祝・デビュー20周年! Yuki Kajiura LIVE vol.10「Kaji Fes.2013」梶浦由記 コメント

By, 2013年5月13日



作曲家、梶浦由記と、彼女がプロデュースしたアーティストが集結したライブイベントYuki Kajiura LIVE vol.10「Kaji Fes.2013」が2013年5月11日(土)開催!
今回はデビュー20周年の節目ということもあり、大ボリュームのライブイベントとなった。

開演前に梶浦さんご本人にコメントをいただきました!

―まずは、活動20周年を迎えた今の心境をお聞かせください。

梶浦由記さん(以下、梶浦):本人が一番信じられないですが(笑)、淡々と続けていたらいつの間にか20年経っていた、という感じです。大人になるといつの間にか数年経っていた、と感じるのですが、ライブを始めてからは「あの時に1stライブをやったな」とか、区切りがはっきりするようになりましたので、活動20周年というよりも10回目のライブを迎えた、ということのほうが実感が沸きますね。ちょうどそれが活動の区切りと重なって、数多くのゆかりのあるアーティストさんを呼ぶこともできましたし、それが一番のご褒美だと感じています。

―ご自身でつぶやかれたツイッターによると「今回は暗い曲を選んだ」、ということでしたが?

梶浦:違うんです、暗い曲を選んだのではなく、普通に選んだら暗い曲が多かっただけです(笑)。ライブは第1部と第2部に分かれているのですが、第2部の方はかなり不吉な予感だらけのセットリストになっています(笑)。

―今回の見どころはどこですか?

梶浦:See-Sawの曲をセルフカバーという形で披露させていただくのですが、ライブでこのような形で皆さんにお見せするのは初めてです。
私はSee-Sawでデビューしたので、20周年には欠かせないのではないかと。See-Sawの楽曲を弾くのは久しぶりでしたので、懐かしみながらリハを行いました。

―今後に向けての意気込みをお聞かせください。

梶浦:どんな仕事でも辞めるタイミングというのは色々な所にあると思うのですが、やはり音楽をここまで続けてこられた喜びが大きく、エネルギーが残っているうちは
ひたすら続けていきたいな、という気持ちはあります。

―海外にも梶浦さんのファンはたくさんいると思いますが、そんな海外のファンの方々にもメッセージをお願いします。

梶浦:ライブに直接行ける、行けないというところは置いておいて「日本の音楽は日本だけ」、という概念は、私たちが思っている以上になくなってきていると思うんですね。
インターネットなどで世界がつながっているということもありまして、それぞれが閉じこもって音楽を聴く、ということはなくなってきていると思います。
そんな中で、片道10数時間かけてライブを観に来てくださる方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

<Text/ダンディ佐伯>

●梶浦由記 公式・個人サイト
http://www.fictionjunction.com/