ゲーム『アルカナ・ファミリア』インタビュー ノヴァ役 代永翼編

By, 2011年8月24日



2011年10月27日発売予定のPSPゲーム『アルカナ・ファミリア La storia della Arcana Famiglia』は、地中海に浮かぶ小さな島・レガーロ島を舞台に繰り広げられる、タロットカードをテーマにしたイタリアンファンタジー&恋愛ストーリー。
“乙女ゲーム×少年マンガ”をコンセプトにしており、恋愛は勿論、アクションも楽しめます。
今回は、 ノヴァを演じる代永翼さんにインタビューしました。


――収録を終えての感想をお願い致します。

代永翼さん(ノヴァ役/以下代永):『アルカナ・ファミリア』はドラマCDが先行で始まったので、本編であるゲームの収録がようやく始まって、どんなストーリーになっているんだろうと、とても楽しみにしていました。コンセプトの“少年マンガ”のような話の展開が物語の中に織り込まれていて、収録していて、僕はすごく熱い気持ちになりました。ノヴァ君は比較的冷静な方なんですけど、バトルシーンになった時には自分の持っている信念というものを押し出してきて、「負けるわけにはいかない!」と全力で戦っています。15歳で、一番年下で幼いんですけど、持っているものはしっかりしているので、収録していてとても楽しかったですし、僕も思わず本気になってしまいました(笑)。

――改めてノヴァはどんなキャラクターだと思いましたか?

代永:可愛らしいですね!自分がしっかりしなきゃいけないという気持ちを常に持っているので、そんな彼が大人チームにからかわれた時に出てくる15歳の素のノヴァが可愛いんです。また、ヒロインのフェリチータに対しての心の変化というのが、なかなかの見所だと思います。フェリチータを、「自分が守っていく」と意識し始めた時の変わり方というのはカッコいいです。あと、ノヴァ君は人から受けた愛情をどう返したらいいのか分からないので、リベルタが「俺が相談に乗るよ」的なことを言ってくれて嬉しいんですけど、それに対して別のことで返してしまうシーンがあるんです。そこは可哀想だなと思いました。
彼はしっかりしている分、逆に守ってあげたくなります。強ければ強い程、脆いというのがノヴァ君の特徴なんじゃないかなと思います。

――そういった脆さみたいなものは、恋愛面でも出てくるんでしょうか?

代永:ノヴァ君にとってはマンマとパーパという存在が大きかったんですが、それを超える存在としてフェリチータが出てきて。親以上に自分が守るべきもの、大切なものが出てくると、人って強くなれるんだなとノヴァ君を見ていて思いました。一度決めたことに対する信念を貫き通すという意味では、すごく男らしくて、日本男児みたいな気がしました(笑)。

――ノヴァを演じて、難しいと感じた所などはありましたか?

代永:ツンデレキャラクターなので、ツンとデレ度合いが難しかったです。あまり優しすぎてもいけないし、強すぎてもいけないし。僕自身、こういうタイプのキャラクターをやったことがなかったので、どこまで出していいのか、どこまで抑えたらいいのかという、加減が難しかったですが同時に楽しくもありました。ノヴァ君を攻略していく中でデレ部分が出てきたら、ツンデレが好きな人にはたまらないんじゃないかなと思います。

――『アルカナ・ファミリア』の世界観や設定についてはどのように感じましたか?

代永:“イタリアンファンタジー”というのがテーマの一つなんですが、収録を通して、その通りだったなと思いました。キャラクター1人1人が個々の能力を持っていて、島全体を守護しているという話なんですが、それがとても面白くて。ゲームをプレイしていく中でその能力が明かされていくんですけど、ゲームならではの楽しめる所かなと思いました。僕は、ノヴァ君がノヴァ君ルートで発動している仲間たちの力は知っているんですけど、他のルートでの仲間たちの力がどういうものなのかを知りたくなりましたし、プレイするルートによって力を使うキャラクターも違うので、“王道”だなと思いました。

――キャラクター能力が明かされるのは、やはりバトルシーンだと思いますが、バトルシーンは多かったんですか?

代永:乙女ゲームにしては珍しいくらいありますね。「アルカナ・デュエロ」という大元の話があるんですけど、「アルカナ・デュエロ」に入ってからのバトルもあるし、街中での騒動を止めるためのバトルシーンもあります。ノヴァ君は島を守護している仲間たちの中でも、警備面を担当しているので、バトルも多かったのかな…でも、どのキャラクターでもバトルシーンはかなりあるみたいです。熱くなれるシーンなので、そこは男性にも楽しんでもらえるようになっていると思います。

――気になったシーンや印象的なシーンはありましたか?

代永:やっと“あの”台詞が出てきたなと(笑)。「僕がお前を好きになるんじゃない、お前が僕を好きになるんだ」っていう台詞がドラマCDのフリートークで自己紹介の前に乙女ゲーム的な台詞があったんですけど、それが出てくるまでの流れがやっと分かったんですよ!「あぁなるほどね、こういう流れでこの台詞が出たんだ」と思って、改めて台詞に込められた意味に気付かされました。また、僕は福山(潤)さん演じるリベルタと絡むのが多くて、そこも楽しかったですね。あと、ノヴァについても改めて発見出来る部分がありました。

――ヒロインについて、どのようなイメージをして演じられましたか?

代永:フェリチータはノヴァとは幼馴染という設定なので、ルカの次くらいにフェリチータと接している機会が多いと思います。でも最初、ノヴァはフェリチータを女の子としては扱っていないんですよ(苦笑)。強いパーパとマンマの娘なんだから、お前は出来て当然だみたいな所から始まるので。フェリチータ自身もそうやって育てられてきているから、弱みを見せないんですね。だから、ノヴァと同じように強ければ強い程、実は弱かったりする部分があるので、フェリチータが支えてほしいと言ってきた時はすごく可愛いんです。僕が守ってあげなきゃなって思いました。
乙女ゲームの中では珍しく、優しさと強さ、信念を持っているという、カッコよくて、でもとても可愛い女の子、女性は憧れる部分があるのかなと思います。

――フェリチータは、見た目は凄く可愛らしい女の子なんですよね。

代永:杉田さんがすごい大好きなヒロインですね(笑)。
フェリチータはツインテールなんですけど、髪をほどいたらめっちゃ可愛いだろうなぁと想像してしまいます。でも、可愛いだけじゃないというのもポイントですね。

――代永さんがゲームをプレイする時は、まずはどのキャラクターを攻略したいですか?

代永:ジョーリィですね。ドラマCDからそうなんですけど、こいつは何なんだ!と(笑)。敵なのか?味方なのか?みたいな場面がゲームでも出てくるんですけど、彼はおそらくキーマンなんでしょう。それに、僕はノヴァルートしか分からないので、ジョーリィルートがどうなっているのか気になりますし、絶対落としてやる!って思います(笑)。遊佐さんが演じているということもあって、その声からも謎に満ちているキャラクターなんだろうなぁと想像しています。恋愛方面に進んだ時のデレ具合はどんな感じなのかな…。すごいからかわれそうな気がするんですけど。あと、ずっと耳元で囁かれていそうな気がします(笑)。とにかく気になるので、ジョーリィルートをまずは攻略してみたいです。年齢も「?」ですからね。分からない部分が多いので、すごく楽しみです。

――他のキャラクターについてはどう思いますか?

代永:ダンテは、自分を凄く大事にしてくれるだろうなというのが想像できますね。でも、ジョーリィはね…ちゃんと恋愛に発展していくのかなぁと思います。デビトは、外見は怖い感じなので誤解されやすいんですけど、本質的にはめっちゃいい人なので、(ヒロインは)からかわれているけれど可愛がられてもいるなというのが分かります。僕は最初、デビトとは合わないだろうなと思っていたんですけど、面倒見もいいですからね。パーチェはすごく落としやすそうな気がします。ラザニアをうまく作れる女性がいれば、パーチェは付いていっちゃうんじゃないかなと(笑)。リベルタは恋愛が初めてということで、すごい可愛いんですよ!初心だし、すぐ鼻血出すし(笑)。ノヴァは15歳ゆえの落とし甲斐のある男の子だと思います。

――最後にゲーム発売を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします。

代永:ドラマCDは既に発売されているので、聞いた皆さんのゲームに対する期待度がすごく高まっている作品だと思います。僕自身、ノヴァという今までにあまり演じたことのないタイプの役を初めてやらさせて頂くので、ファンの方からは「早く攻略してみたいです」という風に言って頂けて、とても期待されているのを実感しています。全く新しい形の乙女ゲームとしてずっと残っていく作品になると思いますし、皆さんの期待を裏切らない作品に仕上がっているので、何回もプレイして頂いて、『アルカナ・ファミリア』の世界にどっぷりと浸かって頂き、是非、周りに勧めて頂ければと思います。長く応援して頂ければ嬉しいです。

公式サイト http://www.hunex.co.jp/arcana/

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