アイドル主演のアクションドラマとして、2001年から映画化・ドラマ化が繰り返されて来た人気シリーズ『時空刑事ヴェッカー』。10年目を迎えた昨年秋には新作舞台「時空刑事ヴェッカーX」がスタートし、好評を博した。
第2弾となる『時空刑事ヴェッカーX・時のエトランゼ』では、前回を越える総勢42名の女優陣が出演。6月9日(土)に行われた記者発表には、畑澤和也監督のほか20名の若手女優陣が顔を揃え、抱負や意気込みを語った。
畑澤監督
「今年は11年目ということで、新たな1年目として、1から新しい作品を作るつもりでやってます。キャストも一新して、より美少女率が上がったんじゃないかな(笑)。Wキャストの子達も違うキャラとして作っていって、42通りの花を咲かせたいですね。
今回は、自分で言うのもなんですが、今までの中で一番面白い作品になっていると思います。アクション、SF、そして女の子同士の……恋愛まではいかないけど(笑)、とにかくたくさんの見どころがありますので、ぜひ楽しみにして下さい!」
フォンチー(生徒会長:麻宮亜里沙役)
「今回は座長を務めさせていただくのですが、変に意気込んだりし過ぎることなく、みなさんが楽しめる舞台を全員で作って行きたいと思います」
斉藤亜美(時空刑事レピス役)
「レピスは華やかなかわいい女の子。自分はそうじゃないので不安なんですけど(苦笑)、がんばってかわいい女の子を演じたいです」
小見川千明(時空刑事プレアード役)
「リーダーで『ヴェッカー』4人のまとめ役なんですけど、彼女もいろいろあり(笑)、それが劇中で物語を深める鍵になっています」
畠山智妃(時空刑事メシエ)
「メシエはすべてにおいて純粋でなんでも全力で立ち向かって行く役。その辺は自分と似てると思うので、精一杯がんばって行きたいな」
西条美咲(悪のヒロイン:アヴァンタドール・コルネーユ役)
「コルネーユは永遠の命を持つ人工生命体。手から糸が出て人を操ることができるというコミカルなタイプの悪役です(笑)。お楽しみに!」
蒼井ちあき(アンドロイド:サポートドロイド・アル役)
「前回とは違い、ヴェッカーたちを温かく見守るような優しいアンドロイドの役。いい意味で見ている皆さんを裏切っていきたいです」
高田あゆみ(ドイツ人少女:アンリエッタ・ボーア役)
「私は今まで3枚目の役が多かったんですが、今回はアインシュタインに恋をするかわいらしい女の子。実年齢の半分ぐらいの役を思いっきり楽しみたいです」
遠藤瑠香(科学部1年生:古川八重役)
「八重ちゃんは秀才で恥ずかしがりやで、今回唯一の眼鏡っ子キャラ。眼鏡をクイッとあげるところを注目してください」
安藤玲奈(科学部1年生:沢渡真琴役)
「真琴は亜里沙のことが大好きで、行き過ぎなところもある女の子。元気でまじめな役なので、一生懸命頑張ります」
宮森セーラ(時空怪盗:クリス役)
「時空怪盗3人組のクリス役です。実年齢の半分以下の役をやっておりますので、そちらも気にしながら見ていてください(笑)」
北山亜莉沙(時空怪盗:マス役)
「マスはおばかでビュアな心を持つ女の子。なので、舞台中はピュアな心を持ち続けながらがんばりたいと思います(笑)」
日野ありす(科学部3年生:芹川葵役)
「葵は縁の下の力持ちのような存在。普段はみんなを支えることはしないけど(笑)、今回は年下の子も多いので、うまくお姉ちゃんになります」
倉持由香(科学部2年生:紫堂涼子役)
「涼子はちょっとかっこいいけどとてもおばかなキャラ。今回舞台初挑戦で緊張してるんですが、うまく演じられるように頑張ります」
山崎怜奈(科学部2年生:田添砂姫役)
「砂姫ちゃんは破天荒で落ち着きのない子なんですけど、そこが愛されるキャラです。相方のイケメン涼子ちゃんとの関係も注目して下さい!」
澤村佳奈(美術教師:野分美幸役)
「先生役というのはちょっと心配だったんですが、美幸は意外にアワアワしてるところがあって、自分と似ているのでちょっと安心しました(笑)」
青木ゆり亜(時空怪盗:メリー役)
「メリーとクリスとマスは3人いつも一緒なんですけど、3人の忠義感とか、がんばってる感じをうまく出せたらいいなと思ってます」
川本捺未(時空怪盗:クリス役)
「メリーとクリスとマスは3人いつも一緒。千秋楽ではメリークリスマスの名前の秘話があるので、お楽しみにしてください」
小花(科学部3年生:芹川葵役)
「葵は自由度が高い子かなと思っているので、締めるところは締めて、自由にできるところは自由にやらさせてもらっています」
荘司里穂(科学部2年生:田添砂姫役)
「砂姫ちゃんはKYでうるさくて普通にいたら迷惑なタイプの子なんですけど、愛されるように頑張っていきたいと思います」
斉藤桃子(オスクリダ・ラプター役)
「オスクリダは3人でコルネーユさまを崇拝してる悪役なんですけど、どういうことかお色気役なので(笑)、頑張りたいです。アクションもかっこよくやりたいですし、そして最期は美しく散りたいと思っています」
また、今回の主要キャストでもある声優の小見川千明さんが、『れポたま!』のために特別インタビューに答えてくれました!
―人気シリーズ『時空警察ヴェッカー』シリーズ出演することになった率直な感想をお願いします。
小見川千明さん(以下、小見川):「私なんかが出ていいのかな」っていうのが最初の印象でしたね。歴史のある作品ですし、カラーとしてもアイドルさんがメインでやってたので、私なんかに務まるのかなっていう思いもあったんですけど、過去の出演者の方に同じ声優さんの名前を拝見して、私も先輩方に負けないようにヴェッカーとして頑張ってみようかなって思いました。
―今は稽古の真っ最中ですよね。
小見川:今まで舞台では最年少の部類で大人の方に甘やかしていただいたんですけど、今回は自分がお姉さんなので、先輩から教えていただいたことを次の子達に伝えることをコンセプトに、不慣れながら年上として振る舞ってます(笑)。
プレアードは、視野が広くて戦闘状況でも冷静に判断ができる人物という印象だったんですけど、稽古を重ねて行くうちに、優柔不断だったりお人好しだったりっていう人間らしい部分がどんどん出て来ていて、演じるのがますます楽しみですね。
―もしヴェッカーのように時空を越えられたら、どんなことをしたいですか?
小見川:すごく本が好きなので、いろんな文豪さん達が実際に生活していたところを見て、その時代の文化を感じたい! 宮沢賢治や三島由紀夫、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介といった文豪さんたちが好きなので、山野上ホテルを張り込みしたり、お茶の水近辺ををうろついたりしたいです(笑)。
―最後に、ファンの皆さんへ一言お願いします。
小見川:アニメだと3枚目だったりドジでワタワタしてる役が多いんですけど、今回は人の上に立ってみんなをまとめるっていう考えられないような役柄をいただけたので(笑)、アニメでは絶対に見られない役柄をぜひ楽しみにしていてください。
舞台自体も、サンジェルマン女学院の生徒達が織りなすドラマと、ヴェッカーたちが織りなすドラマと、オスクリダチームが織りなすドラマとの三位一体となってすごいスケールの大きい作品になっていますよ。6月20日(水)~24日(日)まで、品川でお待ちしてます!
<Text・Photo/河本チーター>
【公演概要】
時空刑事ヴェッカーX・時のエトランゼ
2012年6月20日(水)~24日(日)【東京】品川・六行会ホール
公演時間など、詳しい情報はこちらをチェック!!
●時空刑事ヴェッカーX・時のエトランゼ 公式サイト
http://weckerx.info/