オリジナルダンスユニット「me to me」装いも新たにCD発売!!
人気声優の沼倉愛美さん演じる立花ミカと原 由実さんが演じる西園寺 雅による、歌って踊れる美少女ユニット、me to me。ゲーム雑誌『ゲーマガ』発のダンスユニットだ。
昨年末に行われた「コミックマーケット79」にて発売され、話題となったCD&DVDが装いを新たにリリース! 2011年6月にCD+ブックレットで発売されることとなった。総合プロデューサーのウメP、新曲「発展途上 My life」を手掛けたsamfreeさんを交え、記者会見が行われたぞ。こちらの模様をお届けしよう!
まずはウメPが、今回の企画について改めて説明。
ウメP:『ゲーマガ』の中に、何でもできる部署を作り、その中でオリジナルのキャラクターを作ってみたい、ということで、歌と踊りがコンセプトのユニット・me to meを作りました。まずはCDデビューをさせよう、ということで、前回のコミケで曲を発表させていただいた次第です。また、ニコニコ動画を使用した展開もしていきたい、ということで、ボーカロイドPとして有名なsamfreeさんに楽曲の提供をお願いしました。
ここで、コミケで販売されたCDにも収録された「スーパー☆スター」を改めて試聴。
沼倉愛美さん(以下、沼倉):まさにOPテーマ、という感じの曲ですね。神前さんの曲は今までいくつか歌ってきました。ミカと雅が出会ってから初めて完成した曲ですので「完成して良かったね」と思いました。
原 由実さん(以下、原):掛け合いの部分があり、聴くとその光景が想像できます。ドラマのような感じでした(笑)。
ちなみに掛け合い部分は、ウメPが作詞を担当したyuraさんにお願いした、とのこと。そして「今回改めて商業で売る上での追加曲」(ウメP)である「発展途上 My life」。samfreeさんが今回の曲を引き受けた経緯は「昨年秋に行われた『東京ゲームショウ2010』で初めてお会いした時に『samfreeさんとはフィーリングが合う』と思った」からだとか。
新曲についてsamfreeさんが語った。
―「発展途上 My life」はどんなイメージで作られましたか?
samfreeさん(以下、samfree):二人のドラマCDの脚本を見て作りました。二人の関係を大切にしつつ、未来を意識しました。
―タイトルの由来は?
samfree:ミカと雅がそれぞれ14歳、16歳ということで、果てしなく広がっていく可能性などをタイトルに込めました。
―曲を聴いた感想は?
沼倉:「EDっぽい曲に仕上がった」とウメPさんにお聞きしていました。のんびり、ゆっくりした中で、サビはノリノリです。「スーパー☆スター」の時は出来上がった曲を渡されて「はい、お疲れ様」という感じでしたが、今回は実際に制作現場に立ち会って「こういう風に出来上がるんだ」というのが分かり、とても勉強になりました。
原:普段の自分にも言い聞かせられるような素敵な歌詞と曲になったと思います。仮歌が初音ミクが歌ったものを渡されたのですが、人が歌っているように聴こえるようにするテクニックがあるらしく、「すごい!」と思いました。私も実際に現場に立ち合わせていただいて、貴重な経験になりました。
続いてsamfreeさんが2008年に発表した「Promise」を視聴。
―この曲が作られた経緯を教えて下さい。
samfreeさん:「鏡音リン・レン」がリリースされた直後に「せっかくなのでミクとデュエットさせてみよう」と思い、作った曲です。「約束」をテーマにしたアツい局になっています。
―曲を聴いた感想をお聞かせください。
沼倉:明るい曲がミカが得意とするところだと思っていましたので、このまっすぐな、下から突き抜けるような曲をどう歌うのか悩みました。話し合った結果、ミカには似合わなくても真剣に歌おうという結論に達しました。また、差し出がましくもミクとリンのパートを「掛け合いにした方がいいのでは?」という意見も出させていただいたりして、勉強にもなりましたし、楽しかったです。
原:最初から、カバー曲は「Promise」になる、とお聞きしていました。ボーカロイド好きの知り合いに聞いたら「名曲だよ」と言われたので、聴いてみたら本当でした。レコーディングの時に、どのように歌えばいいのかお聞きしたら「カッコよく歌ってみてよ」と言われました。収録自体はすんなりできました。
samfreeさん:ハモリもその場でラインを覚えていただき、すんなりとレコーディングを終えられました。キーが若干高めかな、と思いましたが、さすが二人ともプロフェッショナルだな、と思いました。
ここで、二人が演じるキャラクターを改めて紹介。
沼倉:ミカはPCが好きで「ニヤニヤ動画」という動画サイトに動画を投稿しています
。オタクっぽいイメージがあると思わせつつ、それを吹き飛ばすくらいの明るい部分を持ち合わせている女の子です。収録に望むまでに表現の仕方を色々と試行錯誤しました。
原:雅は、日舞をたしなんでいて、普段は凛としていて、自分にもとても厳しい女の子です杏仁豆腐先生の描いた絵も素晴らしいです!”
また、実際に二人の生の歌声を聞かせる場を設けようということで企画された、6月12日(日)に行われるライブイベントに関しての意気込みもお聞きした。
沼倉:「me to me」の世界観として、「歌う・踊る」という部分がクローズアップされると思いますので、私たちもそれができれば、というのは打ち合わせでも話しております。皆さんには年末に発売されたCDの中のドラマでしか二人のことを知らないと思いますので、今回のイベントではさらに掘り下げた内容も披露できればいいな、と思っております。
原:ドラマCDの中に、私演じる雅が、沼倉さん演じるミカに対してアドバイスをするシーンがあるのですが、実際は逆になるんじゃないか? という不安もあるのですが(笑)、皆さんの期待に応えられるよう、どこまで再現できるか分かりませんが、頑張りたいと思います!
最後に、「me to me」の今後の展開についてお聞きした。
samfreeさん:自分はユーロビーと調の楽曲も好きなので、機会があればぜひ提供させていただきたい思います。
沼倉;ウメPさんもおっしゃっていましたが、夢は大きくアニメ化です!
原:アニメ化も野望の一つですが、アルバムもぜひ作ってみたいです!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
<インフォメーション>
スーパー☆スター CD+ブックレット
2011年6月上旬発売
税込¥2,100
ISBN 978-4-7973-6469-9
<収録曲>
スーパー☆スター(作詞:yura 作曲:神前 暁)
発展途上 My life(作詞・作曲:samfree)
Promise(作詞・作曲:samfree)
●ニコニコ動画「スーパー☆スター/me to me」PV
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13098111