KISHOWの歌の点数はいかに!GRANRODEO~HAPPY RODEO LIFE~東京公演レポート

By, 2012年2月15日



お待ちかねの東京公演。MCも冴え渡る!!

声優としても活動中のKISHOWとギタリストのe-ZUKAからなるロックバンドGRANRODEO。今年1月、仙台からスタートしたZEPPツアー公演がついに東京・ZEPP TOKYOの地で行われた!ここでは2012年2月4日(土)に行われた、東京公演2days初日の模様をレポートしよう!


緊張と熱気に包まれた会場にお馴染みのオープニングSEが響きわたり、いよいよその時が訪れた。満を持してKISHOWとe-ZUKAがステージに降臨すると、フロアから溢れかえる大歓声に早くも圧倒されそうになる。集まった観客に自分たちの存在を知らしめると、ライブは昨年発売のシングル曲「愛のWarrior」で幕を開けた。まだ記憶に新しい2度目の武道館公演での初披露から頭角を現し、GRANRODEOのライブを盛り上げる楽曲のひとつに成長したことをひしひしと感じた。そこからアルバム曲の「tRANCE」と「アウトサイダー」の絶妙なグルーヴで、会場のボルテージは既に最高潮だ。

KISHOW「お待たせZEPP TOKYO!ハローZEPP TOKYO!会いたかったぜー!!」

e-ZUKA「東京ベイベー!会いたかったー会いたかったー会いたかったー?」

会場「「YES!!」」

e-ZUKA「ZUKAにー!!」

とGRANRODEOらしい、おちゃめな掛け合いも相変わらずに、集まったロデオボーイ・ロデオガールへ改めて自己紹介の言葉を向けた。自身のTwitterで大阪公演での盛り上がりを絶賛していたKISHOWだったが、今日はそれに負けない盛り上がりを!と告げると、もちろんだと言わんばかりの歓声が答えた。
そしてお台場の恋人たちに捧げる「21st CENTURY LOVERS」では、歌詞の一部を変えるアドリブをみせるなどの遊び心も忘れない。その後はライブナンバーには珍しい「オセロ」と続き、ベースとドラムの激しい重低音が楽曲をさらに後押し。


一瞬静まり返った場内に手拍子が響き渡り、全体行進とKISHOWの掛け声によって先導されると、「Beat it,Love!」のコールを大合唱。ライブでは初披露ながらもファンとの息ぴったりに「WOW WOW WOW!」や「Come on!」の声を次々に掛け合わせていった。休息の意味を込めてのメンバーのソロでは、ドラムのVAL、ベースの瀧田、ギターのe-ZUKAの順に華麗なプレイを見せつけていく。そしてギターのリフからの「Go For It!」で恒例の掛け声タイムへ突入だ。今回はロデオボーイ・ロデオガールだけではなく、10代ロデオガール、今ツアー全通者、関東圏の来場者別など様々な大きさの「I・G・P・X」のコールで一体となって楽しんだ。

KISHOW「ギター!e-ZUKA!!」

e-ZUKA「どうもありがとう!じゃあ次の曲聴いてください!」

KISHOW「おい!あかんあかんあかん!俺どんなテンションで次の曲入ったらええねん(笑)!」

と、メンバー紹介ではe-ZUKAがKISHOWだけスルーして次の楽曲へ入ろうとするなど、ステージでのいきなりの展開に笑いが起こったのは言うまでもない(笑)。
そんなボケにも屈せず、KISHOWが「皆さんの心をクレイジーにしてもらう必要があるんだ」と叫ぶと、KISHOWのラップから「Soul crazy」を堂々披露、そこからヴァイオリンのイントロが特徴的な「シルエット」のゆったりとしたロックバラードで場の雰囲気を一変させた。そしてそのままアコースティックコーナーへ。コーナー前のMCでは最近の気象情報からの世間話と、KISHOWが初めてカラオケでGRANRODEOの曲を歌ったことが話題に。

KISHOW「ついに自分の曲を歌いました。最近得点が出るのあるじゃないっすか。64点でした(笑)。」

e-ZUKA「何歌ってその点数だったの?」

KISHOW「あの、『ここにあるぬくもり』ってやつです。“もうちょっとでプロ”って書いてあって(笑)。今日はそんな“もうちょっとでプロ”になれそうな僕の歌を聴いてください。今日は75点を目指します!」

e-ZUKA「ハードル上がっちゃったなぁ(笑)。」

とオリジナル曲に目標点をつけるという事態になりながらも、改めて「ここにあるぬくもり」を披露。歌唱後に「74点……」と呟くKISHOWだったが、ギターの優しい音色に2人のハモリも相まって、個人的には100点以上を付けても良い完成度であった。


続いてはアラビアンナイトのような艶かしいSEが流れだし、「ROSE HIP-BULLET」でこれまでの空気を一変させる。そんな“静”を打ち壊す“動”の切り込み方も実に彼ららしい!

「SEED BLASTER」ではドラムから繰り出される圧巻の重低音とギターソロが光り、曲の随所で焚かれたスモークがステージを演出。そのままの勢いで「チキンヒーロー」と続き、これでもか!と言わんばかりに「modern strange cowboy」を打ち込んでいった。

ここまでほぼノンストップで駆け抜けてきたが、まだまだ歌い足りない様子のKISHOW。今回の公演を振り返り、「東京はやっぱりスゴかった!最高でした!」と感謝の言葉を述べた。

ラストは締めに相応しい「HAPPY LIFE」を合唱。天井からウイングハートが降り注ぎ、歌だから乗せられる彼らの恥ずかしいくらいの気持ちがこもったナンバーに、その場にいた誰もが笑顔を咲かせた瞬間だった。


しかしライブはまだまだ終わらない。会場に響きわたる「グラン」「ロデオ」のコールに再びメンバーが登場。アンコール一発目にいきなり「慟哭ノ雨」をお見舞いしてくるとは、彼らも大人しく帰るつもりはないようだ。
MCでは新曲や今後のライブの告知などが飛び出し、大阪野音と約3年振りとなる日比谷野音でのライブも発表され、沸き立つ場内に嬉しそうなメンバーたち。

KISHOW「ロデオボーイは特に来たほうがいいよ。ロデオガールはギリギリのところで来ていただきたい(笑)。」

と期待を膨らませるには十分な宣伝を挟み、懐かしのナンバーの「mistake」と「ケンゼンな本能」のナンバーを浴びせるとステージを後にした。しかしファンからすぐさま「もう一回!」コールが上がり、ライブはWアンコールへ。「この、欲しがり屋さんたちがー!!」と遊び足りないと訴える歓声に答えた「NOT for SALE」では、掛け声とタオルを振り回し完全燃焼。
これまでのZEPP TOKYO公演を上回るほどの熱気を巻き起こし、大成功のうちにライブは終演を迎えた。

<Text/あみこ>

<セットリスト>
01. 愛のWarrior
02. tRANCE
03. アウトサイダー
04. 21st CENTURY LOVERS
05. オセロ
06. Beat it,Love!
07. silent DESIRE
08. Go For It!
09. シャニムニ
10. Soul crazy
11. シルエット
12. ここにあるぬくもり
13. ROSE HIP‐BULLET
14. SEED BLASTER
15. チキン・ヒーロー
16. modern strange cowboy
M17. HAPPY LIFE

<アンコール>
01.慟哭ノ雨
02.mistake
03.ケンゼンな本能

<ダブルアンコール>
01. NOT for SALE

【商品情報】
「GRANRODEO B‐side Collection “W”」
発売日:2012年2月15日(火)
価格 :3,500円(税込)
品番 :LASA-9023/9024

「GRANRODEO LIVE DVD (2枚組)」
発売日:2012年3月21日(水)
価格 :8500円(税込)
品番 :LASD-7030

【ファンクラブ情報】
オフィシャルファンクラブがついに始動!!
その名も『ロデオ組』
2012年7月1日(日)発足!!
只今、下記URLから入会受付中!
http://granrodeo.jp/

●GRANRODEO公式サイト
http://www.granrodeo.net/

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