【プレゼントあり】作り手たちのアツい想いが込められたアルバムが完成! love solfege (ラブソルフェージュ)ニューアルバム『missa precis』松本慎一郎、真名辺あや、真理絵インタビュー

By, 2021年3月23日



「オーギュスト棒」こと松本慎一郎氏が主宰、クラシックを中心とした、ジャンルにとらわれない創作活動をおこなっているlove solfege。
このたび活動20周年を迎え、新アルバムのリリースが決定! ゲーム『CLOCK ZERO~終焉の一秒~』キャラクターCDシリーズ収録のイメージソング全6曲をはじめ、ゲームのタイアップ楽曲や新曲を収録。バラエティに富んだ楽曲が収録されている。

今作にはメインボーカルの綾野えいり、真名辺あやに加え、ゲストボーカルとして霜月はるか、真理絵、mao、Annabel、Jenya、中恵光城らが参加。個性的な歌声にも注目だ。
今回は松本氏、真名辺さん、 真理絵さんに本作の聴きどころをお聞きしました!

―まず、ボーカルのおふたりは普段、どのような活動をされているのでしょう?

真理絵さん(以下、真理絵):私は普段はフリーで活動しています。メジャーでのlove solfegeには「フタリノワタシ」(2007年リリース)という曲で、ゲストボーカルとして初めて参加させていただきました。

真名辺あやさん(以下、真名辺):私は同人サークルの副代表など、プロデューサーとしても活動させていただいています。

―love solfegeには、どのような形で関わられるようになったのか、覚えてらっしゃいますか?

真理絵:松本さんがRitaさんと同じスタジオでレコーディングをすることが多く、その関係で松本さんから声をかけていただいたと思います。

真名辺:2014年に加入する前は、歌手活動はほとんどしていなかったんです。
とある曲でコーラスを一般公募していたとき、友人に誘われたのがlove solfegeを知るきっかけで、その後ボーカリストを募集しているのを知って「ためしに応募してみよう!」と。そしたらまさかの採用で、ビックリしました。

松本慎一郎さん(以下、松本):オーディションでは音楽に対してどんな考えを持っているのか、ポテンシャルを秘めているかを知りたかったので、真名辺さんが応募してくれたときも全員と面接をして、彼女を選びました。
ちなみに、love solfegeとしてリリースするものに関しては、基本的に女性ボーカルの曲を作るようにしています。

―今回アルバムが制作されることになった経緯を教えてください。

松本:確か、2019年のお正月、ティームさん宛ての年賀状に「love solfegeが活動20周年を迎えるので、アルバムを出したいです」と書いたのが、一番最初だったかな……。
その後、制作に向けての資料や記念楽曲「missa precis」のMVを撮ったりしながら、準備をしていきました。

―「missa precis」はlove solfege初の実写MVということですが、制作の意図は?

松本:20周年ということで「普段やっていないことに挑戦したい」というのが一番ですね。また、10分以上の曲ということで、「実写じゃないと持たないんじゃないか?」という意図もありました。
ちなみに今回のMVは構成から当日の監督まで、真名辺さんがほとんど手がけたんです。

―それはすごいですね。

真名辺:実写のMV制作は初めてでしたので、試行錯誤しながらでした。サークルのメンバーを含め、たくさんの方に協力していただいて、なんとか形になりました……。

松本:わたしは、撮影当日はただただ映像に映りこまないようにするのと、ロケ弁の手配くらいで、ほとんど何もしてません(笑)。
ちなみに、もうひとりのメインボーカルである綾野えいりさんが着ていた衣装の手配も彼女が担当してくれたんです。

真名辺:海外から取り寄せようと思ったドレスが、手違いで遅配になってしまい、撮影に間に合わなかったのが心残りです……。急遽別の衣装を取り寄せたのですが、あのドレスはいつか着てほしいです。

真理絵:えいりちゃん、いつ見ても美しいですよね。神々しさも含めてMVに落とし込まれているのがすごいな、と。「たくさんの人に広めよう!」と思いました。
25周年、30周年ではどんなものを見せてくれるのか、いまから楽しみです!

【love solfege”missa precis” official music video】

―ここからは、収録曲についてご紹介ください。1曲目の「白き花、薄藤に移る夜」から6曲目の「衝動は赤く、燃ゆ」までは、オトメイト作品『CLOCK ZERO~終焉の一秒~』関連楽曲になります。

松本:作詞を担当した紺野比奈子が、今年で七回忌を迎えるということで、彼女が携わった未収録曲は今回全部入れようと思っていました。
「集大成」という意味は込めつつも「love solfegeとは切っても切れない関係の紺野の楽曲は収録しないといけない」という想いから収録させていただきました。

―「to a little one」はゲーム『おわりのクオリア』の挿入歌です。

松本:実はこのゲーム、まだリリースされていないんです。クラウドファンディングでサウンドトラックが先行で発売されました。Jenyaが世界観をうまく表現してくれましたね。

―新曲のひとつ「There is」は真理絵さんが歌っています。

真理絵:昨年、松本さんから「1曲、作詞してみる?」と言われ、詞を書いたんです。曲を渡された段階では、いつどのタイミングで世に出るのかわかりませんでした。
ちょうどコロナ禍での作詞作業でしたので、なかなかフレーズが出てこなくて。そんなとき、松本さんから「ふんわりとしたイメージの詞で大丈夫だよ」との言葉をいただいたので、「いましかない!」と尊敬する(紺野)比奈子さんの詞を参考にして書かせていただきました。
難産でしたが、こうして節目のアルバムに収録していただけてうれしかったですね。

―よろこびもひとしおだったと。

真理絵:はい! ちなみに松本さんは、いつも何曲か用意してくれて「どの曲を歌いたい?」とか「速い曲と遅い曲、どっちがいい?」と聞かれるんです。
「この曲で」と選んだ時点で「自分で決めたからにはちゃんと歌わないと!」とハードルがあがるんですよね。まさに「策士」です(苦笑)。

―「鏡の国のシンフォニー」はいかがでしょう?

松本:『大正 × 対称アリス』のファンディスクにあたるゲームの主題歌になっています。本編の楽曲がややファンタジーさが強かったので、今回は少しポップス寄りな元気で明るい曲にしてみました。
『missa precis』のなかでは少し異色な曲になっているのですが、そんななかでも高いキーにしたのは「この曲は綾野えいりだな」とファンの方にすぐわかってもらえるようにしたかったからです。
『大正 × 対称アリス』は本編でも主題歌と劇伴を作らせていただいたので、love solfegeの名刺代わりになるようなタイトルかな、と思っています。

―「Let there be light」は中恵光城さんがボーカルを担当しています。

松本:『フローラル・フローラブ』というゲームのグランドエンディングテーマなのですが、一連の楽曲を制作したあとに、追加受注という形で作らせていただきました。
中恵さんの「伸びやかな声」という特性を生かして作曲したのですが、見事にハマってよかったです。ボーカルのみなさんには、それぞれゾクゾクくるポイントがあり、そこを押さえた曲作りをするのが楽しみなんです。

―「secret berry garden」は真名辺さんが歌われていますね。

真名辺:ちょうど「missa precis」のMV撮影と並行しての作詞でしたので、すごく大変だったのを覚えています。
私はいつも小難しい歌詞を書いてしまうことが多いのですが、今回はシンプルに……という気持ちで臨みました。
R&Bテイストのメロディラインで、さらにどうしても「これは日本語じゃないな」という音の並びがあるので、どう詞を作ればいいのか悩みました。その結果、いつの間にか「ベリー」の品種を調べていました……(笑)。でも、大変だったぶん、私としても記憶に残る曲になりました。

―最後に、21年目に向けての目標を教えていただけますか?

真理絵:個人的な活動にしても、やっぱり、状況次第なところがありますよね……。まだまだ先が見通せないなか、少しでも歌う機会があればいいな、と思っています。

真名辺:私は普段は別の業種の仕事をしているので、創作活動の情熱を失わないように日々モチベーションを保ちながら頑張りたいです。

松本:実はlove solfege (ラブソルフェージュ)の同人アルバム作品数がそろそろ(前身ユニットの発表分も含め)100枚目を達成するんです。早ければ再来年にもリリース予定ですので、いまはそれを目標にしています。
そしていつか、みなさんにリアルで楽しんでいただけるような企画ができれば、と思っています。

<Text/ダンディ佐伯>

【CD概要】
「missa precis」
3月24日(水)発売

品番:KDSD-01047
¥3,000+税

<収録曲>
01. 白き花、薄藤に移る夜 (時田終夜 キャラクターイメージソング) / love solfege (feat. 霜月はるか)
02. 歪みのモノクローム (海棠鷹斗 キャラクターイメージソング) / love solfege (feat. 真理絵)
03. greenery (英 央 キャラクターイメージソング) / love solfege (feat.mao)
04. ash cage (英 円 キャラクターイメージソング) / love solfege (feat. 綾野えいり)
05. 青く揺れるメビウス (加納理一郎 キャラクターイメージソング) / love solfege (feat.Annabel)
06. 衝動は赤く、燃ゆ (西園寺寅之助 キャラクターイメージソング) / love solfege (feat. 真名辺あや)
07. to a little one (「おわりのクオリア」挿入歌 ) / 歌:Jenya
08. There is (新曲書下ろし) / 歌:真理絵
09. 鏡の国のシンフォニー (「大正 × 対称アリス HEADS & TAILS」主題歌 ) / 歌:綾野えいり
10. Let there be light (「フローラル・フローラブ」GED テーマ) / 歌:中恵光城
11. secret berry garden (新曲書下ろし) / 歌:真名辺あや
12. missa precis (love solfege 結成20周年記念制作作品 / CD未収録) / 歌:綾野えいり

●CD詳細
http://www.team-e.co.jp/kdsd-01047/
●love solfege 公式サイト
http://lovesolfege.net/
●love solfege 公式ツイッター
@love_solfege

■ティームエンタテインメント
http://www.team-e.co.jp/

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