12月19日(東京)の追加公演を含め、21日(大阪)、22日(東京)の3日間行われ、賛美歌、クリスマスソングを始め10月に発売された『ひかりふる』など22曲を、いつもと違ったアレンジで披露。歌の力とKalafinaの特徴でもある美しいーモニーが際立つ楽曲たちに、3回公演で、のべ4000人のファンが酔いしれた。
クリスマスツリーが点灯するステージに、白いロングドレスで登場したWakana、Keiko、Hikaruの3人。クリスマスライブということで、賛美歌からスタート。
通常は、ギター、ベース、バイオリン、ドラム、キーボード、マニュピレーターのバンド編成だが、今回は、ストリングカルテットとピアノとシンプルなものに。
『もろびとこぞりて』を3人が中央で“コの字”に向かい合って冒頭をアカペラで歌うなど、シーズンにふさわしい曲から、スローバラードな曲はもちろん、ロック調の『sprinter』をストリングだけでアレンジするなど、しっとりと聞かせる曲から、いつもの編成に負けない激しく、パワフルな楽曲たちを、Kalafinaのハーモニーが纏めあげていく。
最後はスタンディングオベーションで3人に温かい拍手を送った。
Kalafinaの3人は、初の試みとなったニューアレンジでのストリングスライブを終えて、以下のようにコメントした。
Hikaruは、「グランドピアノとカルテットという弦の四重奏の演奏に乗せて原曲とはまた違った歌い方で、皆さんに曲をお届けできて、新鮮な形で皆さんとまた音楽を楽しめて本当に幸せな3日間でした」
Keikoは、「初めての形っていうのもあるし、一個一個作り上げた感があったライブだったので、3日間を通してどの曲もそれぞれ違った味が出たなと。
年に一度と言わず、イベントとかでもやっていきたいしこれからも続けていきたいです」
Wakanaは、「私たちのプロデューサーである梶浦由記さんのつくる楽曲は弦とかピアノが歌声のように奏でている感じがしていて、その響きを私たち自身も生で聞きながら歌うことができるということは、うれしいことでした。
来てくれた皆様、お客様みなさん原曲を聞いてくれる皆様にとっては、こんなアレンジがあるんだなとか、こういった音楽があるんだと思ってもらえてらすごくうれしいです」
【セットリスト】
M1.荒野の果てに「賛美歌106番」
M2.storia
MC
M3.seventh heaven
M4.neverending
M5.intermezzo
M6.Lacrimosa
MC
M7.Eden
M8.うつくしさ
M9.red moon
MC
M10.もろびとこぞりて
M11.fairytaile
M12君が光に変えていく
M13.満天
MC
M14.Gloria
M15.輝く空の静寂には
MC
M16.屋根の向こうに
M17.snow falling
M18.symphonia
MC
M19.ひかりふる
<アンコール>
M1.sprinter
MC
M2.未来
M3.Have Yourself A Merry Little Christmas