世界初の試みも!体感型ビジュアルサウンドドラマ『ヒカリ』舞台挨拶が開催!

By, 2011年11月29日



映画館で楽しむ新たな形の体感型ビジュアルサウンドドラマ『ヒカリ』の舞台挨拶が2011年11月10日、東京、シネ・リーブル池袋にて行なわれた。


ヘッドホンを使用して声優陣のささやきや会話を耳元で体感できるのが特徴のこの作品は、音声収録に人間の頭部を模したマイク“ダミーヘッド”を使用。人間の聴覚がとらえているかのような音作りを可能とする“バイノーラル録音”を採用し、リアルな音作りを実現させた。現在、シネ・リーブル池袋(東京)、センチュリーシネマ(名古屋)にて上映中で、11月26日からはシネ・リーブル梅田(大阪)でも上映が決定している。


舞台挨拶には修二役の野島健児さんと岩浪美和監督が登壇。「世界初!ダミーヘッドマイクで体感する舞台挨拶」と銘打たれ、観客は客席のヘッドホンを通して岩浪監督や野島さんの挨拶、そして実演に耳を傾けた。実演は二種類行なわれ、1つは野島さんが美容師に扮し、ダミーヘッドマイクを前にしてハサミを動かしながら会話をするというもの。ハサミの音がダミーヘッドマイクを通して観客に伝わり、まるで本当に自分が髪の毛を切られているかのような感覚に陥った。もう1つは野島さんが普段自身のライブ等で行なっている朗読をダミーヘッドマイクの前で行い、ドラマチックな世界を作り上げた。

更に、野島さんと岩浪監督がダミーヘッドマイクの耳元でささやきながら観客へ挨拶をする場面も。本当に耳元で囁かれているかのような感覚に、客席のファンも歓声を上げた。更には野島さんが耳元でキスをする音を立てたり息を耳に吹きかけたりする場面も見られ、始終ファン大興奮のスペシャルな舞台挨拶となった。

舞台挨拶後、野島さんと岩浪監督にコメントを頂いたので、そちらもご紹介しよう。

──本日の舞台挨拶、いかがでしたか?

野島さん:全員がヘッドホンをしての舞台挨拶というのは初めてで、お客さんのリアクションが普通のイベントとは全く違いました。みなさん、いろいろなツボやポイントがあるようで。僕は左耳の後ろあたりから声が聴こえると弱いんですよ(笑)。実際ヘッドホンで自分で自分の声を聴きながらの舞台挨拶だったので、新鮮でした。耳元でささやいたりするとリアルな反応が帰ってきて、楽しかったです。

岩浪監督:今日実演してみて、“ダミーヘッドマイク”はまだまだ可能性のあるシステムだと思いました。

──作品は画面と音声が効果的に演出されていましたね。

岩浪監督:この作品はお客さんも観る前はどういったものかよくわからなかったと思うんです。観て初めてわかるというか。主人公のセリフを入れていないのは、観ている方にアクティブに物語に参加してほしかったからなんです。観ている方が主人公として物語に入り込めるように。ですので、ぜひ、主人公になりきって観ていただければ嬉しいですね。そしてラストシーンが効果的に見えるように、目を開けて画面の文字を読んでいてほしかったという部分もあります。また、繰り返し観ることで様々な伏線にも気づいていただけると思います。

──アフレコはどういった感じでしたか?

岩浪監督:音だけの世界なので、位置関係などに気をつけながら収録しましたね。

野島さん:収録時は耳元で喋らなければいけないときなど、無理な体勢で録りました。普段、アニメのアフレコの際などはなるべく足音などを立てないように気をつけながら収録するんですが、この作品では敢えて足音を出したり、じゃらじゃらしたアクセサリーを身に付けて音を立てたりしました。

体験型ビジュアルサウンドドラマ『ヒカリ』はシネ・リーブル池袋(東京)、センチュリーシネマ(名古屋)にて上映中。11月26日(土)からはシネ・リーブル梅田(大阪)でも上映中。

<Text・Photo/福島槙子>

<インフォメーション>
体感型ビジュアルサウンドドラマ劇場企画『ヒカリ』

池袋シネ・リーブル、名古屋センチュリーシネマ、シネ・リーブル梅田で絶賛公開中

【作品概要】
当作品は映画館で、ヘッドフォンを使用することで人気男性声優たちの“ささやき”や“会話”を耳元で体感することができると言う新機軸コンテンツです。音声収録には人間の頭部を模したマイク“ダミーヘッド”を用いて、人間の聴覚がとらえているかのような音作りを可能とする“バイノーラル録音”を採用。これによって登場人物の位置や距離感がリアルに再現され、体感者はさながらそのシーンに存在しているかのような体験をすることができます。

【スタッフ・キャスト】
原作:Project HIKARI 
監督:岩浪美和 
出演:神谷浩史(『夏目友人帳』シリーズ、『トワノクオン』) 
小野大輔(『黒執事』シリーズ、『涼宮ハルヒ』シリーズ) 
野島健児(『輪廻のラグランジェ』『SKET DANCE』ゲーム『VitaminZ』シリーズ) 
岡本信彦(『青の祓魔師』『神様ドォルズ』『セイクリッドセブン』) 
森川智之(『戦国BASARA』シリーズ、『スターウォーズ』シリーズ)
制作:スタジオマウス 

(C)2011ヒカリ製作委員会(日活・デイライト・テレビ愛知・マウスプロモーション・AT-X・タカラトミーエンタメディア・ソニーピーシーエル・08)

●公式サイト
http://project-hikari.net/
●公式twitter
@hikari_movie

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