【プレゼントあり】あなたの毎日に潤いを与えるミニアルバム! 『a Day』をリリースする駒形友梨 インタビュー

By, 2020年3月2日



声優・アーティストとして活躍中の駒形友梨が3枚目となるミニアルバムを3月4日(水)にリリース! 今回は「一日」をテーマに、起床から帰宅まで、聴く人の一日を音楽で彩ります。彼女の好きなアコースティックサウンドにもこだわった、聴けば充実した毎日が送れること間違いなしの1枚! 駒形さんに聴きどころをうかがいました!

―2018年、19年に続いて、今年もミニアルバムのリリースが決定しました。

駒形友梨さん(以下、駒形):昨年7月にリリースしたミニアルバム『Indigo』の発売イベントを終えてからすぐにお話をいただいて、スタッフさんとどういうコンセプトでいくのかを入念に話し合いました。

―『a Day』というタイトルはどのような経緯でつけられたのでしょう?

駒形:いつも「みなさんに寄り添うように」というイメージで作品を制作するようにしていて。今回は、1日の時間で言うと「昼間」をメインに考えて、日中に聞いていただいくような曲をたくさん入れたいと思い、タイトルもシンプルに「a Day」にしようと考えました。
私のことをよく知っている人からは「ア・デイ」ではなく「ア・『ベイ』」に聴こえる、と言われていじられるんですけど……。でも、それでタイトルを覚えてもらえるなら本望です。意味がよく分からない人はググってください(笑)。

―駒形さんのことをよく知るみなさんの愛を感じますね(笑)。ではさっそく楽曲の話を。「a Day~and the light comes~」はミニアルバムではおなじみとなったンストゥルメンタル調の楽曲です。

駒形:今回のミニアルバムでは「時間の流れ」を大事にしていて、1曲目は夜明けでみんなが眠りから目覚める時間を幻想的な雰囲気で歌っている曲になっています。
タイトルが決まる前は別の言葉をウーアーで歌っていたのですが、タイトルが決まったあとに「ここは『a Day』にしましょう」ということになりました。今後も自分が表現したい、別のイメージも出せるように頑張りたいと思います。

―「クロワッサン」は駒形さん流の元気ソング。曲調は静かだけれど、力がわいてくる感じがします。

駒形:夜が明けて目が覚めて、その日の活動の準備をしながら聴いていただきたい曲です。本当はサビの部分も弾むような細かいメロディだったのですが、朝からバキバキの明るい曲だと聴くほうも大変かな、と思いまして、ゆったりとしたメロディラインにしてもらいました。
曲データのやりとり上必要だったこともあり、仮で「クロワッサン」というタイトルをつけていたのですが、色々と考えた結果、晴れて正式タイトルになりました。

―“クロワッサン”は、歌詞にも出てきますね。

駒形:私はバリバリの和食派で、朝食にクロワッサンを食べた記憶がほとんどないのですが(笑)、「毎日また同じ朝が来る日常もいいんじゃない?」と思える、優しい曲になったらいいな、と思いながら歌いました。
毎日「明日は今日の自分を超える!」みたいな生き方をしていると疲れちゃうと思うんですね。なので、「ちょっぴり肩の力が抜けたような感じ」を曲から感じられればいいかな、と。

―作詞作業はいかがでした?

駒形:今回は本当に詞が出てこなくて……(苦笑)。レコーディング現場に歯抜け状態の歌詞を持って行って「何時までに完成させます!」みたいな感じで焦りながら描いた記憶があります。
私が出演している『のざP・駒形友梨のライブドッグ!』でご一緒している柿島伸次さんに相談したら「どうでもいいような細かいことでもいいから書き出してみたら、自分にしか書けないようなパーソナルなものが出てくるはず」とアドバイスをいただいて書きだしたら、その後はスムーズにいきました。
どこの部分かは言いませんが(笑)、「駒形友梨の朝はこんな感じなんだな」というのを分かっていただければと思います。ちなみに「トロトロのハムエッグ」に関しては、小腹が空いたときに、とある人が作ってくれたハムエッグの味が忘れられず「このフレーズは絶対に入れよう!」と思いました(笑)。

―HaTo(原知也)さんは、「クロックワイズ」や「Lonely Blueが終わる頃には」などの楽曲を手がけられていますね。

駒形:HaToさんの楽曲はカッコいいイメージが強かったので「こんな素敵な曲も書けるんだ」と驚きと感動がありました。

―「a Day~and the light comes~」を手がけられた矢野達也さんもそうですが、これまでご一緒してきた方々も、引き続き参加されています。

駒形:おふたりは、リリースイベントにいらしてくれたこともあるんですよ! なんとも言えない安心感があって、ありがたいです。

―リード曲の「On My Way」は、スタイリッシュさを感じられるナンバー。

駒形:通勤、通学をしている途中に聴いていただくのをイメージした楽曲になります。通勤ラッシュの電車って混んでいて、いいイメージがあまりないじゃないですか。毎日大変だけど、この曲を聴いている間だけは「こうして電車に乗っている自分ってカッコいい」みたいな、物語の主人公になってもらえるように歌いました。
作詞をされたKanataさんは海外に住んでらっしゃったこともあり、英詞がすごく得意でいらっしゃったんです。私はいつもは「英詞なんてとてもとても……なるべく入れないで下さい」とお願いしているのですが(笑)、今回は「英語が入っていいので、通勤通学がとてもカッコよく感じられるような詞にしてください」、とお願いしました。シンプルで分かりやすい詞が上がってきたので、すごくお気に入りです!

―メロディに関してはいかがでしょう?

駒形:実は編曲を担当してくださった高橋諒さんが、メチャクチャかっこいいアレンジをしてくださったんです! 実は別バージョンもあったりして…、どこかで披露できる機会があれば、と思っています!

―ではそのMVの撮影エピソードを教えて下さい。

駒形:最初はベッドから起きるシーンから始まりますが、初夏や夏場は実際にあのようなラフな格好で寝ることが多いです。
今回はオフィス街、その後ハウススタジオで撮ったのですが、オフィス街での撮影がとにかく寒くて……。人がいない時間帯に、ということで早朝に集合して撮影場所に行ったのですが、当日は雪がちらつくような日で、足元のアスファルトから冷気が来るような環境での撮影でした。

―そう言えば『Indigo』のMVのときも、早朝のプールで撮影されていましたね。

駒形:あのときは室内でしたから……やっぱり、寒いのはイヤです(苦笑)。

―映像には衣装もたくさん登場しますが、どのように選ばれました?

駒形:12月のファンクラブイベントで衣装さんが現場にいらっしゃったので、そのときに衣装選びをしました。ジーンズやパジャマ、部屋着などを選んで「さすがにジーンズでは寝ないよね(笑)」とか話しながらリアリティを求めながら組み合わせていきました。

―駒形さんが行動していると、歌詞が次々に飛び出してくるギミックがすごく面白かったです。

駒形:ありがとうございます! 実はどうしてもうまくいかなった部分があって……。机の上の本を移動させると、下から歌詞が現れるシーンで、うまくいっても機材トラブルがあったり、逆にテイクを重ねてしまうと「動きがスムーズ過ぎ」ということでNGになってしまったり……(苦笑)。逆に、ハートのオブジェを押すとスマホに文字が入るところは監督の予想に反してすごくうまくいって、ほぼ1回で撮れてしまったり、悲喜こもごもでした。
ちなみに撮影ではCGは一切使わずに、全部アナログでやっています。血と汗と涙の結晶ですので、ぜひ何度もご覧になっていただきたいですね。

―「シングデイズ」はテンポが良く、自然と体が動きそうな楽曲です。

駒形:昼間の、一番太陽の日が射している時間帯をイメージしています。お仕事だけでなく、休みの日に「これからお出かけするぞ!」という時にも聴いて欲しいです。踊るような雰囲気がある曲調ですので、自分もそれに乗じて楽しんで歌えたら、というのがありまして。「寂しい時のピアニッシモと 嬉しいことのフォルテ」という部分は、その通り音楽がピアニッシモとフォルテになったり、遊びもあるんですよね。そこに全力で乗っかっていきました。
作詞された松井洋平さんは、『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』で私が演じている高山紗代子の曲の作詞も担当してくださっているので、うれしい限りです。

曲の歌い方については、技術的な部分は少し苦戦しましたが、紗代子の曲を歌っている感覚に近くて、気持ちの乗せ方を色々と考えなくても自然と出せるものがあり、レコーディングしやすかったです。
ちなみに松井さんはレコーディングにもいらしてくださって「ここのフレーズはもう少しこうしたほうがいい」と、その場でブラッシュアップしていただいたりしました。スタジオに来ていただいたからこそできたのかな、と思いました。

―駒形さん名義での曲のレコーディングですし、松井さんも、ぜひとも立ち会いたいというお気持ちがあったのかもしれませんね。

駒形:そうだとうれしいです。作曲と編曲を担当された鈴木裕明さんも「前々から駒形さんの曲を聴いて『自分も手がけてみたい』と思っていた」とおっしゃってくださいまして。これまで歌ってきて良かったな、と心から思いました。

―「call me today」もまた、駒形さんと縁のある結城アイラさんが作詞されています。

駒形:昼下がりのゆったりとした時間に聴いてもらいたい曲です。今回のアルバムは「アコースティックサウンドの曲をもっと歌いたい」というコンセプトでも制作しておりまして、「call me today」はその最たるナンバーです。

この曲には男女ふたりの登場人物がいるのですが、最初の詞でははふたりが同じ空間にいたんです。そこで私から「女性だけ残してもらっていいですか?」と無理を言わせていただきました。というのも、最初にデモ音源をいただいたとき、私のなかに「別々の場所にいるふたり」というイメージが出来上がってしまっていたからなんです。
電話を通じてつながっているというシチュエーションにしていただいた結果、私のなかでしっくりきました。

―歌う上で意識したことは?

駒形:自分としては曲調と同じく、すごくリラックスした気持ちで歌おうと意識はしましたが、リリイベやライブで歌うことによって、少しずつ考えることが変わっていくような気がしますし、みなさんの前で早く歌ってみたいですね。

―「空の青をみている」や「オレンジ色 今日はなぜか寂しい」というフレーズで、時間が経過する様子が分かります。

駒形:好きな人としゃべっていると、ついつい時間が経っちゃう、ということがよくありますよね。私も小学生のとき、友人と家の固定電話で長電話していて、親によく怒られました。ちょっとベクトルの違うエピソードかもしれませんが(笑)。

―「今日は」は駒形さん作詞、矢野さんとHaTo(原)さんが作曲・編曲を担当した、ファンにとってはたまらないメンツによる楽曲になりました。

駒形:先ほどお話しましたが、リリースイベントにおふたりが来てくださった際に「僕らふたりで曲を作りたいと思っているんです」と教えていただいたのですが、ここにきてついに待望のタッグが生まれました!
私、恥ずかしながらHaToさんのギターのテクニックがここまですごいとは思っておらず、申し訳ない気持ちになってしまって……(苦笑)。
新しい曲を歌うときに毎回キーチェックをするのですが「私のキーにバッチリ合わせてくれてる! 歌いやすい!」とすんなり決まったりして。おふたりだからこそ、ここまでやりやすかったんじゃないかと思います。

詞に関してですが、私は基本的に反省しながら家路に着くことが多いのですが(苦笑)、前はただ深く落ち込んでいただけでした。しかし、年を重ねるにつれてただ闇雲に落ち込むだけじゃなく「少しでもプラスになることを考えられたら自分をほめてあげよう」というポジティブな気持ちになれるようになってきたんです。
「悩んでいる人たちの背中を少しでも押すことができたらいいな」、という思いを持って書きました。

―登場人物の一人称が「僕」というのが気になります。

駒形:これまで何度も作詞の経験をさせていただいてきましたが、もしかしたら初めてかもしれません。
曲の雰囲気に引っ張られて……というのもあったと思うのですが、私(駒形)というよりは、色々な人に当てはまるような曲になって欲しいということで、私から切り離す意味で「僕」を使ったんだろうな、と。作詞当時の私を思い出すと、そんな感じですね。
ちなみに今回「年明けまでの宿題」ということで渡されましたので、年末年始の旅行中、旅館の一室で書いたりしていました(笑)。

―「ばいばい」はアウトロなしで終わるところが印象的です。

駒形:作詞・作曲してくださった渡辺諒さんは、ANTENAというバンドでヴォーカル(ギター・キーボード)を担当されている方なのですが、スタッフさんから「うちのレコード会社に所属するバンドのメンバーから、こんな曲が上がってきたよ」と紹介され、聴いてみたらすごく耳に残る曲でしたので「ぜひ」とお願いさせていただきました。
自分でバンドをやってらっしゃる方の詞には、私にはない景色を感じることができて、そこにすごい魅力を感じました。

―タイトルの「ばいばい」が、ひらがな表記されているところも響くものがあります。

駒形:この曲だけの世界観を感じるようなタイトルですよね。「『a Day』を聴いてくれてありがとう。また明日も会おうね」という大事な役割を担ってくれている楽曲だな、と。
歌詞はちょっと物悲しいですが、明るい雰囲気も感じられて、いままでにないような不思議さを感じさせると言いますか。「ばいばい」ってあまりプラスな言葉ではないと思いますが、それを敢えて持ってきているところもすごいと思いました。

―思えば小さいころ、学校の友人と通学路で別れるときに言っていた「ばいばい」は、「また明日ね」という前向きな意味も込められていますよね。

駒形:確かにそうですね! そこまで考えてつけられたタイトルだとしたらすごいです。

―曲の最後、スッと終わっていくところも印象的でした。

駒形:本当は別のアウトロを考えていたのですが、次にまた聴いてもらうときのため、私の声で締めるのがいいんじゃないか、ということで。全曲聴き終わって、みなさんが「また明日、頭から聴きたい」と思っていただけたらうれしいですね。

―今回もアニメイト・ゲーマーズ・とらのあなの各店舗にて、楽器音がまったくなく、ご自身の声だけが収録された「vocal only ver.」が収められた限定盤が発売されます。

駒形:あのバージョン、すっごく恥ずかしいんです……。以前リリースイベントでファンのみなさんと一緒に聴いたとき以来、聴いてません(笑)。まだまだ慣れないですが、よければぜひ……!

―4月11日(土)にはファンクラブ向けに栃木県へのバスツアーが決定しました。

駒形:実はバスツアーは昔からやりたかったんです。ファンクラブもできたことだし、今回開催させていただくことになりました。バスガイドのようなこともさせていただけるみたいで、ツーショット写真を撮る機会もどうやらあるそうですので、参加者のみなさんは楽しみにしていてください!

―5月31日(日)には新宿ReNYでオールスタンディングの2ndライブ開催も決定しています。

駒形:『Indigo』リリースのときはライブを開催することができなかったので、「満を持して」ということになります。曲数も一気に増えましたし、ボリューミーになる一方で、歌えない曲も出てきてしまうんじゃないかな、という寂しさもあります。そのぶん、今回はアーティスト・駒形友梨として一本立ちしたところを表現したいですね。

―最後に、メッセージをお願いします。

駒形:何度も聴いてもらえるように願いをこめて作らせていただきました。日々の生活の活力に少しでもなればいいな、と思いますので、『a Day』、よろしくお願いします!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【CD概要】

駒形友梨 3rd Mini Album『a Day』
2020年3月4日(水)発売

【通常盤】
品番:TECI-1678
【価格】¥2,500+税

【収録曲】
1. a Day~and the light comes~  作曲・編曲:矢野達也
2. クロワッサン  作詞:駒形友梨/作曲:HaTo/編曲:廣澤優也(HANO)・HaTo
3. On My Way  作詞:Kanata Okajima/作曲:中野領太/編曲:高橋諒[Void_Chords]
4. シングデイズ  作詞:松井洋平/作曲・編曲:鈴木裕明(SUPA LOVE)
5. call me today  作詞:結城アイラ/作曲・編曲:山口ひろや・RYOKO
6. 今日は  作詞:駒形友梨/作曲・編曲:矢野達也・HaTo
7. ばいばい  作詞・作曲:渡辺諒/編曲:SaSA

【限定盤情報】
<アニメイト限定盤>
品番:TEI-122

<ゲーマーズ限定盤>
品番:TEI-123

<とらのあな限定盤>
品番:TEI-124

【価格】定価¥3,520+税

【収録内容】
Mini Album「a Day」+特典CD
【特典CD収録内容】
「a Day」収録の全7曲のinst ver.と「a Day」収録曲の中からvocal only ver.1曲(各限定盤により異なる曲となります)の全8トラック
※収録内容は予告なく変更になる場合がございます。
vocal only ver.⇒アニメイト「On My Way」、ゲーマーズ「今日は」、とらのあな「call me today」

【ライブ概要】
「Komagata Yuri 2nd Live~On My Way~」
2020年5月31日(日)
【東京】新宿ReNY

<Day>open13:00 start14:00
<Night>open17:00 start18:00

●駒形友梨 公式サイト
http://www.teichiku.co.jp/artist/komagata-yuri/

【プレゼント】
駒形さんのサイン色紙を1名にプレゼント!
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