1月新アニメ『モーレツ宇宙海賊』のオフィシャルインタビューが到着!

By, 2011年11月18日



笹本祐一氏原作の大人気SFライトノベルを原作にしたTVアニメ『モーレツ宇宙海賊』が、2012年1月よりMBS・TOKYO MXほかにて放送がスタート!
海明星に住む普通の女の子だった加藤茉莉香は、とある事情から海賊船・弁天丸の船長に就任することに!? 女子高生兼宇宙海賊船船長として生活することになった茉莉香の波乱に満ちた海賊生活を描いた痛快スペースオペラが華麗に登場!
今回はヒロインである加藤茉莉香役を演じる小松未可子さんと、謎の転校生役として登場するチアキ・クリハラ役の花澤香菜さんの2人に、自身が演じているキャラクターの紹介や、この作品の見どころなどについて語ってもらった。

――最初に演じているキャラクターの紹介と、アフレコにあたって気をつけているポイントなどがあればお聞かせください。

小松未可子(加藤茉莉香役)
「加藤茉莉香はヨット部に在籍する普通の女子高生だったんですが、ある日突然『宇宙海賊船・弁天丸の船長になってくれ』と言われてから、女子高生兼宇宙海賊船長として奮闘しつつ成長していくことになる女の子です。
最初は探りさぐりといった感じで演じていたんですが、(音響監督の)明田川仁さんに『セリフの終わりに音符をつけるようなイメージで』と言われてからは、彼女を演じるためのコツを掴んだような感じがしています。
茉莉香は明朗快活というか、なにも考えていないようなあっけらかんとした性格なんですが、すごく芯の強い部分や自信をもっている女の子だったりもするので、そういう部分も出していけたらと思っていました。」

花澤香菜(チアキ・クリハラ役)
「チアキは茉莉香と同い年で、いきなり彼女の通う高校に転入してくる謎めいた感じの女の子です。サバサバした男勝りな雰囲気だったりするんですが、人付き合いがあんまり得意じゃないとのことだったので、茉莉香と話をするときも何か牽制しているような、疑ってかかっているような、そんな感じを意識しながら演じました」

――それぞれ演じているキャラで魅力的だなと感じるところはどこですか?

小松
「とにかくいつもテンションが高いところですね。それとドジっぽかったり、男勝りな行動の中に時折見せるちょっと可愛い女の子っぽい部分だったりとかも魅力なんじゃないでしょうか。ほかにも海賊になってから見せるようになった彼女の潔い部分とかも見ていてすごくスカッとするはずですので、こういったところをぜひみなさんには見てもらって、茉莉香を好きになって欲しいと思います」

花澤
「ミステリアスな女の子だったはずのチアキなんですが、変なスイッチが入ると、『ちょっとこの子お笑いが好きなのかな?』みたいな感じのテンションになるときがあるんですよ(小松「第1話のパフェのシーンからそのあたりが出てるよね」)。
その時は意外と甘い物が好きということもあってテンションが上がっちゃったんですが、そんな風に、普段のテンションとのギャップがあったり、そのことを必死に隠そうとしたりするところなんて可愛らしいなって思いますね」

――アフレコの様子と、何か収録時のエピソードなどがあればお聞かせください。

小松
「和気あいあいとした感じの現場で、声優経験が浅い私を周りの先輩方があたたかく見守ってくださったり、時にはアドバイスも下さったりと、すごく恵まれた現場でやらせてもらっているなっていう実感があります。
エピソードというか、だんだん慣れていくにつれて現場の空気をほぐしてくださったのは松風さん。まさにムードメーカーといった感じでした」

花澤
「最初は自分自身のキャラクターがどういうものなのか、確かめるようにアフレコしていて、最初の頃は結構ザワザワしていました。でも、そのうち作品中で茉莉香がみんなを巻き込んでいくのと同じような感じがアフレコ現場にも出てきまして、どんどんみんなの気持ちがまとまっていくようになりました。
エピソードとしては、松風さんがしてくれる家電の話をみんな楽しみにしていまして、休憩中はいつも家電の話で持ちきりでした(笑)」

――印象に残ったシーンがあれば教えてください。

小松
「結構いろいろあったんですけど、中でも憶えているのは茉莉香が夢を見ているシーンで、某ロボットアニメの主人公風に演じてくれと言われたところでしょうか(笑)。それにはビックリしました。
ほかにも結構大げさな感じでとか、いつもの茉莉香と違うなってすぐ分かるようなちょっと大人っぽい感じでとか、普段あまり使っていない演技の引き出しを開けていただいたことが多かったです」

花澤
「チアキちゃんはノセるとすぐに乗っかっちゃうキャラなんですね。なので、ノッかった時には、キレ芸を見せたりとか、すごい浮かれてしまったりとか、キャラになりきったりとか、そういういろんな彼女の一面が出てきたりもしたので、演じていて楽しかったです」

――第1話の見どころとあわせて、『モーレツ宇宙海賊』という作品全体のオススメなポイントなどをお聞かせください。

小松
「宇宙が舞台ということもあってすごく壮大で。あとキャラクターがすごく個性的で、第1話にしてこんなに個性が際立つのかとビックリしていました。
初めて見たときには『ケイン格好いい』とか思っちゃったりもしましたし(笑)。ストーリーもすごく面白かったりしますので、ぜひ第1話から見て欲しいですね」

花澤
「海賊って言うぐらいだから、戦闘が続くのかなって思っていたんですが、私のイメージとしては加藤茉莉香という1人の女子高生が成長していく姿を純粋に追っている作品だなという感じがしています。
その始まりにふさわしく、第1話はとても爽やかな内容になっていまして、これからどんな展開のお話になっていくのかとても興味をもって見てもらえるんじゃないかなって思っています」

――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

小松
「SFなシーンもあり、また女の子たちもいっぱい登場する学園生活のシーンもあり、さらに宇宙海賊ならではのアクションだったりとか茉莉香の成長物語など、様々な要素が詰まっていて期待を裏切らない展開のある作品になっています。ですので、ぜひとも放送開始を楽しみにしていて下さい」

花澤
「設定や単語に格好いいものが多いんですよ。知っている人は知っているけどみたいな専門用語がいっぱいあって、セリフをしゃべっているだけで『すごい、あたし格好いいな!』って思っちゃうぐらい(笑)。
そんなキマッている世界観を楽しみにしてもらいつつ、チアキとしては最初の登場とは裏腹にギャップがあるところをぜひ見ていただきたいと思います。それと、茉莉香との友情がどうやって育まれていくのかも見てくれたら嬉しいです」


さぁ、海賊の時間だ!
【ストーリー】
・ver.1
どこかの宇宙・海明星(うみのあけほし)に住む高校1年生の加藤茉莉香(まりか)。
茉莉香はある日、故人である父親が実はつい最近まで生きており、
宇宙海賊船・弁天丸の船長だったと知らされる。
さらに、弁天丸が海賊として活動を続けるのに必要な私掠船(しりゃくせん)免状の
継承のためには、直系の跡継である茉莉香が船長になるのが条件と告げられ、
元・父親の船である弁天丸、そしてそのクルーとともに、
女子高生兼宇宙海賊船船長としての生活を送ることになる。
痛快スペースオペラ、華麗に登場!

・ver.2
宇宙ヨット部の部活や、レトロ喫茶店でのアルバイトに忙しい、一介の女子高生・茉莉香は突然、死んだ父親の部下だと名乗る二人の男女から、宇宙海賊船『弁天丸』の船長就任の要請を受ける。
痛快スペースオペラ、華麗に登場!

【スタッフ】
監督・シリーズ構成:佐藤竜雄
原作:朝日ノベルズ刊「ミニスカ宇宙海賊」
(著:笹本祐一 画:松本規之)
脚本:佐藤竜雄/伊藤美智子/水野健太郎/宮崎真一
アニメーションキャラクター原案:あきまん
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:竹内浩志
メカニックデザイン:河森正治/鷲尾直広/寺岡賢司/鈴木雅久/宮崎真一
小物デザイン:吉川美貴
美術監督:伊藤 聖
美術設定:佐藤正浩/ロマン・トマ/ルガル・ヤン/ブリュネ・スタニスラス
モニターグラフィックス:長谷川拓哉

●アニメ公式サイト
http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/