岡本信彦が、かわいいオリジナルキャラクターに思わずほっこり!? 劇場版『青の祓魔師(エクソシスト)』初日舞台挨拶

By, 2012年12月28日



集英社刊「ジャンプスクエア」で大人気連載中の『青の祓魔師』(通称『青エク』)の劇場版がいよいよ公開! 初日舞台挨拶が2012年12月28日(金)、東京・池袋のシネマサンシャインで行われた。
当日は奥村 燐役の岡本信彦さん、劇場版オリジナルキャラクターであるうさ麻呂役の釘宮理恵さんとリュウ・セイリュウ役の木内秀信さん、高橋敦史監督、そして原作者の加藤和恵先生が登壇。上映後のファンを前にトークを行った。

―本作の見どころをお願いします。

岡本さん:色々なシーンが見どころになってきますが、今回うさ麻呂というすごくかわいいキャラクターと、原作・TVアニメにも元々いた(高垣彩陽さん演じる)使い魔のクロの共存がすごく良かったです。「癒し」をもらいました。
それと、幽霊列車(ファントムトレイン)の動きが本当にすごいな、と思いました。

釘宮さん:プロデューサーさんたちに「今回は泣かせにいきます!」と言われていてプレッシャーもありましたが、何とか収録を終えることができました。
物語にアップダウンがある感動巨編、という内容ではないのですが、おなじみのキャラクターたちが丁寧に描かれていて、そこにうさ麻呂として自然に参加することができました。1冊の絵本を読み終えたような、原作者の加藤先生と高橋監督のセンスがとても光る、とても好きな作品でした。

木内さん:本当にいい作品に出演させていただいたと思います。私は本編を観ながら2回泣きました。皆さんは何回泣きましたか?

―映画の完成に際して、一言お願いします。

高橋監督:本日皆さんに配られたお面ですが、作中に出てきた「ピョンピョン祭り」に用いられる「ピョンピョン面」というお面、略して「ピョン面」といいます。帰ったら是非広めてください(笑)。

―では加藤先生、実際に映画をご覧になった感想をお願いします。

加藤先生:こんな素晴らしい作品に仕上げてくださって、本当に素晴らしい経験をさせていただいたと思いますね。美術監督を務められた木村真二さんは、個人的にもとてもお好きな方なので、今回スタッフとしてご協力いただけて嬉しかったです。

―公開前日の12月27日は奥村兄弟の誕生日、ということですが、岡本さんから一言お願いします。

岡本さん:みんな、おいっす! 何歳になったか分からないけど、ありがとな!!

―ありがとうございます! では岡本さん、ここを観て欲しい、という部分はありますか?

岡本さん:今回は、ほぼ1日で収録をしたのですが、疲れてしまい記憶が飛んでいる部分がありまして……(苦笑)。
今作では、燐がただ「ぶった切る」というわけではなく、「うさ麻呂を説得しに行く」、というのがキーポイントだと思います。彼のお兄ちゃんらしいところが見られると思いますね。

釘宮さん:うさ麻呂はその存在自体が可愛く描かれているのですが、周りのキャラクターたちのリアクションによって、よりうさ麻呂の心がほっこりしていく、というところが丁寧に描かれていると思います。大切に描いていてくださっていて、とても嬉しいです。

木内さん:一番苦労したのは詠唱の部分ですね。台本には全部ひらがなで書いてあるのですが、発音を覚えるために漢字で書いたり、ローマ字で書いたり、移動中にずっとヘッドフォンで聞きながら覚えようとしたりと大変でした(苦笑)。

―今回の映画制作で、スタッフ間ですり合わせた部分などはありますか?

高橋監督:原作の担当編集の方に「(花澤香菜さん演じる)杜山しえみの物語を入れて、原作で広げられませんか?」と提案させていただいたり、それに対して色々と細かくご指導いただきました。
『青エク』の世界はこれからもまだまだ広がりを見せるみたいです。

―最後に、代表して岡本さんからファンの方に一言お願いします。

岡本さん:(志摩廉造役の)遊佐浩二さんが何人かのキャラクターを演じていたり、その遊び心が僕らの胸をほっこりしてくださいました。
皆さんに、周りの人に「『青エク』面白かったよ」と勧めていただけると嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします!

【映画概要】
劇場版 『青の祓魔師』
2012年12月28日(金)より
全国東宝系にて公開

●劇場版 『青の祓魔師』公式サイト
http://www.ao-ex.com/

(C)加藤和恵 /集英社・「青の祓魔師」劇場版制作委員会 2012
(C)加藤和恵 /集英社