりを見せており、2001年5月アメリカ「Time」誌の”Time 100: The Next Wave – Music”にて音楽における「革新者」の一人として紹介され、2007年7月には「Newsweek」誌にて”世界が尊敬する日本人100人”の一人に選出される。近年では日本国内をはじめ世界各国でオーケストラコンサートや自身のバンド”EARTHBOUND PAPAS”によるライブイベントを開催し好評を博す。
【ケビン・ペンキン】
作曲・アレンジ・オーケストレーション
株式会社Creative Intelligence Arts所属。豪州パースを活動拠点に、アニュアル・ゲームミュージックアワードノミネートの作曲家。2009年より短編映画やインディーズゲーム、CMの作曲を行なっている
株式会社Creative Intelligence Arts所属。豪州パースを活動拠点に、アニュアル・ゲームミュージックアワードノミネートの作曲家。2009年より短編映画やインディーズゲーム、CMの作曲を行なっている。
「十三支演義 ~偃月三国伝~」「NORN9 ノルン+ノネット」には「ファイナルファンタジー」の作曲家、植松伸夫氏のサポートにあたり、メインテーマの編曲、全BGMの作編曲を担当し、その他多くの日本ゲームにも関わっている。
また、海外で人気のある「Defenders Quest」の作曲家と知られる。
また昨今では海外映画やドラマの作曲も行なっている。
また、豪州のオーケストラ団体に曲を提供しており、注目の若手作曲家である。
【CD概要】
NORN9 ノルン+ノネット サウンドトラック Plus
発売日:2013年6月5日(水)
アーティスト: やなぎなぎ、植松伸夫、ケビン・ペンキン
品番:GNCA-7181
税込価格:¥2,940(税込)
発売元:ティームエンタテインメント/クロスフューチャー
販売元:ジェネオン・ユニバーサル・ジャパン
(C)2013 IDEA FACTORY
●ゲーム公式サイト
http://www.otomate.jp/norn9/