【プレゼントあり】夢はヒーローのその先へ! 「僕らがヒーロー」を歌唱するダ・ヴィンチ:ポワロ インタビュー

By, 2020年7月20日



現在好評放送中のテレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』(以下、『アースグランナー』)のED主題歌は、これまで『クロスファイト ビーダマン』をはじめとしたアニメ・ゲームソングを歌唱してきた凛と、アニソンバンド・Reyのヴォーカリストとして同じく数々の作品の主題歌を歌ってきた原田謙太による異色の男女ヴォーカリストユニットが担当!
数々のアニメ・ドラマ・アーティストを手掛ける島崎貴光プロデュースによる「僕らがヒーロー」はふたりの個性が見事にマッチしたパワフルで爽快感があふれ、チビっ子にも覚えやすいキャッチーなナンバーに仕上がっている。

お笑い芸人で社交ダンス界でも名を馳せているキンタロー。が振り付けを担当した「EG(イージー)ダンス」も話題の同曲について、おふたりと島崎プロデューサーにたっぷりと語っていただきました!

―まずは、ユニット結成の経緯を教えて下さい。

凛さん(以下、凛):島崎Pから「今度こういうアニメ企画があって、男女ふたり組のユニットをクライアントさんに提案したいんだけど、どう?」という話をいただいたのが、ことのはじまりでした。「ユニットの相手は誰になるんですか?」と聞いたら、ハラケン(原田謙太さん)だと言われたので「おー!嬉しい!」って(笑)。それから数日後に「決まったよ!」と言われたんです。

原田謙太さん(以下、原田):こういうお話をいただくことはあるのですが、実際に主題歌を担当できることって、ほとんどないんですよね……。お話をもらってから数日で決まったので、凛ちゃんと同じくすごく驚きました。「資料をまとめたので、先方に出したよ」という連絡だと思いましたので(笑)。

―そもそも凛さんと原田さん、おふたりの最初の出会いは覚えていますか?

:約10年前になりますが、ハラケンがパーソナリティをしていたラジオにゲスト出演させてもらったのが最初だったと思います。そのときは「すごく話しやすい人だな」と思いました。その後も私の誕生日イベントを観に来てくれたり、ハラケンが『CR戦国無双-猛将伝-』の主題歌「秀吉、ありじゃろ歌(か)」を歌ったときも、私がコーラスで入ったりしまして。
同じレーベルでしたし、収録スタジオでも何度か一緒になる機会があったので、島崎Pと3人で一緒にご飯を食べに行ったり「いつか、みんなで何かできたらいいね」なんて話もしたりしていました。

原田:あれからもう10年かぁ……。

:でも、10年経って実現するってすごいよね!

原田:確かに。そのころ生まれた赤ちゃんって、もう小学4年生だぜ(笑)? 僕らって、普段から頻繁にやり取りしているわけではないのに、たまに会うとすぐに慣れると言いますか。バンドメンバーみたいな安心感があるんです(笑)。

:私たち、根本的なところが似ているんですよね。
そう言えば、実は私、ハラケンのことをずっと年上だと思っていて「ハラケンさん」って呼んでいたんです。

原田:僕は僕で年下だと思っていて、「凛ちゃん」と呼んでいて。「えっ、姉さんだったんかい!?」ってなりました(笑)。凛ちゃんという呼び名がすっかり定着してしまったので、いまもそのまま呼んでますけど(笑)。

―「ダ・ヴィンチ:ポワロ」というユニット名の由来は?

:私と島崎Pのふたりで主に考えたのですが、プロデューサーのこだわりがすごかったんです。最終的には私の好きな「名探偵ポワロ」と、島崎Pが提案した「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を組み合わせた名前になりました。

島崎貴光プロデューサー(以下、島崎P):せっかくこうして結成できたし、今回だけのものにしたくなかったということで、作品と全然関係のないものになりました。
本当は『アースグランナー』にちなんだ名前になる予定だったのですが、これからもユニットとして活動していければいいな、ということで、今後にもつながるような名前にしたんです。

―そうだったんですね。ところで、ユニット名の通称は考えてらっしゃるのでしょうか?

:そう言えばまだつけてなかったね。どうしようか?

原田:英語表記にして、頭文字を取った「DP」でいいんじゃない? ちなみに言わせてもらうと、今回のユニット名が決まったときは、僕はその場におらず、あとで「『ダ・ヴィンチ:ポワロ』? いいっすね!」と、ただうなずいただけでした(笑)。

島崎P:メーカーの担当者さんたちも、まさかこういうタイプの名前がくるとは思ってなかったみたいで、相当ビックリされたそうです(笑)。

―ちなみにおふたりは、音源はいつごろお聴きになったのでしょう?

原田:ちょうど年末でした。なので、年末年始はレコーディングに向けて準備をしていて、気持ちが休まらなかったです(苦笑)。

島崎P:ふたりとは長い付き合いですので、頭のなかでふたりが歌っている声が自然に再生されましたし、曲自体はすぐに完成しました。
子どもにも楽しんでもらえるようなアニメ作品でしたのでチビっ子たちにもわかりやすく、でも単純すぎるとふたりの歌唱力が活かせないので、ふたりがガッツリと歌えるようなメロディになるよう心がけました。

:歌詞が『アースグランナー』の内容に沿って書かれていたのが印象的でした。「ヒーロー」という表記に関しても、最初は英語表記の「HERO」とどっちがいいか聞かれたのですが、小さい子どもたちが観ることを考えたら、シンプルなほうがいいと思い、カタカナを提案させていただきました。

島崎P:一方で「見たことのないような擬音を入れて欲しい」というオーダーがありましたので、試してみたら、ふたりがすごくカッコよく歌い上げてくれたんです。

原田:すごく難しかったですけどね(苦笑)。

:特に私たちにとって「ラップ」は初挑戦で、お互いに「やったことある?」「いや、ないよ」「どうしよう?」ってなって……(笑)。自己流でやってしまうと、イントネーションがなまってしまうこともあったので、大変でした。

原田:『アースグランナー』のイントネーションが、自分が思いこんでいたのと違ったことに気づいたときは、かなり動揺しました……(苦笑)。
自分のなかで「ここは本番でも苦戦しそうだぞ」という部分は事前に練習して心の準備をしておくと楽なのですが、元々自信があった部分を指摘されてしまうと「えっ!?」ってなりますよね?

―それは、ちょっとわかります。

原田:そもそも「フリースタイルダンジョン」の番組で予習していった時点で方向性が間違っていたのですが(笑)。

:私は逆に、レコーディング当日まで入念な準備をするタイプではないんです。かといって、緊張しないというわけではないのですが、本番になると私のなかにいる“別の人”が顔を出すと言いますか。
それに、レコーディング前にあまりに仕込んでいくと、なにか「こなれた感じ」になってしまう気がするので、新鮮なテイクを自分に求めているんだと思います。

原田:確かに、何かが憑依しているように感じるんだよね。島崎Pが立ち会うレコーディングでは、一番最後に通しで感情のままに歌うというのが慣例になっているのですが、凛ちゃんの場合はその時点で完全にモノになっているんですよ。

:「最後だし、好きなように歌っていいよ」と言われるので、そのとおりに歌っているだけなんですけど……(笑)。

原田:アレをライブでやられたら、一番ヤバイやつです。お客さんも黙ってしまうくらいの迫力で……。「これをレコーディングでやるのか」と(笑)。凛ちゃんのあとが僕の番だったので、プレッシャーが半端なかったですね。

:ハラケンの場合は逆にパート・パートでキチッと仕上げるタイプですね。各々のスタイルがあって 面白いんですよ!

―ほかにレコーディングで印象的だったエピソードはありますか?

:コーラス部分で「チビるなよ」というフレーズがあるのですが、登場人物のライガ君やクウガ君らに対して「チビっちゃだめだぞ?」と優しく、かわいらしく言うような感じでお願いします、と言われたんです。

原田:僕はそっちでくるとは思っていなかったんですよね。例えれば、リーゼントバリバリの昭和のヤ●キーが叫ぶようなイメージでしょうか?

:子どもたちが本気で泣いちゃうタイプのヤツですよね(笑)。

原田:30代になってこのかわいらしい歌い方をする機会があるとわかっていたら、20代のときにもっと歌い方の勉強していたな……なんて(笑)。

―原田さんはどんなアニメを想像されてたんですか(笑)?

原田:「カッコいいロボットが縦横無尽に大活躍する作品なのかな?」と(笑)。でも実際は、敵キャラクターがすでにかわいいんですよ(笑)。

:ほんと、敵なのに思わず和んでしまいますよね。でも、それがこの作品の魅力だと思います。
ハラケン、レコーディングのときに「『アースグランナー』のグッズ、全部買う」って言ってたよね?

原田:これは冗談ではなく、関連グッズは軒並み買わせていただいてますからね。今後もたくさんのグッズが発売されていくそうですので、みなさんもご自宅に、プレゼントにいかがですか(笑)?

――フルコーラスVersionに関してのエピソードはありますか?

:曲をフルで聴いてくださったファンの方からは「曲の2番から、凛さんの荒々しさが伝わる」という声をいただきました。

島崎P:1番はアニメの雰囲気に寄り添い、2番はふたりのアーティストらしさを存分に味わっていただけるようなテイクを盛り込んだ構成にしました。

:ぜひフルコーラスで聴いていただきたいです!

―おふたりはこれまでもアニメソングをたくさん歌ってこられましたが、今回なにか意識されたことはありますか?

:男性とのツインボーカルで歌う機会が今回初めてということもあり、島崎Pに「どんな感じで歌おうか?」と相談しまして、「お子さんに聴いてもらうことが多いので、荒々しさよりもクールさを強くしよう、ということを確認したり、ビブラートはハラケンに託して私は意図的にビブラートを普段より減らして「しゃくり」と呼ばれる歌い方をしたり。
「ハラケンとの歌声が重なったときにどうなるのかな?」というワクワク感もありましたが、やっぱり10年越しの夢が叶うというよろこびのほうが大きかったですね。

原田:僕も同感です! タカラトミーさんの作品は、これまでも主題歌を担当させていただいてきたのですが、今回は50周年記念作品ということで、正直プレッシャーもありました。
新年1曲目のレコーディングでもありましたし、気合いを入れつつ、「よろこびと、期待感と、ほんの少しの不安」のなかでレコーディングに臨みました。
あと、凛ちゃんが言うように、今回は、僕がビブラートをかけて、凛ちゃんがしゃくる……という歌い方をしたのですが、普通はどちらかがどちらかに合わせるんです。
今回のレコーディングでは「自由に歌ったな」という感想を持ちました。

島崎P:「バラけていたほうが2人の持ち味が反映されるから」という意図もありましたし、基本は「感じるままに歌ってほしい」という気持ちで作ったので。

―キンタロー。さんによる、「アースグランナーダンス」(通称:イージーダンス)のMVも話題になっています。「誰もが真似しやすいダンスになっている」そうですね。

:キンタロー。さんはお笑い芸人として活躍されていますが、社交ダンスの日本代表経験もあるということで「こんなにすごい人に振り付けしてもらっていいのかな?」と感激でした!
最初に動画を観たときは「コミカルでお子さんもマネしやすそうだな」という印象を受けました。ダンスが入ったときと、音楽だけ聴いたときの印象が全然違ったので「こういう楽しみ方もあるんだな」というのを発見できてよかったです!

原田:僕も小さいときからアニメや特撮を観て育ってきたのですが、「●●ダンス」や「●●音頭」みたいな企画は以前からあったんですね。ダンスと一緒に歌を覚えられるのはすごくいいですし、いまアニメを観ている子たちも、成長してから「あの頃『アースグランナー』を踊りながら観てたな、懐かしいな」と思い出してもらえると思うんです。
この作品がこれからもずっとみなさんの胸に残り続けると思うと、とてもうれしいです!

―今後はどのような活動をしていきたいですか?

:私とハラケンの声質を考えると、お互いの持ち味を一番活かせるのは、やっぱり今回のような、元気なアニソンやかっこいいバトルものが一番じゃないかと思うんです。

原田:凛ちゃんが言ったように、アニメならやっぱりバトルものの主題歌を2人で熱く歌いたいですね。

島崎P:ダ・ヴィンチ:ポワロ、熱い音楽を作っていきたいと思いますので、アニメ業界の方々、お声掛けお待ちしております!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【楽曲概要】
TVアニメ「トミカ絆合体 アースグランナー」エンディング主題歌
「僕らがヒーロー」
歌/ダ・ヴィンチ:ポワロ(凛+原田謙太)
好評配信中!(6月3日(水)配信)

作詞・作曲・編曲・プロデュース:島崎貴光

■配信URL
https://lnk.to/bokuragaHero

【「僕らがヒーロー」MV】

【キンタロー。といっしょにおどろう!イージーダンス(EG DANCE)!】

●TVアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』公式サイト
https://earthgranner.jp
●ダ・ヴィンチ:ポワロ 公式サイト
http://davinci-poirot.com/

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