ネタバレ覚悟の発表会!?「『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』発売記念発表会」レポート

By, 2012年7月26日



2012年7月26日(木)発売のPSP用ソフト『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の発表会が、前日となる25(水)、東京・秋葉原の「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」で行われた。

まずは今作のプロデューサーを務めた株式会社スパイク・チュンソフトの寺澤善徳氏から挨拶。
「2年前に第一作が発売され、斬新なゲーム性と独特な世界観により、ベストを含めて15万本を出させていただきました。
2.5Dモーショングラフィックスというシステムを用いて、単なるグロさではない部分をうまく出せていると思います。
今までにあった推理アドベンチャーと違い、高いアクション性のある作品になっています」とコメント。

続いてアソシエイトプロデューサー・齊藤祐一郎氏、シナリオ担当の小高和剛氏、ディレクターの菅原隆行氏、サウンドコンポーザーの高田雅史氏が登壇。ネタバレギリギリの質問に答えていった。

―前作との物語のつながりは?

小高:同じ世界観を共有しているのでつながっていますが、2からでも楽しめるし、1からやってもらえばより楽しめるつくりになっています。

齊藤:次回作をどうしようか?と考えている時に、たまたま大山のぶ代さんが「ハワイが好き」ということをお聞きして、「じゃあ南国はどうよ?」という話になりました(笑)。

寺澤:齊藤から「これでハワイにロケに行けますよね!?」と言われましたが、行かせませんでした(笑)。

齊藤:前回が閉鎖的だったので、今回は逆に開放的な場所にしよう、ということになりました。
声優さんのキャストには今回特にこだわり、ユーザーさんに驚きを与えられるように、という気持ちでキャスティングしました。

小高:皆さんの演技には大満足です!

―今作のBGMについて。

高田:新曲ももちろんですが、『1』の人気曲も何曲か入っています。

菅原:前作もほぼ高田さんにお願いしました。

高田:8月31日(土)に発売されるサウンドトラックCDには103曲収録されています。前作にも増した曲数になっております。

菅原:ちなみに、曲のタイトルの源はネット上です(笑)。

―システムの変更点は?

菅原:学級裁判の部分は磨きをかけて作り直しています。ノンストップ議論は相手の意見を論破するだけだったものに、賛成、反論など、スピード感溢れるものになっています。

齊藤:演出部分はは前作以上にグリグリ動きます。臨場感はすごいです!

菅原:前作の5倍のカメラワークを使っていますので注目してください!

―新モード「ifモード」について。

菅原:ゲストライターの成田良悟氏に、今回の為に書き下ろしていただいたノベルモードです。

寺澤:前作のキャラクターが登場し、ifの世界を体験できます。こちらのモードは、一度ゲームをクリアしないと楽しめないので、是非クリアして、プレイしてみてください!

―最後に一言お願いします。

齊藤:制作発表から1年、全力を注いで、ただの続編じゃない仕上がりになりました。
「サイコトロピカル」という、前作以上の驚きを味わっていただければ、と思います。

小高:「ハイスピード推理アクション」というジャンルにとらわれずに制作しました。

菅原:内容そのものが濃いので、ゆっくりと進めていただけますと気持ちいいエンディングを迎えられると思います。

高田:出来上がってきたものを遊びながら音楽を作ってきたところがありますが、そのプレイで徹夜してしまったところがあります。それだけ楽しいと思いますのでよろしくお願いします。

寺澤:今後も色々な展開を考えておりますので、これからもよろしくお願いします!

ここで作品を彩るキャストが登場!
狛枝凪斗(※こまえだ なぎと)役・緒方恵美さん、九頭龍冬彦(※くずりゅう ふゆひこ)役・岸尾だいすけさん、ソニア・ネヴァーマインド役・荒川美穂さん、西園日寄子(※さいおんじ ひよこ)役の三森すずこさんが登壇し、トークに花が咲いた。

―ご自身の演じたキャラクターを紹介してください。


緒方:凪斗のことについて話すとネタバレになってしまいますので……。「自分のキャラクターについてしゃべっていけない」という状況で記者会見に臨んだのは初めてです(笑)。
演じる上で、「キャラクターの幅」というものがあって、これを逸脱するとキャラが壊れてしまうのですが、それをどこまで持っていけばいいのか、という部分に苦労しました。


岸尾:冬彦は、最初にキャラクターの絵を見たとき「コイツかわいいな」と思いまして。自分の中で作ってきた感じで、自由に楽しくやらせていただきました。自分にぴったりの役だと思います。


荒川:ソニアは、最初は王女様ということと、ビジュアルのイメージが先行していましたので「高飛車でわがままなのかな?」と思いましたが、台本を読んでみたら、すごく素直で不真面目なところもある、ギャップのある女の子でした。個人的にとても好みな女の子です。


三森:日寄子は着物を着た美少女に見えますが、性格が少々悪くて。自分とはその部分は違うといいかな……と思います(笑)。

―演じるうえで意識した点は?

緒方:前作でも主人公役をやらせていただいたのですが、今回は内容も濃く、プロットを理解するだけでも時間が掛かりました。
プレイヤーの皆さんにはやりこみ要素がたくさんあって面白い作品になっていると思います。
前作をプレイした方は、キャラの名前から何かを察することができるのかな……? ここまでしか言えません!

岸尾:超高校生級の極道、ということなので、そこを気を付けて演じました。のどが壊れないように精一杯演じました!

荒川:ソニアは少し昔のギャグを言うのですが元ネタを私自身が知らないことがありました。「ゲロゲロ」という言葉をカエルっぽく言ってしまったりして、教えてもらったりしました(苦笑)。

三森:きたないセリフが多く、そういう単語を口にする機会が普段ないので、とても楽しみながら演じることができました。

―最後に、ファンに一言お願いします。

三森:推理小説やミステリー小説が好きなのですが、そのような本を読む感じでプレイしていきたいと思います。皆さんも十分に楽しんで、エンディングまでいって欲しいです!

荒川:このゲームのためにPSPを調達して発売に備えています。
ストーリーはもちろん、キャラクターの個性も豊かなので、皆さんにも楽しんでいただけると思います!

岸尾:肌身離さず、いつも持ち歩いてプレイしてください。でないとモノクマにお仕置きされちゃいますからね(笑)!

緒方:宣伝部長として、現在第二章まで進めていますが、前作よりも濃く、驚きの連続で、いちプレイヤーとして楽しんでいます。
前作を上回る勢いで、面白い作品になっていると思いますのでよろしくお願いします!

さらに、この日来られなかった日向創役・高山みなみさん、モノミ役・貴家堂子さん、モノクマ役・大山のぶ代さんからもメッセージが送られ、キャスト陣も耳を傾けていた。


なお、記者会見が行われた「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」では、発売日の7月26日(木)~8月26日(日)まで「スーパーダンガンカフェ 真夏の絶望トロピカル」と称し、同ゲームのコラボメニューが楽しめる。
コラボメニューを頼むと、コースターやランチョンマットなどがもれなくもらえるほか、当たりくじ付きのメニューも!
その他、期間中は様々な企画が用意されている。

詳しくは公式サイトをチェックしよう。

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

●「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」公式サイト
http://www.gstjcafe.jp/
●『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』公式サイト
http://www.danganronpa.com/2/
●『ダンガンロンパ』公式サイト
http://www.danganronpa.com/